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KADOンゴ、誕生?

ドワンゴとKADOKAWAが経営統合するらしい。
これで旧来からの出版と電子メディアを総合するメガパブリッシャーの誕生である。

まぁKADOンゴって名称にはならないんだけどさ…

もともと、2010年には両社は業務提携していたし、2011年には資本提携もしていた。2013年にはエイベックスからのKADOKAWAによるドワンゴ株取得などで協業を進めてきている。
遅かれ早かれ、ドワンゴとKADOKAWAが経営統合する事は目に見えて明らかな話であったように思う。
当然だが、そのメリットは両社事業の連携によるシナジー効果を期待しての事であり、具体的にはドワンゴのネットプラットフォームとKADOKAWAのコンテンツの融合である。

先日KADOKAWAは、ゲーム会社のフロムソフトウェアを傘下に置いている。
角川ゲームスと合わせ、ゲーム市場で幅を利かせる体制を整えた…と私も思っていたのだが、よくよく考えてみると、コンテンツゲームの角川ゲームス、AIプログラムに定評のあるフロムソフトウェア、そしてネットワークプラットフォーム構築技術のドワンゴ、そして出版・編集力のKADOKAWAが融合した、と考えると、もう何でもできそうな雰囲気になったのではないかと思う。
特にフロムのAI技術とドワンゴのネットワークプラットフォームを組み合わせれば、今までに無かったネット技術やネットサービスを生み出す事も可能なワケで、そこに馴染みやすいコンテンツを融合させる事で、容易に集客できるベースを構築できそうな感じである。
しかも、そうしたサービスの展開に必要な広告も、すべて自社で展開できるわけで、言い方は悪いが、ユーザー層を誘導するのもこれで万全の体制となった感じである。

ニコニコ動画はこれで変わるのか?

正直、私はニコニコ動画が恐ろしいと思う事がたびたびある。
既にテレビというメディアを超えた存在にまで発展している事は言う迄も無い。政治分野にも影響力はあるし、創作分野にも影響力はある。VOCALOIDを広めたのは間違いなくニコニコ動画だし、このニコニコ動画から有名になった人も多数いる。
既に旧来のマスメディアと異なるカタチで世間に浸透し、かつ影響力は年々大きくなっている。
超会議を開けば、税務署が一斉取り締まりをしたくなるような集客力を持ち、ただの物好きの集まりから立派なビジネス構築というスタイルへと変貌を遂げている。
この、モンスタープラットフォームであるニコニコ動画をKADOKAWAが手に入れた、と考えると、これほど恐ろしい事はない。
KADOKAWAの宣伝がニコニコ動画に乗って展開され、感化された視聴者がKADOKAWA印の商品を手にする時代が、もうすぐそこに来ているのである。
それを悪いとは言わないが、私はここでニコニコ動画に対抗する存在が必要なのではないかと思えて仕方が無い。まぁ、すぐ作れるわけでもないのだが、今のままではニコ動はオンリーワンの存在である。
KADOKAWAはそのオンリーワンを手に入れたのだから、これほど強いものはない。
動画配信サービスを展開している他企業は、もっと真剣にニコニコ動画に並ぶか、あるいは追い越すぐらいの道を歩んで欲しい所である。

何はともあれ、メガパブリッシャーがさらに大きくギガパブリッシャーになったぐらいの出来事である。
目指すはテラパブリッシャーといった所だろうが、願わくばユーザーサイドに立ったサービス展開を行ってくれる事を祈る限りである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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