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ミラーレス一眼カメラの躍進

もっと売れていないと思っていたのだが、海外でもミラーレス一眼カメラが売れ始めた、という話をフォトキナ関連の記事で読んだ。

時代はコンパクト?

フォトキナが開催され、各社のカメラやレンズがいろいろと出展され、それぞれの方向性というものが垣間見えたが、一眼レフカメラの雄であるニコンとキヤノンは別としても、他社はというとミラーレス、もしくはコンパクトなカメラへとシフトしているように見えてくる。
これは日本市場というよりも、海外市場でそのような動きが見られ始めた事に起因しているようで、それだけ海外の市場というものが大きいという事を物語っているのではないかと思う。
数年前は、海外ではミラーレスカメラはまるで売れなかったという。
もちろん、そのコンパクトなスタイルは受け入れられたかも知れないが、ミラーレスという新しいものになかなか入り込んでこなかったのかも知れない。
しかし、その動きも今では世界規模で順調なようで、従来大型化が当たり前だったレンズ交換式カメラに帯する人々のサイズリテラシーに変化が現れ始めた。
特にマイクロフォーサーズは35mm換算時に焦点距離が2倍になる事から、望遠レンズが出てくれば望遠シーンに使うカメラの大幅な小型化が可能になる。今回のフォトキナでオリンパスが単焦点300mm(35mm判換算600mm)のPROレンズのモックアップを展示していたが注目度は高かったようだし、PROレンズ第2弾の40-150mm F2.8(35mm判換算80-300mm)もその解像度の高さから注目されていたようである。
つまり、撮像素子が小さいカメラは、自ずと望遠側で有利になるというメリットが、ここ最近のセンサーの高解像度化で実用域を超えはじめ、明るささえ許容できれば“使える”と思う人が増えてきたのかも知れない。
従来、600mmの焦点距離を持つレンズとなると、とんでもない長玉になるわけだが、それがびっくりするぐらい小さくなるのだから、そこに解像度が付いてくる事さえわかれば、需要が動くのは当然の事かもしれない。
規格としてマイクロフォーサーズが良い、という結論には向かっていないが、APS-Cサイズ機やフルサイズでもミラーレスが売れ始めたのは、ミラーレスはカメラ本体の重量やサイズを小さくできるというメリットから来ているのは疑いようがない。
時代は軽量、コンパクトへと進む選択肢が広がったと言い切れるのではないだろうか。

特徴ある個体を

そんなミラーレスという選択肢が広がったカメラ分野の中で生き残るには、カメラメーカーも特徴ある製品を投入するしかない。
さらに今ぐらいになると、一眼レフであるとかミラーレスであるとかの性能的な差はないものとして考えていくしかなく、ミラーレスでも一眼レフ並の性能が求められていく。
そういう時代だから、なのかもしれないが、オリンパスに関してこんな噂が出ている。

「オリンパスが次のm4/3カメラに1/16000秒のメカシャッターを採用?」
マイクロフォーサーズ機に1/16000秒のメカシャッターを搭載した機種を投入するという噂である。さらにこの噂にはもう一つの情報があり、それは1/32000秒の電子シャッターもあるというのである。電子シャッターで1/32000秒というのは、FUJIFILMのX-T1が既に採用しているが、メカシャッターで1/16000秒というのは実に凄いスペックである。
しかも、このメカシャッターを搭載する機種として、OM-D E-M5の後継機への搭載もあり得るかもしれない。

まだ信憑性の高い噂ではないため、これが事実かどうかは分からない。
それにこれだけ高速なメカシャッターであれば、当然ユニットは大型化するわけで、E-M5に搭載できるかどうかは分からない。
またそもそも1/6000秒以上必要か? という疑問も残る。個人的には1/4000秒のシャッター速度でも何ら困る事はない、と思っているだけに、もし1/16000秒のメカシャッターが搭載されたとするならば、オリンパスは何か特殊な用途に使われるカメラを想定している可能性もある。
まぁ…明るいレンズを使い始めれば自ずとシャッター速度を速くして動体を止めた撮影がしたくなるのは事実だが…今度はそれに伴うAF性能を持たせられるかが課題になってくるだろう。

どちらにしても新しい価値を求めてミラーレス一眼も進みつつあるという事である。
需要は供給を求め、そのフィードバックからより満足度の高い供給が生まれる。そして満足度の高い製品からさらに満足度を求める声が生まれ、需要が供給を求め始める。
もう一眼レフだとか、ミラーレスだとか、そういう問題ではなくなる話になるのではないかと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    カメラの分野に世代交代が起きてる気がします。
    今後はミラーレスが伸びるんじゃないかって根拠のない予感はあったものの、数字に表れてくると世代交代が始まったか?って気になります。
    銀塩フィルムのカメラがデジカメに移り変わって結構な時間が経ったので、最早フィルムでの撮影はプロや昔からカメラを趣味にしている人位しかしない時代に。
    変わりにデジカメが普及し、更にペンタプリズムやミラーのないミラーレスが出始め…と、時代の流れで変わってきているんじゃないかと。
    まだ問題はあるけど、素子やEVFの高性能化が進んだら、よりミラーレスへの移行が進むかも…?

    性能云々より、より簡単で使い勝手が良く、軽くて小型なミラーレスは若い世代に人気が有るだろうし。
    コンデジ使ってた人が移行する先としては、携帯かミラーレスって選択肢が多い気がします。

    なんにせよ、盛り上がって欲しいですね、ミラーレス!

    • アバター画像 武上 より:

      ミラーレスの登場によって、カメラというものの考え方とか見方が大きく変わると思います。
      おそらく、それに現時点でもっとも近いのがSonyなんじゃないかな、と思います。
      レンズスタイルカメラなんて、まさにその一つではないかと思います。

      あらゆるものが電子化されているのが今の時代ですが、カメラはもともと光学のものなので、一部、そうした昔と同じ路線を貫くものも残るでしょう。
      問題は…主力がどちらか? という事です。

      どっちにしても、ミラーレスはどの方向にしてもまだまだ進化すると思います。

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