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信長の野望 創造PK

何をとち狂ったか、久々に信長の野望シリーズに手を出してしまった。

買ったのはPS4版

信長の野望シリーズは随分と歴史のある国産シミュレーションゲームである。
第一作目は日本でも本州、しかも中央部の大名同士の国盗りゲームで織田家しかプレイヤーは選択できなかったが、その後全国版が発売され、織田家以外の大名でもプレイできるようになった。
しかし、第3作目である「戦国群雄伝」で大きく進化し、配下武将が登場しただけでなく、歴史イベントという強制イベントも導入された。戦国群雄伝は野戦だけでなく攻城戦が加わり、鉄砲や鉄甲船による戦術面での劇的変化もあり、面白さは格段に上がった作品でもある。
第4作「武将風雲録」では、文化という要素が取り入れられ茶器が登場するなど、その後の作品はウォーシミュレーションとは違った側面が拡充していく事になる。
今回私が購入したのは「創造」というサブタイトル作品だが、これはシリーズ第14作目にあたるが、最近の作品は既に戦術シミュレーションという体裁ではなく、完全に戦略シミュレーションに変化してしまっている。実際の戦国時代に則した形に進化していけば、おのずとこのような形へと変化していったてしても不思議ではない。

元々PCソフトとして発売されていた信長の野望シリーズは、昨今ではコンシューマ機中心のソフトへと変貌しているようだ。
それは操作体系を見ていればよく分かる。従来はマウスオペレーションに特化した作りになっているが、最近の作品はマウスだけで操作しようとするとポインタの移動も多く、またクリックする場所も異常に多くなっていて、大変操作しづらい。これはコンシューマ機のコントローラーを意識した作りになっている為であり、マウスのようなポインティング操作が必要な部分はアナログスティックの操作でポインタを操作する事でクリアしている。
私が今回PS4版を購入したのは、この操作体系の簡易さを求めた結果である。ま、PS4だとその解像度含めて既にPC版とビジュアル的差異が全くない為、あえてPC版を選ぶ意味もないと考えたのもある。

道を制す者

ハッキリ言って…戦国群雄伝や武将風雲録をプレイしていた感覚で楽しめると思ったら大間違いである。前述したように、戦術系から戦略系に変わっている為、考え方からして明らかに異なるゲームになっている。
第13作目の天道の頃もそうだったが、本作は城と城、町と町を結ぶ道をベースにしたシミュレーションゲームで、この道を軍隊が進軍する事で合戦が行われる。よって、同盟国の援軍が進軍中に敵と遭遇するようなことが起きると、本来の合戦場所に援軍が到着しない…なんて事も発生する。つまり、進軍ルートで合戦が変わってしまう事も多々あり、それらが複数の勢力が絡めば絡むほど変化に富む。
また、合戦が始まってしまえば、リアルタイムに進行する。もちろん途中で止める事もできるため、じっくり考える事はできるが、ターン制ではない為、行動は攻守同時に行われる。
ヘックスの上をユニットが移動する、というものとは違う為、見た目は非常に綺麗だが簡易的な戦闘システムという感じがする。また、各部隊が特化した部隊という事ではなく、武将のスキルや持たせた武装によって変化のある戦いができるようになっている。戦闘という側面でみれば、簡易的でありつつも、昔のシステムの方がわかりやすいという人には、違和感は多少あるかもしれない。

内政・外交

多分、創造というタイトルのもっとも重要かつ基本的要素は、内政と外交にある。
特に外交は城を押さえていく上で絶対に必要な要素であり、足りない戦力を補う為の同盟は外交の基本になる。
また、内政によって軍事拠点である城や砦を拡張させ、守りつつも領地を拡大するという基本方針は、このゲームの中核的な行動だろうと思う(というかストラテジー系では当たり前)。
その内政活動を支える上で、配下武将の数や質はとても重要であり、そこで人材の重要性が出てくる。この辺りは従来の信長シリーズと変わらない部分であり、取っつきやすい部分かもしれない。
少しやってみて思ったのは、操作に慣れは必要なものの、随分と初心者に対して優しいシステムになったな、という事。かなり複雑な事が出来るにも拘わらず、それらを支援する仕組みも用意されていて、実にわかりやすい。
チュートリアルで学べる事を基本として進めていくだけでも、内政と外交に関しては十二分な結果を得られると思われる。
どちらかと言えば、軍事方面の方が、操作を単純化しているワリに選択肢が多く、プレイが難しいと感じるかもしれない。少なくとも私はそんな感じである。ま、これも慣れだろうとは思う。

まだはじめたばかりだが…

ちょっとやってみて思ったのは、プレイそのものは実に簡単であるという事。
多少慣れは必要なものの、初心者にも取っつきやすい作りになっている辺りは、コンシューマ機をベースにここ最近開発しているというだけの事はあると思う。
歴史モノの関心が昨今高いため、あらゆる人がプレイしても困らないようなシステムとインターフェースを考えたのだろうな、と随所に感じる。
ただ、私のように普段PC版をプレイしている人からすると、違和感がないわけではない。
特にポインティングデバイスとして使用するアナログスティックの存在をすぐに忘れてしまうのである。だからマップ上から何かを選ぶ時も「あれ? 選べない?」とか、間の抜けた事をやらかしたりする。こういうのも、慣れてしまえばそんな事もないのだろう。

まだやり始めで自分のプレイ感を高めている段階なので、明確なシナリオのプレイには至っていないが、あえて弱小勢力を選んで歴史をひっくり返したりするのも面白いかも知れない。
また、歴史的イベントで大々的な選択によって歴史を大きく変える事もできる。
シナリオの中に「関ヶ原の戦い」があるのだが、史実では小早川秀秋が東軍に寝返ったことで歴史は大きく東軍に傾いた。もしこれが西軍のままだったら…という事が、このゲームで実現可能だったりする。
もう少し慣れた段階で、そういうifをプレイして楽しむのも良いかも知れない。

気に入らない事

ゲーム本編に関しては今の所不満はあまりない。というか不満を感じるレベルでやり込めていないのだが、その本編とは違う部分、つまり製品構成の一つとしての特典部分で気に入らない事がある。
私が今回購入したのは「創造 with パワーアップキット」になるのだが、この作品の前には「創造」が発売されている。この「創造」が発売されたとき、ダウンロードコンテンツの特典などが複数社から登場したのだが、今回の「創造 with パワーアップキット」ではその特典が利用できない。「創造」からプレイしていて「パワーアップキット」だけを後から組み込んだ人は、最初に取り込んだダウンロードコンテンツは利用できるのだが、「創造 with パワーアップキット」からはじめた場合では「創造」のダウンロードコンテンツをデータ内に組み込む事ができない。
非常に魅力的な武将データ等が用意されていて、ぜひとも使いたい、という特典なのだが、後から加わった「創造 with パワーアップキット」からはじめた人は一切それが使えないのである。
せめて有料でもいいので、このダウンロードコンテンツを用意してくれれば良いのだが、今の所そういった予定もなく、「創造 with パワーアップキット」からはじめた人は諦めるしかないのが実情だったりする。
雑誌社とのタイアップ企画も含まれているため、また新たに用意する事が難しいのかも知れないが、作品の魅力を損なっている事は間違いないと思う。
「創造 with パワーアップキット」が「創造」をより良くしたタイトルなだけに残念でならない。
コーエーテクモさんには、追加コンテンツで何とかこれらダウンロードコンテンツを復活させて戴きたい。というか、既に出来上がっているデータの組み込みなだけだから、難しくはないとは思うのだが。

まだはじめたばかりで、さわり部分しかプレイできていないのだが、見た目には随分とわかりやすい作りにはなっている。演出的にもダイナミックになっている為、歴史モノに興味はあるけど、なかなか手が出ないな、という人にはぜひとも体験して欲しいタイトルである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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