CINDERELLA GIRLS

元々はソーシャルゲームだったものが遂にアニメ化に。

今までは避けてきたが…

昨日…時間的には本日だが、THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLSのアニメ放送が始まった。正直言えば、THE IDOLM@STERという冠が付いていなければ見ていない番組である。
しかし、THE IDOLM@STERと名が付いている以上、ちょっと観てみるか、という気持ちを起こさせる。私にとってアイマスとはそういう魔力に満ちている。
本家THE IDOLM@STERと違い、元々がソーシャルゲームから始まった事もあって、シンデレラガールズは私が手を出さない分野であった。だからゲームには一切手を出していないし出てくるキャラクターも全く知らないという状況からの出発だが、それでもアニメにはゲームに登場する全てのキャラクターが登場するわけではないだろうから、導入はゲームより簡単だろう、と思っていた。
実際、アニメはほぼ2キャラという状態で始まり、今回はラストで3人目が名乗りを上げただけで終わった。
ハッキリ言って、このキャラクターを見た瞬間に「こいつが主役か」と思わせるだけの春香系キャラである島村卯月。元気というタグが随所に付いているキャラだけに、コイツをおいて他の誰が主役なのか？ と思わせるものである。
見た瞬間「コイツが主役を喰うキャラか…」と感じたのが渋谷凜。たしか人気投票で一位だったような気がする。
とまぁ、やはり知らないといいつつも、アイマスに関わっていたらどこかで見た顔というキャラクターからの登場である。
王道的な構成と言えば構成である。

作りはイマドキ

この表現が正しいとは言わない。
ただ、第一話の作り方がアイマス然としている印象はある。本家アイマスのアニメは、第一話がプロダクションに所属するアイドルの紹介から始まっていたが、今回のシンデレラガールズはそのアイドルを勧誘する所から始まるという、身も蓋もないところからの始まりである。
そういう意味では私のようなシンデレラガールズを知らない人にはやさしい作りである。一気に見やすさがアップしたというか、敷居が低いというか。
キャラクターデザインは…正直本家アイマスよりイマドキのような気もする。要するに…埋もれやすい感じに見えなくもない。しかし、キャラ立てはアイマスそのもの。そのアタリで他のアイドルアニメと大きな差が付けられているように思う。
全体の作画も実に良く出来ていて(第一話だから…かもしれないが)、見応えのある作品なのが好印象。続きが見たいな、と純粋に思った。

ただ…コイツだけは…

しかし、どうしても「なぜこうなった？」という部分がある。
それは…プロデューサーの存在である。
この顔にして無口、無愛想、冷静沈着である。
こんなのがカワイイ女の子の隣にいたら、変質者と言われても誰も疑わない(爆)
本家アイマスの赤羽P…もといプロデューサーは、結局名前はプロデューサーのままだったが、声優赤羽氏の立ち位置もあってか、ファンにはかなり好評だった。
もともとゲームでのプロデューサーはユーザーそれぞれであり、アニメに際してプロデューサーにキャラの個性を与えるのが難しいと考えられていた。しかし本家アイマスのアニメではその難しいプロデューサーを赤羽氏が見事演じ、批判を受ける事もなく展開していった。
しかし、シンデレラガールズのプロデューサーは…まぁ、無口なキャラクター設定を与えたのかも知れないが、違和感ありまくりである。
今後、このプロデューサーがどんな立ち位置で物語が推移していくのか、ある意味楽しみでもあり、不安でもある。
まぁ…悪人ズラのプロデューサーがどのように成長していくのか？ というのを見ていくのも面白いかもしれない。

さて…BDはどうしようか？

こうなると…放送後に発売されるであろうBDの購入をどうするか考えてしまう。
アイマスだから迷う事などない、というのが前提にあるのだが、どうにも決断するには時間がかかりそうである。
もう数話だけ観て、それで内容がイケると思えば購入に踏み切っても良いかもしれない。作画は本家アイマスと同等を維持できるのか？ 作中に作り手のキャラクター愛が見て取れるなら、買いかもしれない。
アイカツやらラブライブやら、最近は似たような作品が多いが、本家はやはりアイマスであり、私はその流れがやっぱり王道だと思っている。
本作はその王道からの外伝のような存在。今後どのように流れていくかを今しばらく観ていきたい。

ちなみに…本家の劇場版に登場した新キャラもソーシャルゲーム系キャラだったが、実に絶妙な扱いだった。本作もそうした作りになる事を祈りたい。