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USBノイズフィルター

毎年、12月と7月には音響系雑誌付録で盛り上がるのだが、今回はスルーしてた。

USBオーディオの天敵はノイズ

私が毎年12月に購入していた月刊ステレオ1月号。
例年はLUXMANとの共同企画によるアンプやUSB DACなどを付録としてきた雑誌だが、今年はアンプなどの付録ではなく、USBノイズフィルターだった。
マニア向けハードウェア画像はコチラから拝借。
このような理由から…というだけではないのだが、今回、私は雑誌購入をスルーした。ノイズフィルターがいらないから…ではなく、そもそもノイズフィルターを必要とする機材を使わなくなったから、である。
今年の付録がUSBノイズフィルターだったのは、何となく理由がわかる気がする。
実は、2年前の月刊ステレオ1月号、つまり2013年1月号だが、その付録がLUXMAN共同企画のUSB DACだったのだが、コイツがUSBバスパワー動作のDACで、音質があまりよくなかったのである。ハイレゾではない、とかそういう理由ではなく、PCからのノイズなどが混入していたりして音そのものがあまりよくなかったのだ。
その翌年はアンプの第2世代目が付録となり、USB DACの第2世代目が今年2015年1月号に付録となるのかな、と漠然と考えていたのだが、そうではなく、USBノイズフィルターが付録となったのである。
つまり、今年のUSBノイズフィルターは、どう考えても以前のUSB DACに接続して使用する事を想定したものではないか? と考えられるワケだ。
だが、私はこのLUXMAN共同企画のUSB DACを既に使うことをやめていて、おそらく今後使う事はない、と考えていた為、今回はスルーしてしまおうと考えたワケである。

時代はハイレゾ?

正直、私自身はまだその環境にない為、あまり急いでもいないのだが、オーディオ業界は既にハイレゾの時代に入ったと言っても過言ではない。
まだコンテンツが揃わないという問題はあるにせよ、機材メーカーの目は明らかにハイレゾに向かっている。ハイレゾ、つまりハイレゾリューション(高い分解能)と言うとおり、音の分解能が今まで以上に高く、高音質である音源を扱う事が今後のトレンドである以上、機材メーカーがそちらに目を向けるのは当たり前である。
既に行き着いてしまっているCD音源を超える為には、まずソースとなる音源自体が高い分解能で作られている必要があるワケで、ちょうと音源がアナログからデジタルに変わる、つまりカセットテープからCDへと切り替わった時のような大がかりな変化を起こす必要を、機材メーカーがユーザーに提示し始めたと言える。
その中にあって、月刊ステレオの付録はそうした時代に則していないのは明白である。今回のUSBノイズフィルターを必要とする2年前のUSB DACもハイレゾ対応というわけではない。
そもそも付録という低価格でハイレゾなんて無理…と思うかもしれないが、同じ雑誌のDigiFiはハイレゾへと向かっているワケで、デジタルの道を進もうと思えばハイレゾという方向性は避けられない。
但し、月刊ステレオが目指す方向がデジタルの先にないのであれば、アナログ的な方向から高音質化を狙うのはアリだと言える。
以前、このBlogでも書いたが、デジタル部分が高音質化したからといって、人間の耳に確実に高音質化した音が届くかと言えばそれはNoだ。D/A変換部分がシッカリしていないと高音質化は無理だし、またアナログ部分もシッカリしていないと折角高音質化した音源を活かしきれない事になる。
DigiFiはデジタルの方向から、月刊ステレオはアナログの方向から、と棲み分けるのであれば、各々が明確な方針の下に進むことができる、と私は思うのだが…。
果たして実際はどうなるのかはわからない。

USBノイズフィルターが欲しいなら…

今回の月刊ステレオ2015年1月号の付録であるUSBノイズフィルターは、あくまでも普通のノイズフィルターである為、何もLUXMAN共同企画のUSB DAC専用というわけではない。
だから他社製のUSB DACに使用する事もできるわけで、そういう意味で高音質化を狙いたい人には汎用的に使える付録ではないかと考える。
実際、ネットなどでその効果をレビューしたりしている記事を見てみると…セルフパワーのDACでは効果は薄いものの、バスパワーのDACでは効果が出ているケースが多いようだ。またPCというファンが多数搭載されている機器からは、モーターからのノイズなども出てくる為、より効果が出るのかも知れない。
いろんな用途が考えられるだろうが、USBノイズを気にする人には使える付録かもしれない。

今更ながら2wayスピーカー

今までの月刊ステレオ付録で気になると言えば、2014年8月号に付録として付いてきた2wayスピーカーである。フォステクスの2wayスピーカーユニットが付録となり、別冊でエンクロージャーキットが発売され、フォステクスからも専用のエンクロージャーが発売された。
8cmのウーファーでは低音が弱い、なんて感想を持つ人もいるようだが、この価格の中でよく抑えたな、と思わざるを得ない付録であった。
今回、月刊ステレオの編集部である音楽之友社が、オンラインショップの展開をはじめたのだが、そのオンラインショップにエンクロージャキットとチャンネンルデバイダー、スピーカーユニットがセットになった限定版が発売となった。
エンクロージャキットは、なんとバックロードホーン型であり、非力と評された8cmウーファーであっても、エンクロージャー内で低音が増幅され響く事が期待できる。
この商品はちょっと欲しいかも…と今更ながら思ったりしている。
というか、バックロードホーン型のエンクロージャの良さを今実感しているのである。この音の良さをぜひ他の人にも知ってもらいたい…と思うワケである。
音というのは突き詰めればどれだけ予算をかけても飽きる事のない世界であり、普通の人には実に敷居の高い趣味となるのだが、こうした付録でいろいろ遊べてしまえると、予算をあまりかけずに楽しめる。今回のスピーカーキットはまさにそんな感じの製品だと思った。

とまぁ、最終的にはUSBノイズフィルターとは全く違う話に進んでしまったわけだが、こうした音響系付録を活用しつつ、いろいろ楽しむというのも中々にして面白い。
デジタル系とアナログ系で全く異なるアプローチにはなるが、良い音にするためには最終的にアナログ部分の高品質化は避けられない。USBノイズフィルターにしても、結局はノイズというアナログ的な問題を解決する為に用意されるものである。
そういう意味では、今回の付録も大変意味のあるものなのかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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