Monthly Archive: 6月 2015

アプローチの異なるGPU

AMDから遂にFijiコアのGPUが発売された。

何が従来と異なるのか?

こうした事に興味のある人は、すでに自分で調べきってしまっているとは思うが、AMDから発売された最新GPUは、今までのGPUとはアプローチが異なっている。
簡単にそのあたりを説明すると、GPUコアそのものに違いがあるわけではなく、違うのはGPUがアクセスするメモリに大きな違いがある。
コアそのものは、GCN(Graphics Core Next)アーキテクチャを採用し、28nmプロセスで製造されている事を考えると、ホントに従来と違いがない。アプローチは良いのだがその性能は?最大の違いというのは、VRAMにGDDR5メモリではなくHBM(High Bandwidth Memory)を採用したことであり、そのHBMも従来のビデオカードのようにGPUから離れた所に配置されているのではなく“Fijiコアの真上に覆い被さるように4層で組み込まれている”という違いがある。
つまり、同じコアパッケージにメモリも含めて収められている、という事であり、それらを含めたFijiコアパッケージは、従来のGPUよりも遙かに大きなものとなっている。
搭載されたHBMは、4層各層で1GB、各1,024bit、合計4,096bitのメモリインターフェイスとなっている。GeForce GTX980で256bitのメモリインターフェースである事を考えると、とんでもない帯域を持つメモリと言えるが、動作クロックがGDDR5に比べて遅い為、メモリ帯域幅そのものは512GB/secになる。まぁ、それでも従来よりずっと速いワケだが。

それでその性能は?

最近のGPUの性能が伸び悩んでいるのはメモリ帯域幅に原因がある。
そう言われ続けた結果、このFijiコアが登場したとも言えるのだが、それではその性能は実際問題どれぐらいになるのだろうか?

impress PC Watch
初のHBM搭載ビデオカード「Radeon R9 Fury X」を試す

上記にそのレビューが掲載されている。
結論から言うと…思った程スゴイ事になっていない、という事である。
これならばNVIDIAも大慌てになる事はないな、と正直私は思ってしまった。
たしかにアプローチとしては新しいし、考え方としても悪くはないと思う。メモリ速度が足りないならコアに直結させてしまえ、という考え方は実にシンプルでわかりやすい。
しかし、問題はそうする事で搭載できるメモリ量にコスト的問題がのし掛かってくる、という事である。
もしFijiコアのようなHBMで8GB以上を搭載したなら、それこそ価格はとんでもない価格になってしまっていただろう。
そう考えると、NVIDIAのMaxwellコアはとんでもなくワットパフォーマンスに優れたコアだと改めて思い知らさせる。
正直、FijiコアのRadeon R9 Fury Xが登場する事でNVIDIAが慌て始め、価格を下げてくるのではないか? と淡い期待をしていたのだが、そんな価格操作はまず起きる事はないと言えそうだ。

うーん、GeForce GTX980クラスの性能がもっと手軽に手が出せる価格帯になってくれればなぁ…。

B-CASカード

最近めっきり見かけなくなったなぁ。

改竄問題からその後

2012年、地デジの普及と共に広がりを魅せていたB-CASカードのデータ改竄問題が表面化し、一部のデータ改造を行った悪質な人たちに捜査の手が伸びるという事があった。
この事件の中から、そもそもB-CASカードそのものが必要なのか? という話も浮上したりもした。そもそもカードの形でアクセスできるデバイスである事が“データ改竄”が出来るようになるのだから、そのようなデバイスそのものを排除してしまえばよい、というもっともな話も出たのである。
しかし、この問題が浮上してから3年、今ではそもそもそんな問題があったか? とその事そのものを忘れている人もいるかもしれない状況なのではないかと思う。そして当のB-CASカードは未だ健在であり、未だに発行サレ続けているというのが今の状態である。
中身のデータに関してはアクセスできないようなプロテクト等の対策はあったのかもしれないが、ハードウェアとしては何も変化がない。
そんな事では再び改竄問題が起きるのではないか? と思うワケだが、実は表面化していないが、その後もデータ改竄問題は続いているのである。

発行枚数は減少

そんな問題が未だ解決していない状況の中、B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズが、2014年度の業績を発表した。
その発表によるとB-CASカードの発行枚数は1,445万1,000枚で、前年度比94%、計画比91%に減少した、との事。
減少している原因として、地上デジタル対応テレビが大凡普及してしまった、という事と、テレビそのものが昔ほど“必須”という家電ではなくなった、という理由があるかもしれない。
それでも、2014年度の発行枚数を含めたB-CASカード全体の累計発行枚数は2億2,532万5,000枚になり、日本の人口を遙かに上回る枚数が発行されている。
テレビはエンターテインメントの中心から外れてしまった、と言う人がいるが、このB-CASカードの発行枚数を見る限りでは、まだまだその地位は揺るぎないもののように見える。

私自身、このB-CASカードの存在そのものが必要なのか? と未だに考えている所があり、そもそもハードウェアとしてテレビメーカーが内部に組み込めば良いだけの事ではないかと思うのだが、未だカードの体裁を残している事で未だ改竄問題と無縁でいられない状況が続いている。
全く以てムダな事をしているな…と思うのだが、これをなくす事で「何かしら困る人」が出てくるのかも知れない。と言うわけで、おそらく今後もB-CASカードは発行され続けるだろうと思う。
しかし…これが4KテレビになったらB-CASはどうなるんだろうか?
もし4KテレビになりB-CASカードがなくなったとしても、それに変わる何か別のものが必要になるのだろう。こうした利権は変化する事はあっても、存在そのものがなくなる事はないのだろうから。

動きモノを撮るのは難しい

わかりきった事ではあったが、やはりそうだった。

動きモノを撮るのは難しい

昨日、土曜出勤だったのだが、お昼休みの時に会社近くで撮影を敢行した。
敢行…というぐらいの言葉の強さを出したのは、天気があまり良くなかった、という事と時間があまりなかったという事に起因する。
その際、Tumblrにも掲載したが、蜂が花の蜜を集める為に飛んでいたため、その蜂の撮影にチャレンジした。
会社に持って行った機材はE-M1ではなく、先日2ndカメラとして用意したE-PM2とLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.のみ。
単焦点だから被写体まての距離は全て自分が動いて調整するしかない。
しかも天気はピーカンというわけではなく、若干の曇り空と風の状況で、飛んでいる蜂を追うというのは、実に至難の業である。
しかもE-PM2はコントラストAFのみであるため、本来は動きモノにあまり強くない。昔から比べれば強くなった、と言われるコントラストAFだが、依然として像面位相差AFを高級機が取り入れているのは、どうしてもそちらの方が動きに強いからと言える。
そんな機材と天候の中、果敢に何とか挑戦して撮影した一枚が、先日Tumblerに掲載したもの。
もちろん、その一枚だけでなく、他にも何枚もチャレンジしたため、今回は別のショットを公開する。真ん中ちょい上に蜂全景で見るとこんな感じ(画像クリックで全体等倍)。
真ん中のチョイ上あたりに蜂がいる。これは4608×3456ドットの画像をそのまま縮小したものである。こうしてみると、特別ピントが外れているような感じではない為、良く撮れている、と言えるかも知れない。

等倍で見ればよく分かる

しかし、大きく撮ったものを縮小すれば、大体の写真はピントが合っているように見えるのである。動きモノが苦手というE-PM2でもこれぐらいは撮れるぞ、という言い方もできるのだが、実際は写真を等倍にしてみればよく分かる。若干ピントが甘いと言わざるを得ないこれが等倍の写真をその部分だけトリミングしたものである。
自分では「コレでも頑張ったんだよ…」と言いたいのだが、実際はこんなものである。
若干、蜂からはピントが外れている、と言わざるを得ないだろう。
もしこれがE-M1なら、もう少しマシな画になったかもしれないが、動きものはやはり撮るのが難しいのである。

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またしても新キャラ投入

FF14が蒼天のイシュガルドになって初の土曜日。

毎度の新キャラ投入

私のFF14のプレイはとにかく遅い。
未だ、最初に作ったヒューランのキャラクターですら、メインクエストは帝国を妥当した直後くらいであり、未だクリスタルタワーにすら行けていない状態である。
しかし、作ったキャラクターは既に5キャラにまで増えており、1サーバあたりの作成人数の限界である8キャラの半分を超えている。
作成しているのが5キャラなのは、ヒューラン、ミコッテ、ララフェル、エレゼン、ルガティンと、それぞれの種族で1キャラずつ作成しているからだが、民族で言えばこの倍の数になる。
さすがら民族別で1キャラずつ作っても追い切れない為、1種族1キャラというルールの下にキャラクターを作成しているのだが、今回の蒼天のイシュガルドでも新種族が一つ来たため、早速1キャラ投入する事にした。新種族アウラを早速投入新種族はアウラという、鱗を持つ種族で、レン族とゼラ族の2つの民族が存在する。
私が作成したのはレン族のアウラ・レンで、白い鱗と爬虫類系の尻尾を持っている。そんなナリのアウラだが、ドラゴン族とは無関係らしい。
今回、始めて赤い眼のキャラクターを作ってみた。当初は青緑系の瞳で作っていたのだが、赤目にしてみたら意外にもマッチしたため、このカラーリングにした。
ちなみにオッドアイ(ヘテロクロミア オブ アイリスと同義語)も考えたが、ゲーム画面をよく見てみると解るがキャラクターがオッドアイだと結構違和感がある場合が多いため、私が作成するキャラクターにオッドアイはいない。
ただ、最近は髪にメッシュは入れるようにしている。多いのは金髪×青緑のメッシュで、結構自分では気にっている。

再び巴術士スタート

龍族のイメージがどうしても外せなかったという事と、アウラは東方からの種族であるため、出身国はどうしてもリムサ・ロミンサにしたかった。
リムサロミンサでのスタートとなると、選べるクラスは斧術士と巴術士になるため、斧ではないな、という判断から巴術士でのスタートとなった。
…ヒューランの時と同じになってしまったが、ヒューランの時はLv17くらいですぐに槍術士へと切り替えたため、今回は巴術士中心に進めていくだろうと思う。
…まぁ、途中でアディッショナルスキルのために幻術士と呪術士に切り替える事になるとは思うが。

久々にLv1からキャラクターを育てると、勝手がある程度分かっている事もあって、サクサク進んで行く。ムダからないからだが、DirectX11で最初からのプレイという事もあって、新鮮にプレイできている。
もちろん、私がある程度知っているからサクサク進む、というだけではなく、ゲーム自体も前よりはずっと熟れているというのも進みが良い理由かもしれない。
これなら蒼天のイシュガルドからFF14をプレイする人も、私が辿った時よりは進めやすいのではないかと思う。

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Windows10 Ready?

来月29日に、いよいよWindows10がWindows7/8.1ユーザーに対して配付される。

アップグレードすべきか?

私が使用するメインPCはWindows7の環境で稼働している。
この形でもう数年稼働しているのだが、昨年11月15日にSSDを128GBのものから256GBのものに換装した際、実は心の中でWindows8.1へとアップグレードすべきかどうか悩んだ事もあった。
とりあえずその時は環境を全く変えずに、ハードウェアで旧SSDから新SSDへデータを移行して、何も変更もなく現在の環境を維持したワケだが、要するにOSを変えるという事の重さを知っているからこそ、そうした環境維持を選んだワケである。
だから、今回のWindows10の状況もそこには迷いがある。
現時点ではWindows7および8.1の正規ユーザーは無償でWindows10へのアップグレードパスが用意されている。おそらく対象ユーザーのほとんどの人のデスクトップには、そのアップグレードパスの証が表示されている筈である。右下にはWindowsのアイコンが…私のデスクトップの一部を切り出したものだが、ちゃんと表示されている。
…どんな壁紙なんだ? と気になる人もいるだろうが、そこは気にしないように(爆)
このWindowsアイコンがWindows10への無償アップグレードを行うキーになるワケだが、ココから無償アップグレードの契約をする事で、7月29日に配付される事になる。
だが、前述したようにコレによって環境が大きく変わる可能性があり、私は未だこのアップグレードパスを使うかどうするかで悩んでいる。

アプリケーションは大丈夫なのか?

Windows10そのものがWindows8.1よりも使いやすいだろう事は安易に想像が付く。
私もVAIO Duo 13でWindows8.1を使っている身だから、あの使い勝手の悪さはよく分かっている。
だが、Windows8.1は恐ろしいほど起動も速い。メリットがあるのは十分解っているが、それでも使いにくい事に違いはない。
それがWindows10になると使いやすくなる。そうなれば、やはりWindows10へとアップグレードしたくなるワケだが、問題はWindows7で使用していたアプリケーションが無事にWindows10環境で問題なく動作するのか? という事だ。
いろいろなサイトでそうした互換性などの話もみる事はできるが、ビジネスアプリケーション系の話ばかりで、ゲームがどうなるのか? などの話はあまり見ない。
FF14はWindows10でのテストを行っているという話はどこかのサイトで見たが、古いゲームなどでは対応できない可能性もある。
そう考えると、おいそれとWindows10環境への移行はできないワケで、そのアタリが実に悩ましい。

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結局G4Uを選んでしまった…

先々月もそうだったが、CINDERELLAGIRLSのBDにおいてG4Uを選んだ。

これがお布施というものか?

毎回買う時に悩むのだが、今回もTHE IDOLM@STER CINDERELLAGIRLSのBDを買うにあたり、G4Uパックを購入してしまった。
正直に言えば、未だvol.1のグラビア for youも未開封だし、おそらく今回のものも未開封のままになるだろうと思う。
開けないし見ないし使わないなら、なぜG4Uパックを購入するのか?
これはもう宗教と同じで、入れ込んでしまったならコレしかない、という心境なのかもしれない。実は…これ以外に特典も付いているのだと言うわけで、今回も特盛BDが届いたワケである。
ちなみに購入したのはANIPLEX+なので、このパッケージ以外にも複製原画なんかも付いてきている。
…まぁ、気がつけばこんなにハマってる自分もどうかと思うが、前述した通り、これはもう宗教と同じようなものなのでどうしようも無いのである。

今回は3~5話

さて、今回のVol.2の最大の見所は…もちろん人によって異なるだろうが、私からすると何と言っても第3話が収録されているという事である。
第3話は、主役級ヒロイン3名の初ステージである。バックダンサーという役どころだが、つい先日までド素人だった3人がいきなりのステージという、普通じゃそんな事ないだろ的な話。
キャラクターとして面白いのは、普段はぐいぐい前に進んでいく未央が本番前は全くダメになってしまうのに、逆に普段はあまり前に出てこない凜が本番前に他2人の背中を押すというアタリ。現実にもそういう違いがあるように、キャラクターの“らしさ”が上手く引き出されているように思う。
まぁ…こんなことを私が言ってはいけないのかもしれないが、そもそもこうした作品のキャラクターというのは「記号付け」でしかないので、ある意味お約束と言ってしまえば其れ迄の話である。

第4話は中休み的な話…と私は見ているが、キャラクターの個性付けの為には必要な回とも言える。
オリジナルのTHE IDOLM@STERでは、第1話が各キャラクター紹介を兼ねるような構成を取っていたが、CINDERELLAGIRLSは主役級ヒロイン3名をピックアップする所から始まっている為、ちょぅど第4話がTHE IDOLM@STERの第1話のような立ち位置になるのではないかと思っている。話の内容としては実に平凡ではあるが、必要不可欠な回ではないかと思う。
問題は第5話である。正直、この第5話で株を上げたキャラクターと下げたキャラクターが出てきているように思える。
この辺り、シナリオを構成する人達の人事采配の妙とも言えるが、これもある意味第4話を補完する為の話とみるべきなのか…。
まぁ、どちらかというとプロデューサーの未熟さとアイドル達の未熟さが織りなす帰結点…という感じに受け取ればよいのかもしれない。
全般的に、オリジナルのTHE IDOLM@STERとは雰囲気も設定も何もかもが異なる故に、とても同じシリーズの作品とは思えない流れである。

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蒼天のDirectX11

蒼天のイシュガルドが正式サービス開始となった。

サービスインでも私は変わらず

FF14の初の拡張ディスクである「蒼天のイシュガルド」が昨日正式にサービス開始となった。
メインクエストの中にある特定クエストをクリアしていないと、イシュガルドへは旅立つ事が出来ない為、私はまだイシュガルドに行く事が出来ない為、私自身はサービスインしようがしまいが変わらないプレイが続くわけだが、今回の拡張ディスク導入に伴って大きな変化が一つ起きている。
それがDirectX11による描画が可能になった、という事。
これによって、よりリッチなグラフィックが展開され、しかもビデオカードの負荷は以前よりも軽くなるのだから、DirectX11対応ビデオカードを持っている人は導入した方が良いと言える。
もっとも、その導入となったDirectX11対応は、今回はWindows版に限られ、PS4版への導入はまだ相当先になると言われている。PS4版でプレイしている人はもう少し待つ必要がある。もっとも、PS4版はもともとグラフィックにテコ入れされた状態でサービスが開始されているため、DirectX9準拠といっても色合いや光源処理などはWindows版より綺麗だと言われていた。なのでそう悲観したものではない。実際、待っていればDirectX11対応が行われるのだから、待てばいいだけの事である。

DirectX11対応への道

今回、私はWindows版として新生エオルゼアと蒼天のイシュガルドがセットになったパッケージを購入した。このパッケージでは、新生エオルゼアと蒼天のイシュガルドを分割して導入する事は出来ないため、結果的にこのパッケージでインストールしようとすると以前のプログラムをアンインストールするように言われる。
で、アンインストールした後に再インストールすると、レジストレーションコードを要求される為、今回のパッケージで私は“新生エオルゼア”分のコードを二重登録する事になってしまった。もちろん、二重登録しても何か得な事があるわけでもなく、結果として私は以前のレジストレーションコードを廃棄した、という扱いになる。なので数日前のBlog記事で「新しいアカウントで登録するか?」なんて事を書いたが、それは不可能な話である。
レジストレーションコードを登録した後、サーバからパッチデータなどのアッブデートが入り、数十分待つ事になるのだが、その後準備が出来た後の画面を見ると、DirectX9の文字が入った状態の画面が出てきた。DirectX9のまま…再インストールしただけではDirectX11対応にならないのだなぁ、と思い、ゲームを始めた後の設定を一通り見てみたのだが、どこにもDirectX11への対応を可能とする設定が見つからない。
はて、一体どうやってDirectX11に対応させればいいんだろうか?

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ラベルプリンターを購入

仕事場に何故か私物が増え続けている今日この頃…。

ラベルプリンター

最近、仕事で文書を沢山扱う事が増えてきた。
いや…そもそもISO 13485とかそういうマネジメントシステムの立上げとか管理を業務としているのだから、文書を沢山扱うのは当たり前の事なのだが、それらをファイリングする際、いつも困っていたのがラベル作りである。
いや、普通にファイルのラベルだけなら問題はない。
一番の問題は、タグである。文書を仕切りを入れて分ける際、見出しとしてタグを入れるのだが、今までは前時代的に全て手書きのタグを付けていたのである。
ところが、品質マニュアルと手順書だけで約50種弱、それに紐付いた様式(フォーマット)が160種弱の全てに手書きのタグを付けるとなると、かなり骨が折れる作業となる。
そして極めつけは、それらのタグを付けた文書ファイルを3箇所ある事業所分作らなければならないワケで、それを一人で黙々と作っているヒマがあれば良いのだが、当然そんなヒマなどなく、それでも文書は用意しなければならないという二律背反を満たす必要があるという事である。
流石に不可能を可能にしろ、と言われても困るワケで、止むを得ず、自前でラベルプリンターを購入する事にした。
いろいろ探した結果、キングジムのテプラとか選択肢がいろいろある中で、私が最終的に選んだのがbrotherのQL-720NWというラベルプリンターである。これ、自前なんだぜ…このラベルプリンター、23mm×23mmのシールが付いたロール紙が扱えるため、それをタグとして利用する事としたのである。

無線LAN対応の熱転写式

このQL-720NWの最大のポイントは、ラベルプリンターといっても熱転写式だという事である。
他社製品のラベルプリンターの場合、ほとんどがインクリボン方式のものであり、カートリッジにインクリボンとラベル用紙が内蔵されているタイプのものである。
しかし、このQL-720NWは、そもそもが熱転写式であり、ロール紙側が感熱紙になっている。だからインクそのものが不要であり、ロール紙そのもののランニングコストが極端に低いのである。
また、ロール紙もいろいろなサイズがあり、PCで扱うソフトウェアで自由にフォントを配置して印字できるし、サイズだけでなくロール紙そのものの質も選べたりして、結構汎用性に富むのも魅力である。

そして極めつけは、QL-720NWは無線LAN対応だという事。
初回接続時はUSB接続が推奨されるが、設定さえしてしまえば無線LANで接続でき、配置する場所を選ばない。
ちなみに私は自分の席の後ろ側、他の人の袖机の一部を拝借して仮配置した。
無線LANだから、電源さえとれればまた別の場所に配置する事も可能である。

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Acruから届いた

先日注文していたハンドストラップが届いた。

パッケージも良い感じ

Acruで注文していた、革製のハンドストラップが本日届いた。
予想していたよりも大きな箱に入れられて届いたため、当初は驚いたが、おそらくこれが店で使う定型の大きさなのかも知れない。
それ故、箱の割にものすごく軽くて面食らうわけだが、開けてみると実に面白い入れ方だった。

Ulyssesでは、ストラップが箱に入れられていた。
まぁ、価格がそれなりにする商品だから、普通はそんな感じだろうなと思うわけだが、Acruはちょっと違っていた。布製巾着に入って届いた箱ではなく、布製(多分)の巾着に入れられていたのである。
その巾着袋がエアーパッキンに包まれて入っていて、Acruの紹介が書かれた紙が別紙で入っていて、他に送付状としてINVOICEが封筒に入れられていた。
この別紙には修理などの事も書かれている為、革製品を大切に使うというコンセプトが見えて好感が持てる。

思っていたよりも…

巾着袋を開けて、ハンドストラップを出す。
思った以上に堅いというイメージ。まぁ、革製品なのでそれなりの堅さがあるのは当たり前だが、新しいから堅いのか、それとももともと堅いのか、使う側としてはこの堅さは意外であった。
実際取り付けてみると、その堅さがより際立つ。良い感じに見えるが、ちょっと堅い取り付けた感じは良いのだが、手に持って使うとやっぱり堅い。できればこの堅さは使っている内に馴染んできて柔らかくなるといいな…と思う部分ではあるが、こればっかりは今の時点ではわからない。
それと…思っていたよりも短かった、というのもちょっと気になる部分。
多分、手首が細い女性が使う分には良いのかも知れないが、ハンドストラップを手首に巻いた状態でカメラを持とうとすると、僅かに長さが足りない感じがする。持ち方を変えてやっと持てる…という感じなので、全体的には短いというイメージである。

モノが良いだけに、その部分がちょっと残念でならない。

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スピーカーを戻した

自作スピーカーからウッドコーンスピーカーに再び入れ替えた。

10mmの戦い

PC周りの環境変更の際、従来使っていたスピーカーから、雑誌付録のスキャンスピーク製8cmフルレンジスピーカー(スキャンスピークは8cmと言っているが、実際ユニット幅は5cm)へと変えざるを得なくなったのは今から半年ほど前。
その時にもBlogに書いたが、Justsystem製のデスクトップシェルフを導入した際にPCラックの幅を計算した所、僅かながら従来使っていたウッドコーンスピーカー“WD-30”が入らないという状態になり、自作のスピーカーの投入となった。
自作スピーカーは1本の横幅が71mmしかないため、横長のデスクトップシェルフを入れてもシステム的にムリなく置けたのである。
それまで使っていたWD-30は、1本の横幅が120mmあるため、1本あたりの違いだけでも49mmもあり、これが2本分となると98mm、約10cmにもなる。
当初は計算上ではなんとかWD-30が入ると予測していたのだが、実測すると10mm前後の差で入らない…という状況だったため、セッティングした当時はWD-30を諦めたのだが、やはりウッドコーンの音を聴きたいという自らの欲望に従い、再セッティングを検討する事にした。
誤差は10mm前後である。
この10mm前後を何とかできれば、ウッドコーンが設置できるわけである。

はみ出てもイイジャナイカ

ま、実際にはスピーカーを入れ替えるだけなので、そう大した設置変更をしなければならないわけではない。
実作業としては自作スピーカーからスピーカーコードをハズし、WD-30に差し替えるだけ。あとはWD-30をPCラック内に納めるだけである。
計算上では10mm近い誤差があるのだが、それはPCラックの内幅をベースに計算した結果であり、その上に乗っている機材を少しズラしてPCラックからはみ出るようにセットすれば入るはずなのである。
ところが、機材にはボリュームのツマミやらスイッチやらがあるため、それを奥まった所に配置するならズラす事もできようが、実際には実用する際にあまり奥まった所に機材を置いても使い勝手が悪い。
このバランスがとても重要…と私が勝手に決め込んでいるのだが、この際、多少ズレても仕方が無い、として、なんとかWD-30を押し込んでみた。反対側もホントにギリギリの配置になっている…何だ、置けるじゃないか(爆)
実際には、Dr.DAC2のボリュームのツマミがPCラックの格子に触れるか触れないかの所にあるのだが、普段ボリュームはDr.DAC2上ではコントロールしないため、これでヨシとした。
反対側もラックの格子ギリギリの所にウッドコーンのスピーカーサランネットがあり、これ以上は左へズラす事はできない所まで追い込んでいる。
このPCラック自体は、使い始めて既に数十年という年季の入ったもので、私がかつてPowerMac9500を使用していたときから使っているものである(ホントに昔の話だなw)。なので、ホントはこのPCラックを使わないという選択肢もあったのだが、自分の部屋の構成はこのPCラックを中心にしているため、イキナリこのラックを使わないという選択をすると、部屋全体のモノの置き方を変えないといけなくなるため、実際には壊れるまで使い続ける事になるだろう。
ま、とにかくWD-30は何とか置く事ができた。問題はスピーカーの向きを一切変えられないという事だが、広い部屋でもないのでスピーカーの向きで音が変わる事はあまりないと考えている。とりあえず、これでどのように聞こえるか? がポイントである。

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アーリーアクセス

FF14の蒼天のイシュガルドにおいてアーリーアクセスが開始した。

私は対象じゃない?

私はWindows版とPS4版のFF14を所有していて、それを同じアカウントに紐付けてプレイしている。
今回の蒼天のイシュガルドにおいて、私はWindows版はオリジナルの新生エオルゼア版と蒼天のイシュガルドが一緒になったパッケージを4月に予約注文した。
なぜ一緒になったパッケージを購入したのかというと、私は元々FF14の一番最初のパッケージしか所有しておらず、新生エオルゼアになってからはパッケージを買っていない為、例えば新規にPCを入れ替えた…なんて時には、そのインストールが結構大変だったりするのである。
なので、新生エオルゼアの元々のプログラムを手元に置いておきたくて、今回は蒼天のイシュガルドと一緒になったセットを購入したワケだが、どうもその対応が私の想定していた方向と異なるような対応になってしまった感がある。
というのは、もともと蒼天のイシュガルドの予約版には“アーリーアクセス権”という、先行プレイ可能な権利が付いてくるのだが、この新生エオルゼアと一緒になったパッケージには、このアーリーアクセス権があるのかないのかがハッキリしないのである。
いや、多分アーリーアクセス権がないのかもしれない。
何故なら、今以て私が予約したAmazon.co.jpより、アーリーアクセス権のアクセスコードが記載されたメールが届かないからである。

アーリーアクセス対象者

もともと、アーリーアクセスの対象者というのはある意味限定されていて、対象者になる為には3つの条件が必要になる。

  1. 蒼天のイシュガルドを予約している事。
  2. 新生エオルゼアのアカウントが有効になっていてプレイしている事。
  3. イシュガルドに向かう為の特定のクエストをクリアしている事。

これらがその条件になる。
実は私は2番の条件しか満たしていないが、ポイントとなるのは私はイシュガルド編をプレイしたい為にアーリーアクセスを行使したいという事ではない、という事である。
私が気にしているのは、この1番の条件で、この1番の条件は新生エオルゼアと蒼天のイシュガルドがセットになったパッケージ(以下混合パッケージと略)がこの1番の条件に含まれているのかどうか? という事である。
3番の条件を満たすためには、ある程度ゲームを進めておく必要があるという事であり、新生エオルゼアのプログラムをコレから入手しようという人はそもそも3番の条件を満たせない事になる。
そうなると、混合パッケージを予約した人は、そもそもアーリーアクセス権を付属させても意味がない、と判断していても不思議ではない。
だが、私の様に既にプレイを始めている人が予約する可能性もあるわけで、そういう人を最初から対象者から外してしまうというのは、正直フェアな感じがしない。
いや、実際対象者から外されているのかどうかもハッキリしない。公式に「こうだ」という発表がないからである。

では何故今回私はアーリーアクセスに拘るのか?
先程「イシュガルド編をプレイしたい為にアーリーアクセスを行使したいという事ではない」と言ったが、私がアーリーアクセスに拘る理由はDirectX11対応クライアントをいち早く利用したい、というだけの事である。

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10cmフルレンジスピーカー

Stereo 2015年8月号に10cmフルレンジスピーカーユニットが付録として付いてくる。

Stereo誌史上最大の付録

私が現在使用しているスピーカーは、Stereo誌の付録で付いてきたスキャンスピーク製5cmフルレンジスピーカーユニットを利用した自作スピーカーである。
ユニット自体は小さいが、エンクロージャーがバックロードホーン構造となっていて、大きさに似合わぬ低音が出たりする。
このエンクロージャーも音楽之友社から同時発売されたものをそのまま利用しているが、Stereo誌と別冊を購入すれば、自作できるだけの一通りのパーツが手に入る、というワケである。
そして今年、そのStereoの付録史上最大の付録が登場した。
なんと、10cmというサイズのフルレンジスピーカーユニットが付いてくるのである。
ユニットはフォステクス製の「P1000-K」をベースとした特別製の「P1000」で、オリジナルからは素材や磁気回路などを変更しているという。
ユニットスペックとしては、インピーダンスは8Ω、最低共振周波数90Hz、再生周波数帯域f0~16kHz、出力音圧レベル88dB/w(1m)となっている。実効振動半径は4cmで、重量は303g。背面に付くマグネット重量は103gと全体の1/3ほどを占める。
バッフル穴寸法は94mm径で、一応標準エンクロージャー方式としてバスレフとなっているが、自作スピーカーの面白いところは、この標準エンクロージャー方式に従わず、好きな構造を選ぶことができるところにある。

バックロードホーン

今回のStereo誌の付録と同時発売される別冊に付属するエンクロージャーは、やはりバックロードホーン構造のもの。
私が自作した時は、このバックロードホーン構造のものと、バスレフ構造のものを選べるようになっていたが、どうも今年はバックロードホーン構造のものしか存在しないようである。10cmフルレンジスピーカーただ、私の時のバックロードホーン構造と今回の構造は異なっていて、今回のものはスピーカーユニットのすぐ後ろから下側へ抜けるような構造になっている。これはこれで計算された構造なのだろうが「スピーカーは箱で鳴らす」という言葉を実感できる構造と言えるかも知れない。
使用している木材はMDF材で、バックロードホーンを形作る板は9mm厚。側板は5.5mmと、ちょっと物足りなさを感じるかもしれないが、実際に組み立てれば気になるような事はないだろう。この辺りは私が自作した時と変わらないスペックである。

このスピーカーユニットとエンクロージャーを使うと、なかなか味のあるスピーカーが完成するのだが、問題はその価格。
Stereo 2015年8月号が3,990円、別冊が4,860円と両方合わせると8,850円と結構な金額になってしまう。まぁ、それでも普通にスピーカーを買うよりはずっと安いのだが、音が鳴れば何でもイイ…という人からすると、高いスピーカーに見えるかもしれない。
だが、自作すれば解るのだが、ホントにちょっとした事で音が変わるのである。
そうした音を楽しむという方向で考えるようになると、こうしたスピーカーのホントの意味が見える様になる…と私は思う。
そういう「音を楽しむ」という方向に興味のある人は、こうした付録スピーカーは素材としてもってこいのものと言える。
エンクロージャーを自作できる人なら、スピーカーユニットだけでもいいわけだから、楽しみ方は人それぞれである。
興味のある人はぜひ自作してみてもらいたい。

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