Monthly Archive: 6月 2016

迫力あるPCゲームを

モニタを一台追加して、デュアルモニタ化したら、いろいろと変わった。

とにかく広い!

メインPCのモニターを3,440×1,440ドットのU3415Wと1,920×1,200ドットのMDT242WG-SBの2枚構成にした事で、事実上の横解像度は合計5,360ドットとなり、デスクトップが狭いという感覚が一切なくなった。
配置としては、確かにU3415WとMDT242WG-SBは若干離れているため、画面が繋がっているわけではないからズバリ5,360ドットを一直線に活用…という事ではないのだが、それでもU3415Wの3,440×1,440ドットを全面使えるようになった事は私の環境を大きく変える事になった。
特に大きく変わったのはPCゲームで、今まで2,560×1,200ドット程度のウィンドウで表示していた所を、一気に3,440×1,440ドットという広さに拡張できるようになった事で、ゲーム内情報をより沢山表示できたり、或いは感じ取れる迫力が大幅に向上した。
もっとも、私はフルスクリーンでのゲームプレイは余り好きではないので、全てウィンドウ表示させている。
だからフルで3,440×1,440ドット表示という事にはならない。ウィンドウ枠の大きさを考えれば、実際はそれよりも小さくなるワケで、その枠がどれぐらいの表示数なのかをちゃんと数えて3,440×1,440ドット内に収めている。
私のWindows10環境では、ウィンドウ枠は上のタイトルバーが31ドット、左右の枠が各1ドット、下が1ドットとなっているため、ウィンドウだけで上下32ドット、左右2ドットを差し引くことになる。
但し、Windows10は一番下にタスクバーがあるため、実際のゲーム画面はさらに狭くなる。
スクリーンショットを撮ってドット数を数えたところ、タスクバーは縦幅40ドットだった。
つまり、ゲーム画面として使用できるサイズは、これら枠表示分を差し引いて横3,438ドット、縦1,368ドットという事になる。
FF14は、画面サイズをカスタマイズできるため、このサイズを指定する事で、ウィンドウ表示でU3415W全面にゲーム画面を表示する事ができるようになった。
World of Warship(以下WoWと略)は、細かいカスタマイズができないのだが、大体3,438×1,368ドットに近いサイズの選択肢が表示されるため、それに合わせる事でほぼ問題なく全画面プレイが可能である。横に広いというのは良いものだ…これがU3415Wで表示できるウィンドウモードでのWoWのメイン画面である(画像クリックでオリジナル解像度画像を表示)。若干下にスキマが見えるが、これはWoW側の解像度設定の限界点という事である。
大凡21:9という比率で各々のゲームを表示させると、実に横に視界が広がり、ゲームの臨場感はかなり高くなる。
FF14で極蛮神討滅戦などをやると、あまりに広すぎてフィールドの隅々まで見渡す事ができ、実にプレイが楽になった。
WoWにしても、視界が横に広がることで、敵艦や魚雷をプレイヤーである私が補足できる範囲が拡大、随分とやりやすくなったと言える。

GeForce GTX 970

ただ、流石に3,440×1,440ドットのモニタと1,920×1,200ドットのモニタを表示させつつ、かつ3,440×1,440ドットの画面をほぼ全てゲームに使うと、ビデオ性能が苦しくなるのは当然なのだが、意外とGeForce GTX 970でも問題なく60fpsくらいのフレームレートは出ている感じであった。
実際の話をすると、FF14はゲームそのものが30fpsでコントロールされていて、それを画面として60fpsで表示しているのだが、概ね60fpsに近いフレームレートが出ている感じであった。
WoWは実はゲームの裏コンフィグ…というと変な感じだが、設定値が書かれているxmlファイルにMAX75fpsと記載されている。つまり、通常であればどんなに高性能なビデオカードを搭載していても75fps以上になる事はないのだが、このxmlファイルを編集する事で、120fps等にする事ができる。
私はとりあえず90fpsを上限にしているのだが、3,438×1,368ドットで表示していても60fps~70fpsくらいで表示できているため、滑らかさという面で突っかかったりするような表示になったりはしない。
ちなみにどちらのタイトルでも設定はほぼ最高の表示品質にしているため、見た目に妥協をしているわけではない。
そうであっても、必要十分な表示でプレイできているのは、さすがはGeForce GTX 970といったところではないかと思う。
まぁ…もっと余裕があればいいなとも思うのだが、そう考えれば考えるほど、GeForce GTX 1080とか1070が欲しくなるわけだが、現時点であっても、極端に困るという事はないのが有り難い話である。

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セカンドモニター設置

2日前、モニターアームを使ってデュアルモニター化を検討するとしていたが…。

結局原点に戻る

我が家に余っているMDT242WG-SBをそのままにしておく事がもったいないというのもあるが、やはりどうしてもこのモニタを使いたいという事を考えていたら、一番忘れてはいけない事を思い出した。
モニターはそもそも台の上に載せて使うもの…こういう基本的な事を忘れていて、モニターアームを使う事ばかり考えていたのだが、よくよく考えれば台を用意してその上にモニターを置いてデュアル化すれば別に大がかりに予算を掛けずとも実現できる事に気がついた。
…何ともバカげた話である。
で、結局PCの床置きをやめて、そのPCにラックを用意、その天板の上にモニターを置くという事でMDT242WG-SBを活用する方法で事を進める事にした。
用意したラックは、4本のパイプで棚を追加する自作タイプのもの。その後の利便性を考えて足下はキャスターとした。
その下段の棚板にPCを置き、中段棚板に外付けHDDなどを配置、その上の天板の上にMDT242WG-SBを置いた。ちょっと暗いけど2面のモニターの境目を激写2面のモニターの境目を撮影してみた。ちょうど私が座っている位置からの視点で、左のモニタがU3415W、右のモニタがMDT242WG-SBである。
写真は…かなり暗い事になってるが、これはワザとそうしている。
ちなみにMDT242WG-SB上でGIRLS und PANZER劇場版のムービーが表示されているのは偶然である(爆)

モニタ配置は解決したが…

ホントはもっと両モニタを隣り合わせにするのが理想なのだが、MDT242WG-SBが思いの外モニタ厚が厚いため、メインPCラックの柱が邪魔して前後に段差が生まれてしまう。
元々、U3415Wは私の前面のかなり広い範囲を占めるため、それならばとMDT242WG-SBを思いっきり角度を付けて配置、私が右を振り向いたときにほぼ真正面に来る配置とした。
まぁ…要するに画面同士の繋がりはほぼ無視した配置にした、という事である。
結局は私がメインモニタ以外の所に情報を表示しておきたいというのが元々の目的なワケだから、私が振り向いた先にそれが表示されていれば問題がないのである。
あまり普通の使い方とは言えないが、それでも2面を活用できるという意味では便利になったと感じている。
しかし、実はそれ以上に困った事があったのである。
それは…色合いが全く異なるという事である。

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2.5インチHDDでも十分?

ずっと前に私が予測していた事が今ようやく…。

2.5インチで4GB

Seagateから2.5インチHDDで容量4GBというストレージが遂に発売となった。
もちろん2.5インチサイズで4GBというのは初めての話。但し、厚みは一般的な7mm厚や9.5mm厚ではなく、15mm厚というちょっと分厚いサイズで、ノートPCにはおそらくほぼ入る事はないと思うが、それでも最近流行の小型PCケースなどの2.5インチベイには入れられるだろうから、小型PCの需要には十分応えられるだけの製品と言える。
ただ、まだ出始めということもあって現在は税込23,980円と価格は高め。それでも小型PCで1スピンドルしか搭載できないとなれば、他に選択肢はない。
性能としては、インターフェースが6Gbps SATA、キャッシュは128MB、回転数は5,400rpm、最高連続転送速度は130MB/sと3.5インチHDDに引けを取らない。
消費電力はリード時1.9W、ライト時2.1W、アイドル時0.85Wと、このあたりは流石2.5インチHDDである。これが9.5mm厚ならば…

3.5インチHDDはなくならない?

私は、2.5インチHDDが普及すると、次第に3.5インチHDDがなくなってくるのではないかと考えていた。
もちろん今もそうなっていくんじゃないかと思っているのだが、思いの外3.5インチHDDが普及している事で、当分は無くなる事はないだろう。
だが、私はそれでも主力ストレージは2.5インチへとシフトしていくのではないかと今も思っている。
ストレージは次第にSSDが広がりを見せ、今ではHDDとほぼ同等のデータ保持安全性と言われるようになってきた。そのSSDのサイズはほぼ2.5インチドライブのサイズ以下である。
HDDは今でも安価に大容量化できる技術である事から、2.5インチというサイズでSSDとHDDが混在していくようになり、今後のPCの省電力化に貢献していくように思っている。

今現在、PCというハードウェアはある意味行きつくところまで行きついたものになってきた。それでもなくなるということは多分ない。それは人がコンピュータを扱っていく上で、残念ながらいまだにタブレットよりも効率よく扱えるデバイスだからである。
ただ、デスクトップであってもより小型に、より省電力に向かって生き残るだろう、と私は思っている。
その中で唯一変わらないものがあるとすると、人とコンピュータの接点になるインターフェース、例えばキーボードに関しては大きく変化していかないと思う。それこそ人の思考を読み取って入力できるようになるまでは、この部分は変わらないだろう。

話は戻るが、今回発売された2.5インチ4GBのHDDの厚みが、ますは9.5mm厚になることが次なる目標になるだろう。そうすれば、ノートPCにも大容量の時代がやってくる。
そのためにもHDDメーカーにはまだまだ頑張ってもらいたいところである。

3,840×1,440の謎

まぁ、今でもそんなのがないワケではないが、コイツはちょっと違う。

ウルトラワイド液晶モニタ型PC

COMPUTEX TAIPEIで、中国メーカー“Loop International”が3,840×1,440ドットの湾曲液晶パネルと一体化したPC「LP-3400」を展示した。
要するに、ウルトラワイド液晶モニタの中にPCの機能をすべて積み込んだという一体型PCなワケだが、イマドキ一体型PCなど珍しいわけではない。Macの世界ではiMacが随分と昔から発売している。
ただ、この「LP-3400」にはiMacとは異なる、一つの特徴がある。それは実にWindows的なもので、ビデオカードの載せ替えが可能なのである。
今話題のGeForce GTX 1080すらも搭載可能というから、背面のPC部分の冷却等については、それなりの通気性を確保する事が出来ている製品という事なのだろう。3,840×1,440? 3,440×1,440の間違いじゃないのか?液晶パネルはSamsung製との事だが、詳しいスペックは解っていない。ただ解っているのは見る角度であまり色の変化がなかったとの事だから、おそらくIPS液晶ではないか? という事である。
メーカーの中国Loop Internationalは、この製品の日本販売をもくろんでいるようで、既にサードウェーブとマウスコンピュータには販売の話を持ちかけているという。
ひょっとしたら、そう遠くない内にGALLERIAブランドかG-TuneブランドでこのPCが登場するかも知れない。

気になる解像度

私が、この「LP-3400」という製品で気になるのは、PC部分のスペックとかそういう部分ではない。
タダひたすら気になるのが液晶の解像度である。
従来、34型ウルトラワイド液晶モニタの解像度は、ほぼ全ての製品が3,440×1,440ドットであった。
ところが、この「LP-3400」を紹介しているCOMPUTEX TAIPEI記事の全てが3,840×1,440ドットと紹介しているのである。
横に400ドット広いパネルという事は、従来のパネルとは異なるサイズであり、3,840ともなればそれは所謂4Kモニタの横解像度と同じという事である。
ただ、この「LP-3400」の液晶パネルは、34型だと説明している事から、もし4Kと同じ横解像度を持ったパネルなら34型4K湾曲パネルを縦幅25%切り取ったものを新たに製造した、という事になる。
正直、考えにくいスペックなのだが、本当に3,840×1,440ドットなのだろうか?

画像を見る限り、湾曲する角度は私がもつDellのU3415Wよりもちょっとキツイ感じがしないでもない。だが、縦横の比率を見る限りそんなに違いがあるようには見えないのである。
発表スペックに間違いがあって、本当は3,440×1,440ドットなのではないだろうか?
それとも本当に3,840×1,440ドットなのだろうか?
実際に製品が発売されればその謎も解けるのだが、少なくともネットで検索してみたところ、他に3,840×1,440ドットという液晶は存在していない。
つまり、現時点では3,840×1,440ドットという液晶パネルを採用しているのはこの「LP-3400」のみという事になる。

果たして、この解像度は本当に実在するのだろうか?
個人的にはそこまでするなら4Kにしろよ、と言いたい所である。

モニターアームでデュアル化

元々マルチモニタがイヤで3,440×1,440のモニタにしたのにね…。

情報用モニタが欲しい

私はマルチモニタがイヤだった。
いや、本音を言うと今でもイヤである。その結果、私は本来ならマルチモニタで価格を抑えられるところを、あえて3,440×1,440ドットのウルトラワイドモニタを購入し、1.8倍の横幅解像度を手に入れた。
だが…21:9という横長環境を折角手に入れたのに、未だゲーム画面はその枠いっぱいにして表示させておらず、ちょっとした情報を表示させるためにあえで何割かの面積を情報スペースとして確保している。
つまり、横幅3,440ドットもあるのに、ゲーム画面としては横幅2,560ドット程度に抑えているのである。もちろん2,560ドットでも以前の1,920ドットから比べれば640ドットも広くなっているのだが、折角の解像度を生かし切れていない感じがするのである。
最近特にそう感じる事が多くなり、どうにかして情報を表示する画面を追加するとか工夫ができないかな、と考える事が多くなった。
以前、余っている三菱のMDT242WG-SBの24.1モニタを使えないか? とBlogで取り上げた事があったが、まさにその用途を何とかしたいという欲求が持ち上がってきたのである。

WUXGAモニタの問題

MDT242WG-SBは解像度としては1,920×1,200と通常のフルHDよりも広い解像度を持つ。
但し、このモニタはバックライトが冷陰極管を使っているため、重量が本体だけで7kg超ある。
また今メインで使っているウルトラワイドモニタは横幅が80cm超あるため、PCラック上にこれ以上のモニタを置くことは不可能であり、もしMDT242WG-SBを何かしらに利用しようとすれば、PCラック外にモニタを配置する事になる。
だが、残念ながら環境的にMDT242WG-SBを置くという事が出来ない状態であり、PCラックに置けない、他にも置けないとなると利用する方法がない事になってしまう。
そこで考えたのが、モニターアームによってPCラックから横に飛び出させて配置する、という方法である。
だが、この方法にも勿論問題もある。
それは前述したようにMDT242WG-SBは、その重量が本体だけで7kg超あり、少なくともその重量を支えられるだけのモニターアームでないとPCラック横に飛び出して配置するという事ができない。
古いモニタを使うという事の難しさが、こういった所にあるのである。

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AMDの逆襲が始まるか?

…ま、無理だろうな(爆)

8コア16スレッドのZen

AMDが最も輝いていた頃というのは、多分Athlon 64あたりが全盛期の頃ではないかと思う。もう既にかなり前の時期となってしまったが、それはIntelの圧倒的資金力の前に屈してしまった感がどうしても拭えない。
まぁ…当時のIntelは、Centrinoの宣伝でいろいろな優遇策を展開し、他社を圧倒していたという事もあって、ある意味フェアな戦いをしていた、とは言えない状況だったかもしれないわけで、個人的にあの時のIntelはあまり好きではなかった。
ただ、結果としてIntelは一強体制に入り、その後のAMDはIntelに張り合う事が難しい状況となり、しかも要のハイエンドコアの性能が伸びないという二重苦状態に入った。
もっとも、AMDはそういう状況の中にあっても、サーバ向け市場に展開したり、ARM系コアに向かったりと、Intelとは違った方向に進み、企業としてはそれなりの結果を出していたとは思うが、何より大きかったのは、PS4とXbox OneのコアがAMDベースのコアを採用した事ではないかと思う。
ま、最終的にAMDという企業が未だIntelに抵抗できるだけの企業でいてくれるのは実に有り難い話である。
そのAMDが遂にIntelに再び噛みつく時がやってきた…と私は思いたい(爆)
遂に、ZenコアのサンプルをCOMPUTEX TAIPEI 2016で公開したのである。
ZenはExcavatorの後継となる次世代CPUで、40%以上のIPC(シングルスレッド性能)向上を実現し、8コア16スレッドで動作するAM4プラットフォームコアである。
展開としてはまずデスクトップ向けに展開、その後サーバやAPUへ展開していくという。
既にサンプル出荷が始まっていて、今年の第3四半期中に投入できるという話だから、早ければ今年の冬、もしくは来年の新春にはAM4プラットフォームで自作PCとして組める可能性もある。
AMDはIntelと違い、自作PC派に商品展開を絶対にするだろうから、そのアタリは私としては安心している。

LGAじゃない?

今回、COMPUTEX TAIPEI 2016で公開されたZenのサンプルコアは、残念ながら裏側を見ることができなかったようだ。
Intelでは既にマザーボード側に接続ピン(接続というよりは接触だが)があるLGAパッケージのCPUが普通だが、AMDは未だCPU側にピンがあるPGAタイプを採用している。どうも今回のZenのサンプルコアも、ピンが見え隠れしていたようで、LGAパッケージではないものと見られている。
まぁ…こればっかりはもう少し情報が出てこないと分からない所もあるため、正しい情報が出るまで待つしかない。個人的にはもうLGAパッケージにしても良いと思う。
Zenが最終的にどこまでの性能を持っているのかはコレから解っていく事だが、かつてのAthlon全盛期の頃のように、Intelコアに肉薄する性能を見せつけてくれる事を期待したい。…難しいだろうけど(-_-;)

他にもAMDは次世代GPUであるRadeon RX 480を公開している。
こちらは199ドルでVRが可能で、DirectX12のアプリケーション下であればCrossFire駆動させる事で500ドル以下でGeForce GTX 1080より高いパフォーマンスを得られる…としている。
ホントかどうかは別として、とにかくIntelやNVIDIAに噛みつくAMDが戻ってきたのは嬉しい限りである。
ま、大きな期待をせずに、正式な製品が発表される事を待ちたいと思う。ガッカリするのはもうこりごりである(爆)

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