Monthly Archive: 12月 2016

単体12TBの領域

私がパソコンに出会った時には考えられない世界。

2TBの壁は過去の話

OSが32bit版の頃、搭載できるメモリは4GBまで、HDDは2TBまで…みたいな話があったが、Windowsも10へと移行すると、多くの人が64bit版を選択するようになり、気がつけばそうした制約はほぼ過去の話になってしまった。
おそらく、現在では使用するメモリやHDDで容量限界などを気にする人などほぼ皆無なのではないかと思う。もし気にするとしたら、価格ぐらいである。
そんな天井知らずな状況にありつつも、それでも技術的に不可能な領域となれば、自ずと天井は見えてくる。
HDDだと、私も今年の初めぐらいに8TBの話を聞いて「ああ、もうそんなに搭載できる時代になったのか」と思っていたのだが、気がつけば今年の夏前ぐらいには10TBの領域に到達し、そして来年上半期には12TBが見える時代になったようである。
12TB…。
私が初めてパソコンという名のものに触れた時には考えも及ばない領域の話である。

今回、12TBのHDDの発表を行ったのは、米Western Digitalで、買収したHGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)ブランドよりデータセンター向けの3.5インチHDDとして発表された。
製品名は「Ultrastar He12」で、その名前からヘリウムガス注入タイプとわかる。
ヘリウム注入製品としては第4世代となる同製品だが、業界初の8ディスク設計で、垂直磁気記録方式を採用したもののようだ。
計算すると…1ディスクあたり1.5TBという計算になるが、たしか1ディスクあたり2TBのディスクも存在していたと思うので、今後、最終的には16TBまで製品容量は拡大できるのではないかと考えられる。

3.5インチに収まる奇跡

スペックを見ると、特別特殊なものには見えない。
SATA 6GbpsまたはSAS 12Gbpsのインターフェースを持ち、バッファ容量は256MB、回転数は7,200RPMで連続転送レートは255MB/SECというから、驚く程飛び抜けているという事はない。
だが、この変わり映えしないスペックと12TBという大容量を3.5インチという枠に収めた事が既にスゴイのである。
3.5インチという共通規格を維持する事の難しさは、高密度になればなるほど増していく。HDD業界は、少なくともNANDフラッシュストレージとの戦いを継続する意味でも、共通規格に収まる中での大容量という道は、避けて通れない覚悟のようなものなのかもしれない。
データセンター向けという事で、平均故障間隔は250万時間で保証期間が5年間とされている。これだけの大容量でありながら、保証期間が従来と変わらない事の凄さも本来なら特筆すべき事と言えるかも知れない。

Western Digitalでは、2017年中には14TB製品も投入する予定らしい。やはりここ数年内に16TBの領域に突入する事は間違いないとみてよいだろう。

ああ、一つ言い忘れていたが、秋葉原等で我々が購入するバルクのHDDの保証期間は10ヶ月と言われている。そもそもバルクはそうした保証というものを切り捨てた製品なので、同じほど保証されているとは思わない方が良い。
それと…HDDは基本的には消耗品なので、そこも忘れない方が良い。
ハードとは言え、消耗はするのである。

人喰いの大鷲トリコ

我々は7年待ったのだ…。

いよいよ発売

PS4版「人喰いの大鷲トリコ」が遂に発売された。
アクション・アドベンチャーというジャンルに属する同作は、「ICO」や「ワンダと巨像」を手がけたゲームデザイナー上田文人氏による最新作となる。
発表されたのが今から7年前。
そういえばつい最近も前作から7年待った作品が発売されたが…ソイツはオープンワールドというドデカイシステムのせいで、いろんなバグを排出し、今まさに問題となっているわけだが…この「人喰いの大鷲トリコ」はそんなムチャなシステムを使わなかっただけでなく、その映像からは「期待」の二文字しか出てこない作品となったようである。

この動画は紹介映像だが、この映像で紹介されている仕組みがこのゲームシステムの全てと言っていい。
言葉で多くは語らずとも、その行動の意味は理解できるはず…。上田文人氏の作品は、常にこのような作りになっている。
言語を必要としないというのは、とてもスゴイ事である。

重い言葉

言語を必要としない…そう言いつつも、この作品ほど「言葉」に重さを感じる作品も珍しいと思う。
例えば、以前の作品である「ICO」のキャッチコピーに「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。」というのがある。
ゲームの中では言語は不要だが、このキャッチコピーの言葉の重さは、言語を必要としていないゲームの中核を見事に表現している。
同じく「ワンダと巨像」のキャッチコピーは「最後の一撃は、せつない。」である。
こちらも言語を必要としないゲームでありながら、このフレーズはゲームの核心を突いている。
「人喰いの大鷲トリコ」のCMでは「思い出の中のその怪物は、いつも優しい目をしていた」と言っている。
複雑な韻を踏んでいる言葉でも何でもないが「人喰いの大鷲」とは重ならない、不思議なフレーズを持っていると思うのは、きっと私だけではないだろう。
7年待っただけの意味をきっと知らしめてくれる…多分「人喰いの大鷲トリコ」という作品はそういう作品なんだろうと思う。

「人喰いの大鷲トリコ」公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/trico/ (現在リンク切れ)

ファームウェアにバグ

組込系プログラムのバグも珍しくない。

Ver4.2のバグ

先日、オリンパスE-M1のファームウェアがバージョンアップしたという記事を書いたが、その新ファームウェアにおいて、多数のバグ情報が出ている。
大凡、いくつかの機能を使用した際に、カメラがロックダウン、破損した画像が生成されるという事で、新ファームウェアを導入した個体ではいくつかの機能が使えない状態になっている。
このいくつかの機能というのが「深度合成モード」「キーストーン(デジタルシフト)」「HDR」「スターライトモード」の4つのようで、特に新発売の30mm F3.5 マクロを楽しみにしていた人からすると、深度合成モードが使えないというのは、ある意味困った結果なのではないかと思う。

こうしたファームウェアのバグというのも、昔から比べると珍しくなくなったのかな、という気がしないでもない。
私が安易にこのような話ができるのは、私自身はまだファームウェアをアップデートしていないからなのだが、一番問題なのは、こうした情報が出ている今も、オリンパス公式のファームウェア情報では、E-M1の最新ファームがver4.2として紹介され公開されているという事である。
オリンパス自身がこの情報を掴んでいないわけはないハズなのだが、せめて検証が終わるまではアップデータは一時公開中止にすべきではないかと思う。

国内でmkIIの発売日決定

そのE-M1の次期バージョンであるE-M1 mkIIの国内における発売日が決定した。
12月22日に発売となり、予約注文分から処理される事になる。高くなるのも解らなくはないのだが…おそらく予約せずに当日入手する事はほぼ無理だとは思うが、本体価格は価格.com最安値で211,890円と前機種に対して25%ほど価格がアップするという前情報通りの発売になりそうである。
フラッグシップとしての価格を考えた結果だとは思うが、機能と価格を考えた時、果たしてこの25%アップという価格が妥当かというところは、未だに議論を呼ぶところである。
もう少し高感度耐性が…と考えている人も多いのではないかと思う。
ただ、人によってはコストを下げて高機能を実装できないのでは意味がないから高くても良い、という人もいる。
言っている事そのものは理解できなくはないのだが、カメラというデバイスの目的と結果を考えると、この価格ならフルサイズに手が伸びていくのは間違いのない事実なので、この辺りは明確な指標がないだけに難しい話ではある。

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コンプレッサーを考える

新PCの刷新をしようと思っていたのだが。

限られた予算の使い方

来年の第1四半期に登場するであろうAMDのZenコアの上級モデル“Summit Ridge”の動向を見て、来年はメインPCを早々にアップデートするつもりだったのだが、その前に他の機材に関して見直しをした方がよいかもしれない、とちょっと考え始めた。
理想はメインPCを刷新して機材投入なのだが、予算も限りがあるため、どちらかしか実行できない。
そう考えたとき、先に必要になるのはどちらだろうか? と考えたら、メインPCは現状のPCの性能を引き上げるに留まるが、機材投入は出来る事が確実に増える。
そうなると、ココは新PCへの移行を先にするよりも、新しい機材の投入の方が現実的かもしれない…そう思うようになった。
で、今必要と思っている機材の筆頭が、エアーコンプレッサーだったりする。
何に使うのかというと、車のタイヤ交換やタイヤの空気圧調整、そして圧力を変えればカメラなどの清掃や模型塗装と、必要になるアタッチメントは増えるが、ソレさえ揃えられれば実に用途は広い。
また、新PCを組み立てるだけの予算となると、エアーコンプレッサーだけでなく、他の機材にも予算を回すことができる。
そういう意味で、新PCよりも今は周辺機器等の拡充に予算を回す方が良い…そういう考えが出てきた。

やはりコンプレッサーが欲しい

前述したように、今はとにかく第一優先で必要と考えているのはエアーコンプレッサーである。しかも、室内で使用する事ができ、可能な限り静音で、それでいてインパクトレンチを稼働させられるだけの吐出量を持ったエアーコンプレッサーである。
正直、かなりむちゃくちゃな要求基準だな、と思わない事もないのだが、実際自分が使いたい用途を全て纏めると、こうなってしまうのだから仕方が無い。
で、この要求を満たすコンプレッサーがあるのか? となると、これがまた探すのに苦労するワケで、騒音レベルをどの程度まで許容するかで選択肢が大きく変わってくる。
私の希望基準は62db以下で、できれば60db以下が望ましい。
だが、インパクトレンチを稼働させられるだけのコンプレッサーで60db以下というのは、多分ほぼない。
60dbとなると、一般的には静かな乗用車の稼働音、普通のオフィスの環境音といった基準である。それぐらいの音でインパクトレンチを稼働させられるだけの空気圧を圧縮させる事ができるとなると、相当な静音コンプレッサーでないと無理な話だ。
で、いろいろ探してみたら、アネスト岩田キャンベルの製品である「FX3701 MAEVE」が騒音レベル62~60dbで稼働させられ、かつインパクトレンチを稼働させられるコンプレッサーである事がわかった。
もう一機種、同じアネスト岩田キャンベルの「FX9731 SYLPHIE」は、さらに静かな59~57dbで稼働できるのだが、コイツは本体重量が32kgと、私が運用するには大きく重いコンプレッサーであるため、選択肢としては「FX3701 MAEVE」が最適と考えられる。コイツは名機だこの「FX3701 MAEVE」の最大の欠点は…価格が6万円前後という事。高すぎる価格設定なのだが、この静音性と能力を持った他機種を見つけられないため、要件を満たすコンプレッサーとしては現時点では筆頭機種という事になる。

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olympus.blue

テコ入れしなきゃ…と考えていたら、偶然見つけた。

偶然とは恐ろしい

今から数年前の話だが、日本のドメインのレジストラが「.blue」などの色をドメインとしたサービスを開始した。
その時にも気になる語句を入力して調べたのだが、その際一番最初に調べたドメインが「olympus.blue」だった。
調べた直後は、このドメインは取得可能だったのだが、私がモタモタしていたところ、このドメインはすぐに取られてしまい、入手できない状態になった。
なので、その時は諦めるしかなかったのだが、本日、レジストラから送られてきたメールで新ドメインサービスの情報が載っていたので、再び「olympus.blue」を調べて見たら…あの碧い空の色何と、299円で取得可能になっていた!
コレ、私に採ってしまえと言っているに違いない、と勝手に思い込んで、即座にドメインを取得した。
こういうチャンスにドメインを採らないとドメインというのは中々採れないもので、人気のドメインは現在プレミアムドメインとして扱われているのが現状だったりする。
実のところ、私はは「emit」という言葉が付いたドメインを最初取りたかった。これは逆から読むと「time」、つまり時という意味を持つ単語になるのだが、これを逆に書いて「時を遡る」という意味を持たせられるという意味から、最初は「emit」という言葉が入ったドメインが取りたかったのである。
私はBlogエンジンを使う前からWeb日記を書き続けているのだが、その頃から自分の時を遡るという意味でそうしたテキストを書き続けている。だから独自ドメインを取得する際に「emit」を採りたかったのだが、「emit.com」や「emit.jp」は採れずじまいで、結果的に現在のドメインを偶然採る事ができたので、それで運営を続けている。
まぁ…この「angel-halo.com」も海外で欲しいと言っている人がいるようで、時々英語のメールが送られてくるのだが…。

そうだ、自分を追い込もう

で、話を戻すが、この「olympus.blue」というドメインを取る事にどういう意味があるのか?
簡単に言うと、Olympusのカメラ使って写真撮って、そのサイトを作れよ、という、ある意味、自らへの追い込みをかけられるかな、と。
このドメインを取るに至ったのは、そういう理由である。

オリンパスブルーという言葉は、デジカメ時代になってしまってはあまり意味のある言葉ではないかしもれないが、銀塩フィルム時代からのカメラファンからすると、知っている言葉だと思う。
元々フィルム時代では、オリンパスはコダックの映像素子を使っていて、この時に発色する空の色の青さから、コダックブルーとかオリンパスブルーという言葉が生まれた。
その後、カメラはデジカメへと進化していくのだが、フォーサーズ用のCCDもコダックが作っていたため、引き続いてこの言葉が使われていた。
現在はコダックは関与していない(と思う)が、現在でも画像処理エンジン側で、特に青色の発色に対してオリンパスは妙な拘りがあるように思える。
そういう意味で、オリンパスのカメラをメインで使っている私からすると、この「オリンパスブルー」という言葉は特別な意味を持っていると思っている。
私も空を撮影するのが好きだし、現在もっとも気に入っている写真は、コレである。突き抜けた碧い空これはE-M1で撮影しE-M1内部で保存したjpg画像をPhotoshop上でリサイズしPNG保存した画像である。画像フォーマットを変更しているので、無加工とは言い切れないかも知れないが、加工無しでここまでの青さがクッキリでる。
今現在、私はこれ以上の青さを持つ絵を撮影できた事はない。日にも恵まれたとは思うが、まさにオリンパスのカメラで、神レンズを使った偶然の一枚である。

というわけで、偶然「olympus.blue」のドメインを取得した。
今のレンタルサーバがマルチドメイン対応なので、同じサーバの上で別サイトをつくる事を検討していきたい。
…いつになるかわからんが(爆)

まだ進化するE-M1?

mkIIがすぐソコにきているのだが…。

深度合成撮影レンズ追加

OlympusのE-M1を含めた4機種のファームウェアアップが発表された。
先日、私の持つ神レンズ(私がそう思っているだけ)のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのファームウェアアップが行われたが、それは次に発売される予定のE-M1 mkIIに対応する為のファームウェアアップだった。
今回発表されたのは、既存機種のファームウェアアップという事で、どんな内容なのか気になったのだが、要するにここ最近発売されたレンズや機材への対応の為のファームウェアアップが中心だった。
やはりそろそろ既存機種の伸び代は限界に達し始めているのだと実感する。
とりあえず、E-M1のファームウェアアップ内容は、以下の4点。

●マクロフラッシュSTF-8に対応。
●エレクトロニックフラッシュFL-900Rに対応。
●動画撮影時の露出の安定性を向上。
●深度合成撮影が可能なレンズを追加。
・M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
・M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

ま、順当と言えば順当な内容だが、未だこうした新しい機材への対応が行われる当たり、時代遅れになる直前とはいえ、流石フラッグシップと言うべきか。

もっと使い倒すべきE-M1

私の場合、今手持ちのE-M1をもっと使い倒すべきだと思っていて、実にもったいない状況に置いているな、と実感している。
最近はめっきり撮影そのものをしていない。これは問題である。
折角撮影したいから購入したのに、使っていないというのは宝の持ち腐れというものである。思ったより柔らかくてイイ感じ!もともと、あまり外出しない性格だという事も問題なのだろうが、折角持っているフラッグシップ機(繰り返すがそろそろ「元」になるが)を、使わない手はない。
何か、テコ入れする必要があるな…とちょっと思っているのだが…。
とりあえず…年末あたりに30mm Macroでも購入して、撮影幅を広げれば、また変わるだろうか?
…いや、もっと抜本的なテコ入れをしないと、意味はないかもしれない。
さて、どうしたものか?

ATOK 2017

以前はパッケージを購入していたのだが。

ディープコアエンジン

私はWindowsの日本語IMEとして長年ATOKを使用している。
昔は年1回パッケージを買い換えつつ(たまに2~3年後に乗り換えたが)、新しいATOKへとアップしていったのだが、ここ最近はずっとATOK Passportのプレミアム版で契約している。
Passportは、その時の最新のATOKが利用できるので、最終的にはオススメな製品になるのだが、唯一の弱点はパッケージのプレミアム版に付いてくるような辞書が付いてこない事である。
まぁ…特別辞書を必要としない人であれば、何ら問題はないのだが、英和・和英辞書や国語辞典などに登場するような、結構特殊な意味を持つ文字は、辞書がないと上手く変換してくれないので、ここらへんは実は大きな悩みどころだったりする。
私の場合は、昔パッケージのプレミアム版をインストールしていた関係から、その時の辞書を追加でインストールしてやれば、通常のPassport版だけでなく、そうした追加辞書を運用できるので、Passport版でも今は困っていない。

話は変わるが、そのATOKが来年2月でATOK 2017へと進化する。
日本語変換が英語圏のIMEと一番異なるのは、とにかく語彙が多いと言う事。英語等は単語の組合せは多いのだが、日本語の最小単位は単語よりも小さいため、その小さな単漢字や読みの組合せで、ものすごく多種多様な意味を持つ言葉が無数に存在するため、とにかく変換させた時に適切な語句として変換させるのが難しいというところに、そのプログラムの難しさがストレートに表れてくる。
なのでWindows標準のMS-IMEは昔より賢くなったとはいいつつも、今でも誤変換がとても多い。
その誤変換を極力少なくするプログラムを搭載しているのがATOKなのだが、今回のATOK 2017は、その複雑な日本語変換についにディープラーニングで抽出した変換アルゴリズムを使用する領域に突入した。
学習情報をとにかく蓄積させ、変換正解率を高めるデータをチューニングさせていき、最終的には誤変換を30%削減できる、という製品になったようだ。

単位を読んで適切な回答へ

昔からATOKを使っていて上手く変換しないなぁ、と私が常々思っていたのが、単位によって変わる漢字の変換である。
例えば「情報量」と「情報料」という同音異義語である。
例文として「じょうほうりょう2ぎがばいと」と変換した時「情報料2GB」と変換する事がある。しかし2GBという単語は量の単位であって、金額の単位ではないため、ここでは正解は「情報量2GB」が正しい事になるが、これが従来できなかったのだ。しかしATOK 2017は正しく変換するようになったらしい。
細かい事かもしれないが、とにかく長文を打ち込む場合は、こうした小さな変換誤差が積み重なると、効率に大きく響く。
ATOKはこういう累積させていく誤変換によるロスを常に改善してくるので、私からすると既にWindowsの必須アプリケーションの1つとなっている。
最近はスマホなどで類推変換や憶測変換で文字を入力する人も多いが、それだと自分の表現としての言葉が使えないようになるし、かといって変換後の文字の正しさは自分で調べ尽くせるわけではないので、ATOKのこの正確性は実に助かる機能である。
まぁ…私がATOKをオススメする理由は、これだけに留まらないが、進化していく過程でさらに入力が楽になっていくATOKは実にオススメである。

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