名作なのはわかるけど、私は苦手なんだよなぁ…。
4プラットフォームへ
元祖“死にゲー”と呼ばれているダークソウル第一作目が、4プラットフォームでリマスターされる。プラットフォームは、Nintendo Switch、PS4、Xbox One、Windowsの4プラットフォームで、これらの上位機種にも当然対応する。
リマスターという事で、グラフィックスのリマスターは当然行われるのだが、各ハードへのグラフィックス最適化、及びオンラインマルチプレイの拡張として4人から6人までの拡張が行われ、また追加DLC“ARTORIAS OF THE ABYSS”を標準搭載するなど、様々なアップデートが行われる。
グラフィックスについては、オリジナルが720p/30fpsだったものが、1080p/60fps(Nintendo Switch以外)、アップスケールでの4K/60fps(PS4 Pro、Xbox One X)、ネイティブ4K(Windows)に強化される。
イマドキのハードの性能にそれぞれアップグレードしてきたという事で、今までPS3版を遊び倒してきた人からすると、嬉しい限りのリマスターだが、個人的にはもっと原点に戻って欲しかったという所がある。
どういう事かというと、私からすると“元祖死にゲー”はダークソウルではなく、デモンズソウルなので、できればリマスターはまずそこからやって欲しかったところ。
現にデモンズソウルはこの2月でサーバの稼働が止まるため、事実上マルチプレイが全く出来なくなる(シングルプレイなら可能か?)。原点回帰は何事にも必要と思えるだけに、まずはデモンズソウルから…そう思う人は私だけではないと思う。
PS4はさらに限定版
PS4版にはさらなる数量限定版が発売される。
「DARK SOULS TRILOGY BOX」と名付けられたその限定版には、今回のリマスターである「DARK SOULS REMASTERED」の他に、「DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN」、「DARK SOULS III THE FIRE FADES EDITION」の2作追加となる全3部作が同梱され、さらにオリジナルサウンドトラックCDが6枚、アイテム辞典、オリジナルブックエンド、メモリアルアートセットなどが同梱される。今まで発売されてきたダークソウルシリーズすべてがPS4でプレイ可能となるワンセットなので、従来から楽しんできた人からするとちょっと微妙なセットではあるが、オリジナルサウンドトラックにどれだけの価値があるかによって、買いかどうかが決まるのではないかと思う。
ただ、ちょっと気になるのが2作目である「DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN」で、コイツは当初、PS3の30fpsから60fpsになった関係からプレイ中の武器劣化速度が2倍になっているというバグが存在するのだが、修正されているのだろうか?
…されていない方がオカシイ話なのだが、その後の経過を知らない私からすると、気になる話である。
フロムの他作品
今回、ダークソウルがリマスターされた最大の理由は、恐らく発売元がバンダイナムコになっているからだと考えられる。
開発はフロムソフトウェアではあるが、発売元がバンダイナムコである事で、リマスター開発資金が出ている可能性が高い(もちろん予想ではある)。
もし、フロムソフトウェア内部でこうしたリマスターという流れが常態化するのであれば、ぜひともアーマードコアシリーズもPS4へのリマスターをお願いしたいところである。
昨今のコンシューマ機は、ほとんどがx86コードで動作するので、x86コードに最適化できる環境でプログラムが作られればPS4にもXbox OneにもWindowsにも展開しやすいハズで、クロスプラットフォーム開発ならではのラインナップになるのではないかと思う。
まぁ、実際には各機器個別の特殊処理などが必要だろうから、それだけでラインナップが増やせるというわけではないだろうが、PS3のような特別変わった開発環境でない限りは、やりやすいのではないかと思う。
最近は過去のコンテンツを有効活用していく道が多彩になってきた。
悪い事ではないと思うし、それによって名作が蘇るという事は、語り継ぐ意味でも重要な事だと思う。
ただその時に、原点となる情報が欠落するのは、ちっょと悲しいところがある。
今回で言えばデモンズソウルがそれに当たるが、デモンズソウルも名作なだけに、ぜひとも何かしらの対応が欲しいところである。
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