Switch、1,000万台突破

PS4の販売台数を見てるだけに、意外な感じもする。

1,000万台

任天堂がNintendo Switch及びNintendo Switch Liteの国内における累計販売台数が11月3日時点で1,000万台を突破したと発表した。
Tegraでここまでよくがんばってるよ…Nintendo Switchが発売されたのは2017年3月なので、実質2年7ヶ月程度の期間で1,000万台という事になるが、この販売台数そのものが記録的とかそういう話ではない。おそらく事実としての情報という事で任天堂が発表したのだろうと思うが、PlayStation4の販売台数などが世間で発表されているので、何となく「今頃?」というような気がしないでもない。
ただ、私としては「よくこのスペックでこれだけの販売台数を稼いだな」という気持ちもある。
中身的にはPlayStation4と比較すると悲惨なほど非力なCPUパワーでしかないが、それでもこれだけ売れるという事の凄さは、さすが任天堂というべきかもしれない。
要するに、ゲーム機は単純にいえばマシンパワーでは決まらないという事を暗に示しているわけだが、それでもリッチな表現をしようと思えばマシンパワーが必要なわけで、これはもうゲームタイトルの方向性の違いとしか言いようがない。
そういう意味では、任天堂はとんでもなく強力なIPを持っている、という事が言えるかも知れない。
いくらソニーがネコの井上トロというキャラクターを作ったとしても、任天堂のマリオやカービィには到底勝てないという事である。

まだ期待できるIP

Nintendo Switchは、今月15日には「ポケットモンスター ソード・シールド」が発売され、来年3月には「あつまれ どうぶつの森」が発売される予定になっている。
どちらも任天堂系ゲームとしてはとても大きなIPなので、まだまだSwitch本体の販売台数を増やすタイトルが待っていると言える。
逆にPlayStation4は、新型であるPlayStation5の情報が公式に出されているので、買い控えが起きる事が予想される。
任天堂側は、マシンスペックに頼ったソフト開発はしない事がSwitchでわかっているので、まだしばらくSwitch中心で商品展開してもあまり大きな問題はないといえるが、PlayStation系は常にマシンパワーで攻めていかないとライバルたるXbox系と勝負する事ができない。そしてその切り替えタイミングがここ1~2年という状況なので、PlayStation5が登場するまでは本体での売上はあまり期待できないと言える。
これはメーカーの方向性の問題なので、任天堂が正しいともソニー&Microsoftが正しいともどちらとも言えないのだが、任天堂は依然として「枯れた技術の水平思考」という横井軍平氏の言葉に従っているのかも知れない。

私は今年Nintendo Switchを購入したが、稼働率は低いままである。残念ながら、私的にマッチしたタイトルにまだ出会えていないというのがその理由だが、年末には脳トレが出るのでこれから稼働率が上がるものと思っている。
…そういえば脳トレとか、そういうタイトルが他メーカーにないというのも、不思議な話に思えてくる。
何故だろうか?

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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