加湿器を掃除した

ホントはまだ乾燥している感じはするのだけれど…。

カビ洗浄のために

冬の時期に入ると、乾燥が酷くなるので、昨年から加湿器を使い始めたのだが、使用しているのが超音波式の加湿器という事もあって、長期に渡って使用すると、その中にはオレンジ色のカビが発生、そのままだと当然健康には良くないし、少なくとも片付ける時期には洗浄して片付け、翌年の準備とする必要がある。
今年はコロナウィルスの蔓延でインフルエンザの話題がほぼ出てきていなかったり、乾燥している事を注意するような報道もあまり出てこなかった事から、加湿器を片付けるタイミングがなかなか見当たらなかったのだが、時期としてもう4月の半ばも過ぎたので、そろそろ片付けるかと思い立った。ちなみにBlog記事を確認すると昨年は5月3日に片付けたようだ。今回は昨年より2週間ほど早い事になる。
昨年、加湿器を初めて使用し、そして初めて使用後の加湿器の中身を見たわけだが、オレンジ色のカビがまぁスゴイ事になっていて、結局、キッチン泡ハイター等を使って洗浄したのだが、それはこのオレンジ色の赤カビというものがよくわかっていなかったがゆえの話である。
その後、よくよく調べて見るとクエン酸とか重曹の方が良い、という事を知り、今年はちゃんと準備しよう、という事でドラッグストアでクエン酸を購入してきた。
クエン酸の泡スプレー買ったのは、激落ちくんシリーズのクエン酸の泡スプレーで、私が購入したものはウェルシアとのコラボ商品らしく、通常400mlの製品が500mlになっていて、スプレーの頭部分が黄色ではなく緑色のパーツになっているものである。Amazonなどで同等品を調べると、黄色いパーツの製品だが、中身は同じものである。
クエン酸は水垢などを分解する力があるので、超音波洗浄機等の清掃には最適らしい。

つけ置き洗いではないが

加湿器を開けてみると、通常の水を入れている部分にはほとんどカビは見当たらないのだが、超音波で水を分解する部分部分ではオレンジ色の赤カビがところどころに付いていて、昨年よりはぐっと少ないものの、それなりに汚れていることが確認できた。昨年よりずっと赤カビが少ない理由は不明だが、このまま清掃が不要というわけではないので、まずはパーツを分解するところから始めた。
水を全て気化させたとしても、タンク内から水を完全になくす事はできないので、貯水する部分と気化する部分をまず分解する。貯水する部分には、ゴミを通さないフィルターと、裏側に気化した水蒸気を上へと通す通気パーツがあるのだが、まずはそれを取り外す。フィルターの方は全くカビが見えないが、裏側の通気パーツは通気部分がオレンジ色の点が無数についていて、赤カビの影響がかなり出ている。
次に気化する底ユニットだが、こちらには水の残りを検知する為の浮きが別パーツになっているので、それを取り外す。ちなみにこの底ユニットは気化する部分に近いので、内側は全面的に赤カビだらけである。
というわけでシンクの中での作業に入る。
底ユニットは電源も内部にあるので、水に浸ける事はできないが、中にクエン酸の泡を吹き付け、その他のパーツは全面的に泡スプレーを掛けまくった。
そのまま5分くらい放置し、その後一度クエン酸の泡を水で流すと、通気パーツ以外はほどよく赤カビが目立たなくなった。なので通気パーツはもう一度クエン酸の泡を吹き付け、その他の部分はたわしでこすり、水垢を取ってみたところ、面白いぐらいに綺麗になっていった。
昨年はこんなに楽ではなかったのだが…。
結果、通気パーツもその後たわしでこすってやると綺麗になり、昨年は2時間ほどかかった洗浄が、今年は30分ほどで終了した。
クエン酸、おそるべし(-_-;)

加湿器に思うこと

というわけで、今年はクエン酸の力で楽に清掃が終了した。
正直、もっと時間がかかるかな、と思ったのだが、それ以上に水垢を分解するクエン酸の力が強く、たわしであっという間に終了した。
あとは各パーツを徹底して乾燥させ、片付けるだけである。季節家電なので、次の登場は来シーズンである。
清掃が終わったところで、改めて加湿器に思うことは、電源ユニットと水周りのユニットは別々にできるものが良い、という事である。
まず、清掃する時に楽になる。
これが全て一体型だと、使っている時は楽でも清掃する時は非常に洗いづらい事になる。
私の場合でも電源が入っている底ユニットは水に浸けられないという問題はあるものの、それでもタンク内にクエン酸を吹き付けて水を入れて洗うくらいはできるし、その他のパーツは分解できるので洗う分には楽になる。
しかし、そうでない一体型の加湿器の場合は、クエン酸を吹き付けるにしても本体まるごとをシンク内に入れて外周りに水をかけないよう、気をつけて清掃する必要があり、清掃が困難である。
それに比べれば、各パーツを分解して洗えるという事の利点はとても大きい。加湿器を導入するなら、デザインなども重要だが、メンテナンスの事も十分配慮されている製品を選ぶ方が最終的には楽である。
もし、今の加湿器がダメになったなら、また同じようにメンテナンス重視で製品を選ぶ事にしよう。

というわけで、加湿器を使用している人には、クエン酸をぜひお薦めしたい。
泡スプレータイプは汚れに泡が張り付くので、流れ出る事も抑えられ、使い勝手がとてもいい。
酢酸のような匂いが多少あるが、クエン酸で清掃すれば、水垢で発生するカビもあっという間に取れるので、加湿器の清掃には最適だと言える。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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