(function() {function signalGooglefcPresent() {if (!window.frames['googlefcPresent']) {if (document.body) {const iframe = document.createElement('iframe'); iframe.style = 'width: 0; height: 0; border: none; z-index: -1000; left: -1000px; top: -1000px;'; iframe.style.display = 'none'; iframe.name = 'googlefcPresent'; document.body.appendChild(iframe);} else {setTimeout(signalGooglefcPresent, 0);}}}signalGooglefcPresent();})();

Apple Silicon、M1と称す

漫才のグランプリじゃないんだから…というのは、ココだけの話。

SoCのM1

AppleがApple Silicon搭載のMacを発表した。
機種としては、MacBook Airと13インチのMacBook Pro、Mac miniの3機種が発表されたワケだが、その中身にはすべて「M1」と呼称される、Apple Siliconが搭載される。
この「M1」の中身は、基本的にはiPhone12に搭載されているA14 Bionicと呼ばれるSoCと同じアーキテクチャのものと思われるが、そのSoCの中身の構成は今までに無い新しいものになっているようだ。
というのも、製造プロセスはパソコン向けとしては初の5nmであり、しかもSoCという事で、必要な機能は全て1チップに収められている。
CPU、メモリ、Apple T2、Thunderboltコントローラ、I/Oチップ、さらにはメモリ(DRAM)も統合されている。そのトランジスタ数は160億にも達するという。
5nmに全ての機能を集約ポイントはDRAMまでをも統合しているという所で、今の所x86コアでここまで統合したコアを製造したメーカーは存在しない。DRAMの統合でメモリアクセスのレイテンシが極限まで小さくなれば、性能は著しく向上するのは言う迄も無い話である。
また、内蔵されているCPUは、高性能コア4つ、高効率コア4つの8コアで、MacBook Airでは7コアのバージョンも存在するようだ。その性能はモバイル向けとしては世界最速としており、最新のWindowsノートPCと比較して性能は最大2倍(10W消費時)に達し、同じ性能であれば4分の1しか電力を消費しないという。この効率を別の表現で言えば、ワットあたりのシングルスレッド性能であれば、現行Macと比べて3倍という事になるようだ。
また、内蔵GPUは最大8コアで、こちらもパソコン向け内蔵GPUとしては世界最速という。最新のWindowsノートPCと比べてグラフィックス性能で最大2倍(同じく10W消費時)であり、同じ性能では3分の1しか電力を消費しないという。
また、AI向けのニューラルエンジンも搭載されており、そのコア数は16コア、性能はIntel CPUと比べてマシンラーニング性能は最大15倍に達する。
どこをどうとっても、既存のIntelコアより圧倒的なまでに性能が高い事になるが、この話をパッと聞いても素直にそれだけスゴイという事を実感できない私がいる。

MacBook Proに関して

私は、Intelコア搭載の2020年モデル13インチMacBook Proを7月に購入したが、実際の所、後悔はしていない。理由は単純で、今回のM1搭載のMacBook Proの性能は現時点で既存機種よりは高いだろうと想像はできるものの、対応できるアプリケーションがどれほどになるのかが見えていないからだ。
私の目的は、まず仮想マシン上でWindowsが動くことが最優先だった。だからIntelコアを搭載しているMacであれば、Windowsの性能に困る事はないので、Intelコア搭載のMacである利点を仮想Windowsに置いている。
だったらWindowsノートPCを買えばいいじゃないか、という話にもなるのだが、私としてはMac OSも使いたかったのである。だから両立できる機種としてはIntelコアを搭載しているものが最適であり、Apple Silicon搭載MacでWindowsが動かない可能性が高いと判明した時点で選択肢は決まってしまったのである。
しかも、今回M1搭載MacBook Proが発表となった時点でも、BootCampやParallels Desktopの対応は不明であり、Windowsが動作する可能性が見えていない。
一応、Parallels Desktop側から、Big Surには対応している、というコメントは出ているが、それがIntelコア搭載機に限った話なのか、それともM1搭載機でも対応しているという事なのかはわからないのである。
まだ発表されたばかりだという事もあるので、正確な情報がないというのはある意味仕方のない事だが、このWindowsが動作する、という一点で言えば、私はあと2年くらいの間でMacに求める機能を仕分けていく必要があるだろうと思っている。

2世代目以降に期待

とりあえず、私的にはM1搭載Macは、2世代目以降に注目したいと思っている。
というのは、既存アプリケーションの対応もそうだが、iPhoneアプリの動作の件も含めて、結構まだまだプラットフォームが定まっていなかないといけない部分があるからだ。
基本的にAシリーズと互換性があると言われていて、iPhoneのアプリがそのまま動作する、とも言われているが、一部アプリでは今回の新型Macでは提供しない、というアプリもあるようである。
こうした、iPhoneのようなスマートフォンやiPadのようなタブレットとの機能的統合に関して、具体的な指標が出来上がっていない事もあるので、Macというプラットフォームを見ていく上では、まだまだ時間をかけて見極めていく必要はあるのかな、と思っている。

M1の性能には興味はあるが、eGPUが全く対応していない事も含めて、未知数な部分が多いのもまた事実である。
実際問題として、Appleは2年かけて移行していく事を前々から発表しているので、今後、何があってもM1搭載機へと移行していく事は間違いない。
あとは、使う側がどのタイミングで乗り換えられるのか? という事だけなので、対応状況をみながら、未来に向けた移行プランを考えていく事が重要だろうと思う。
とりあえず私が乗り換えていくのはまだ先だという事だけは確実である。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version