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生きていく上での特性

いよいよ社長と面談をした。

出口が見えない話

当Blogの2022年5月15日に記事にしたのだが、今勤めている会社の人事に「辞めさせて欲しい」旨の話をした記事を書いた
この話、社内で一部の関係者の中でそれなりに反響があったようで、社長が直々に面談する、という話に発展した。
社長からすると、会社規模が50人以下レベルの時に入社した私が、15年の時を経て辞めるという話をしているので、気になったのかも知れない。
私の今現在置かれている状況と、所属する組織の中での立ち位置、上司との関係と抱える個人スキル問題や今後の展望、いろいろな情報を社長と共有するところからはじめ、社長がどう考え、そして私がどう考えるか、という事を話し合う事となった。
正直、気が重いなんてものじゃない。
私の至らなさ、上司との関係構築のトラブルなど、どこまでが個人の問題で、どこからが組織の問題なのか、そういった事も曖昧であり、私が単に期待に応えられない事が原因かもしれない話である。
もちろん、私が会社業務をいろいろマルチに請け負っている事も無関係ではないのだが、抜本的な打開策が見えないこの状況で、社長と話し合う事そのものが、私には申し訳なく思えて仕方がなかった。

誰がために

社長曰く、今回の辞めるという選択肢は、誰がための選択肢なのか? という事から切り出された。
社長は自分(私)の為の選択肢なら、会社に残るよう説得する事よりも、今後の自分の話を中心とした話をしよう、と。
もし会社の為の選択肢なら、その思いは間違っているし、原点を考え直す必要がある、と切り出されてしまった。
社長のこの話の運び方、実に上手いと思うと同時に、ズルいと思ってしまう。
社長は知っているのである。
私が社長や現会長より受けた恩義を感じていて、会社第一で物事を考えているという事を。
だから、会社の期待に応えられない、というのであれば、まずその思い込みが間違いだし、会社としては必要としているという事を理解して欲しいと言われてしまった。
こう言われてしまったら、私は辞める為の理由を切り出す事がなかなかにして難しい。
そしてもう一つ、社長は私の特性を案外簡単に見抜いていたことに少し驚いた。
適性を知るということ
私は何かのスペシャリストになれない、と社長は言うのである。
例えば、現在品質管理の仕事をしているが、社長は私自身が敷かれたレールの上を走り、その環境をよりよくする行為よりも、そのレールを敷いていく仕事の方が向いている、というのである。

起業家と経営者

例えるなら起業家と経営者である。
起業家に向いている人の中には、必ずしも経営に向いているとは言えない人がいる。
つまり、起業して会社を一定の規模にする事はできても、その会社を大企業にするには、別の才能が必要だという事である。
私は自分で言うのも変だが、何もないゼロの所から何かを積み上げ、業務を作って行く事を、今までこの会社で3度ほど達成している。
ただ、、その立上げたものは、正直そんなに立派なものではない。キッカケを作り、そのキッカケで作られたものの上に、他の人が加わって、その業務が大きくなっていったのである。そんな事が今まで3度あったという事。
そういえば、私は前々職の時も、どこか特定の部門に所属して活動していたのではなく、社長直下で活動していた事を思い出した。私の適正としては、今目の前に何もないところに、やるべき事が提示されたとき、その提示された課題をどうやって達成するのか、という事をずっと繰り返してきた感がある。
今、品質管理の仕事をしていると言ったが、その品質管理は医療機器の事で、今の会社が医療機器の業務を始めた10年ほど前、私はその中核にいて、足りない知識と経験の中で、なんとか医療機器業務をできるような道筋を作っていた。
あれから10年。医療機器のQMSを構築して7年になるが、7年前には今のように悩んでいる事はなかったのである。
…まぁ、法律厳守の厳しさから、体調を崩しやすくなったのはあるが。
つまり、10年前は、まさに起業家のような事をしていたと言っても過言ではない。
その前には電子化を推進する中で生産管理システムを導入する事を進めていた。医療機器業務と併走していた時期はあるが、これもゼロ状態からの立ち上げだった。
そう考えると、私の適正は、今ある環境をより拡大するところにあるのではなく、新しい事をはじめるところにある、という社長の分析は、案外当たっているのかも知れない。

出世は諦めるしかない?

このように分析され、まだ社長がやらなければならない新しい事に力を貸して欲しい、と言われたら、私はもう会社を辞めるとは言えなくなってしまった。
ただ、同時に私は特定の所属部門がない、という事もハッキリし、会社内での立ち位置が今以上に曖昧になったという事も確定したようなものである。
また、こうなると社長の手伝いが私の主業務になるため、評価基準が他の人と異なる事になり、ある意味出世からは遠ざかってしまった、と考えるしかない。
社長が評価しているならそれで良い、という考え方もできるが、会社が一定の規模になると、社長の一存だけで全てが決まるわけではない。そうなると、私そのものの未来は、他の人の道筋とは大きく異なり、場合によっては通常評価外を歩く事になりかねない。
前々職の時は、社長直下とはいうものの、そこに複数名所属していた事もあって、ちゃんと評価対象にもなった。その為、社長直下にいるメンバーは独立愚連隊などと呼ばれていた事もある(ホントに愚連隊みたいなどうしようもないけど売上伸ばす人たちだったので…)。
だが、今の会社でそうした社長直下で動く存在というのは、残念ながら私以外には一人いるかいないかである。そういう状況下で、普通の評価が下される事はまずないだろう。

というわけで、社長との直接面談を経て、とりあえず今の段階で退職という話にはならないと思う。
体制に関しては、社長が時期を見て変更する、というので、今の私はその辞令を待つ事になる。現行組織の上司へは、社長が話をして、私を別の業務で使いたい、と説明するそうである。
こうして私は便利屋になった。
便利屋なので、今後何をするのかわからない。
評価もどうなるかわからない。
ただ、社長には必要な存在とは言われた。
上手く使われただけかもしれない。
これで今後給料が上がらないとなると、ただバカをみただけかもしれない。
ただ…近い未来、ただ現状に甘んじるだけの生き方からはハズレるだろう事は見えた。
あとは私が本当にしたい事が出来た時にどう変わるかだけである。
その時、それを実現できるだけの財産を持っているかはまた別の話。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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