NEOGEOもリバイバル

ま、当然の流れかな、と。

SNK、40周年

かつて2D格闘ゲーム全盛期の頃、ある意味カプコンと真っ向から勝負していたのは、SNKだったんじゃないかと思う。
それぞれ、フラッグシップ的タイトルを持ち、ストリートファイターのカプコン、餓狼伝説のSNKと言われていた時代である。だが、SNKに関して言えば、餓狼伝説だけが顔となるタイトルではなく、実に多彩なタイトルを持っていて、私などはSNKといえばサムライスピリッツ、と最初に出てくるぐらい、ある意味SNKは人によって顔となるタイトルが変わるかもしれないぐらい、多彩なタイトル展開をしていた時代…それが2D格闘ゲーム全盛期と呼ばれていた時代である。
そんな時代を生き抜いてきたSNKが、イマドキの「ミニ」シリーズ復活の波に乗らないわけがない…私はそう思っていた。
先日もセガが「メガドライブミニ」の情報を公開したわけで、この流れからすれば、SNKだって「NEOGEOミニ」が登場してきても不思議ではない話である。
NEOGEOといえば、当時2万円を超すカートリッジで業務用…つまりゲームセンターと同じタイトルを遊ぶことができた家庭用ゲーム機を発売していたわけだが、その後にCD-ROMでタイトルを発売できるNEOGEO CDを発売し、長すぎるローディング時間にいろいろ問題を呈したハードウェアを展開していた。
ま、そんなブラックな一面もありつつも、発売されるタイトルはIPとしては十分すぎるほどの魅力あるものばかりで、個人的にはこの復古主義が浮上している今、ミニを発売しない手はないわけである。

リーク情報

一応、公式では発売するという情報は公開している。
ただ、それがどういった形のもので、どんなスタイルになるのかなどは明確に語られていなかったのだが、その情報がYouTubeでリークされている。

これを見ると、昔懐かしいアップライト型の筐体のミニチュアのようなスタイルで、単体でもプレイできるように、液晶パネルとジョイスティックとボタンを搭載したような感じになるという事らしい。これで40タイトル実装らしいこれはこれでアリなスタイルなのかもしれないが、かさばるなぁ…と思ったのは私だけではないかも知れない。
動画の情報を見る限り、側面にゲームパッドのポート、背面にHDMI出力ポート、AV出力ポートが存在するので、コイツに大きなコントローラーと液晶モニタなどを接続すれば、大きさに縛られる事なくゲームプレイできると思われる。ちなみにゲームパッドのポートはどうも左右両方の側面にあり、左側面には「1P」と書かれている事から、右側面は「2P」となっている可能性が高い。

実は流用?

コイツに接続できるゲームパッドだが、実はNEOGEO CDの時のゲームコントローラーと全くと言っていいほど同じものになるらしい。
コネクタまで同じかどうかは不明だが、パッドのスタイルはNEOGEO CDと同じものらしい。
ただ、NEOGEOタイトルとなると、ゲームパッドよりジョイスティックだろ、という人も多いだろう。かくいう私もその一人である。
できるなら、ジョイスティックを発売して欲しいところだが、ほとんどの人の希望からすると、PCやPS4で利用できるUSBタイプのジョイスティックの変換コネクタが発売されるのが一番よいのではないかと思う。というか、ぜひそうしてくれ…。

収録タイトルは40タイトル

今の所、全て英語版タイトルばかりの話なのだが、収録されるタイトルは全40種らしい。
キング・オブ・ファイターズだと’95、’97、’98、2000、2002が収録されるようで、初代の’94は未収録の模様。
また、私の好きなサムライスピリッツ(英名SAMURAI SHOWDOWN)は、真サムライスピリッツとサムライスピリッツ~天草降臨~、サムライスピリッツ零SPECIALが収録されるようで、初代も斬紅郎無双剣も未収録のようである。
不思議な事にメタルスラッグは初代~6まで収録されるようで、ラストの3D版になったもののみ未収録のようで、随分と趣味に偏った選出だな、と感じる部分もある。
ま、それを言い出すとワールドヒーローズ系はワールドヒーローズパーフェクトしか収録されないし、龍虎の拳に関しても初代作のみの収録のようで、個人的には龍虎の拳2が入っててほしかったな、といったところである。

今までのミニシリーズは、全てがオリジナル筐体のミニチュアのようなスタイルというだけで、その本体そのものに何か大きなギミックがあるようなものではなかったが、NEOGEOミニは液晶とコントローラー搭載という事で単体プレイができるようなギミックを持ちそうな感じである。
それが良いのかどうかはまた別の問題で、その機構はいらないから価格下げろよ、となるのか、それとも本体だけを連結させて対戦させよろ、となるのかは、発売される価格次第ではないかと思う。
これで…2万円とかの価格だったとしたら、きっと多数の人からギミック減らして安くしろ、という苦情が殺到しそうである。
果たして最終的な仕様はどのようになるのか? またその価格は幾らになるのか?
ちょっと興味のある話である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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