Tagged: ヴァイオレット・エヴァーガーデン

最後の手紙、封入

劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンのBlu-rayが発売された。

封入されるのは必然か

昨日、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンのBlu-rayおよびDVDが発売された。
価格はBD特別版が12,100円、BD通常版が9,680円、DVD通常版が8,580円となっており、BD特別版にはDolby Vision&Dolby Atmos版の本編が収録されたUHD BDも付属する。
このDolby Vision&Dolby Atmos版の本編が収録されたUHD BDは、2020年9月18日に劇場公開された後、2020年11月13日から全国7ヵ所のドルビーシネマでも上映されたもので、収録映像はドルビーシネマ上映用に新たに製作された4K/Dolby Visionの高精細HDR映像と、Dolby Atmosの立体音響とされたものとなっている。
ある意味、現時点では最高峰の映像システムで作られたもの、と言っても過言ではないかしもれない。それだけに再生環境も選ぶ事になるのだが。
他にも物的特典が特別版には封入されているのだが、詳細は公式サイトで確認戴きたい。
その中でも特筆すべきが、やはりコレではないかと思う。
最後の手紙…そして最後の一行劇中で登場した“最後の手紙”である。
親切にも、オリジナルの言語のものと、翻訳されたものの2部が封入されている。
この手紙、劇中でも読み上げられるのだが、最後の一行は劇中では読まれないまま終わっているのだが、この封入された手紙にはその最後の一行も書かれているので、ぜひ読み上げて感動のラストを迎えて欲しい。

テレビでも放送される

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、金曜ロードショーでも放送される。
放送されるのは、テレビSeriesを新たに再構成した「特別編集版」を10月29日に、劇場公開された外伝~永遠と自動手記人形~を11月5日に本編ノーカットで放送される。地上波の放送では初めての放送になる。
「特別編集版」は、第1話から第3話、第7話、第9話、第10話を中心に編集される。この第10話は神回と絶賛された回で、YouTubeでもコンビ芸人が「どちらが早く泣くか?」という動画を上げたりしているぐらいの物語である。
巷では「必ず泣ける」と評価されたヴァイオレット・エヴァーガーデンだが、私も当Blogで作品を観たという記事を書いたのだが、実の所まだテレビシリーズを全話観ていない。
ホントは全話観てしまうハズだったのだが、時間が採れずにそのままにしていたら、先に鬼滅の刃を見てしまって、順番が逆になってしまった。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは感動物語ではあるのだが、アクション的には派手さはないので、勢いで観てしまおうという感じにならなかったのが、鬼滅の刃と順番が逆転した理由だと思っている。
名作だけど、私にとっては観るのに勢いがいる。そんな作品である。

Continue reading…

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

いつか観ようと思っていた作品をこのタイミングで…。

事件を乗り越えた作品

昨日、京都アニメーションが放火事件にあって2年が経過した。
スタジオ跡地で追悼式が行われたが、かつて私も似たような業界で働いていた事もあって、この事件はどこか他人事のように思えず、2年が経過した今でも心のどこかに引っかかってくる事件である。
そんな京都アニメーションが事件前から手がけていた作品の一つ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を実は今まで観る機会が無かった事もあって、観ていなかった。
テレビで放送した時も人気作だったが、2020年9月に公開された「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞した名作でもある。
事件以降に公開日を延期こそしたが、作られた作品は事件を乗り越え作られたものだけに、この受賞は感慨深いものがある。
この事件は、まだ裁判という方向では何も進んでいないに等しく、仮に司法が法に則り解決に向けて裁かれたとしても、結果何かが変わるのかというと、おそらく変わる事はない。
それだけ大きな損失があったという事、それだけ深い傷をたくさんの人々に残したという事である。
そして、この事件にもし何かしらの変化を与えることができたとするならば、それは新たに生み出される作品が多くの人の心に響く事ではないかと思う。
そういう意味では、昨年の劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、一つの峠を越えたところに位置する作品ではないかと思う。

前情報なく観る

で、本題のヴァイオレット・エヴァーガーデンだが…実は私はこの作品に関して何も情報も持っていなかった。
原作も読んだことはなく、アニメに関しても一切、それこそプロモーションビデオですら観ていなかったのである。
いや、一つだけ情報を持っていたとしたら、主人公たるヴァイオレットの声を石川由依が担当した、という事ぐらいである。
で、折角なのでテレビ版をとりあえず観てみようという事で前情報なく観てみたのだが…これが話題作になる意味がよくわかった。
作画の良さは言うまでもない作画の良さはさすが京アニといったところで、主人公に石川由依を抜擢したのも納得であった。
というか…石川由依は人形のような役が多いように思えてならない(爆)
幼い頃から戦場に駆り出されたことで普通の感情を持つことなく成長した少女が、人々の思いを代筆する自動手記人形という仕事を行うにあたり、いろいろな人と出会う事で徐々に「心」というものを見出していく様は、どこかNieR:Automataの感情を持つことを禁止されているアンドロイド「2B」に通じるものがあり、同じ石川由依が演じているという事の共通点に因果を感じる。
作品そのものは私がどのような修飾を書き並べても、おそらく表現する事は叶わない。

観た事がない人であれば、一度観てみる事をオススメする。というか、おそらくPVを観た段階で、もっと深く知りたくなるのではないかと思う。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version