rainをプレイしてみた

 予約までしていたPS3版rainだが、結局プレイする時間を作れず、今まで放置していた。
 そのまま放置というのも良くないと思い、とりあえず序盤をプレイしてみる事にした。

 元々rainは見せ方が上手い作品であるため、序盤…の中の序盤はゲーム内に出てくるコメント通りに進めば困る事もなく進む事ができる。
 だが、恐らく序盤で最初に詰まるのがこのシーンから。

 ネタバレになるかも…と考えたが、あまりにも序盤すぎる場所だから、あえてそのまま記載する。
 この直前、雨の中に突然犬のような怪物がゲートを破壊して飛び出してくるシーンがあり、そのまま逃げたはいいが、行き止まりの為、一度戻るシーンである。
 別段たいしたシーンではないのだが、この直後、橋の下で少女が犬に襲われそうになるシーンが続く。少女を助ける為には、犬が破壊したゲートに入って、階段を下りていくしかないのだが…この犬と渡り合えるはずもなく、それでも階段を下りていくかどうかの度胸が試される。…ま、そんな大それた事ではないのだが。
 その後はプレイすれば分かるが、この部分あたりまでは躓くというか、どうしようかな? ぐらいの詰まり方。問題はその後である。
 犬が闊歩する中を、屋根付きの場所とそうでない所を交互に潜り抜け、犬をやり過ごしながら進む事になる。
 だが…通路真ん中に犬がいて、そいつを音で誘導して道を切り開かねばならない所がある。そこをどう切り抜けるか?
 ま、そんなに難しくはない。だが、本当の問題はその後。実は私、そんな序盤で詰まってしまった(爆)

 犬が2匹いるのだが、見た感じその先は塀があって進めそうもない。だが、戻るにしても他に道がない。どうにかしてこの2匹を突破して別ルートを探さねばならないのだが…全くその知恵が浮かばないのである。
 頭が硬くなったなぁ(-_-;)

 とりあえず、全く解決策が浮かばないという事はない。
 手前に何とか登れそうな所がある為、そこを登れば…と思っているのだが、どうも操作が上手くいかなかったのである。上を登っていければ、塀の向こう側に行く事もできる。きっと何か方法があるだろうから、今度やってみる事にしようと思っている。


 正直、まだ序盤と呼べるまでもプレイできていないハズ。
 rainとは、こういう行動のパズル化を行ったゲームで、何かのアクションに対してリアクションがあり、そのリアクションで次のアクションへと転じていくゲームだ。
 ちなみに犬にかまれるとその時点でゲームオーバー。結構シビアな面もある。
 ただ、犬の行動を観察し、何に反応してどういう動きをするのかが分かると、上手く犬を誘導して道を切り開けるのではないかと思う。
 今後出てくるであろう犬以外の敵にも同じ事が言えるのではないかと思う。

 rainは、価格1,500円のゲームとしては非常に雰囲気もよく、作り込みも上手いと思う。
 昔ならコレだけの作りなら3,800円は当たり前の価格になるだろう作品である。これをダウンロード専売として経費を節減した事(もちろんそれだけではないだろうが)で1,500円で提供できるという事は、まず凄い事と言える。
 PS3を持っている人は、ぜひこの奥深いrainの世界を体験して欲しいものである。

 The Unfinished Swanというゲームも1,200円とは思えないアイディアゲームである。
 系統としてrainとは異なるゲームかもしれないが、アイディアの方向性としては似ているように思う。ただ、似ているからといってリスペクトされているかというとそうでもない。各々に実に個性的なゲーム性があり、全く違うゲームに構成されている。共通しているのはパズル型リアクションゲームであるという事。迫ってくる敵がいない分、The Unfinished Swanの方が慌てずにプレイできるかもしれないが。

 どちらもお薦めの逸品である。
 とりあえずPVでも見て、その雰囲気と面白さの一端を知って欲しい作品である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    私も序盤プリイしてみました。
    主人公はなんの力もない子供なんで、当然徒手空拳。戦うなんて選択肢は端から無いこのゲーム、コンセプトと見せ方に惹かれて買っちゃったわけですが、雰囲気が良いですね~。
    視覚に頼れない部分があるんで、プレイにはヘッドホンがあった方がよさげ。
    実際プレイしてみると、 見つかったら逃げるしかないのと、自分の姿さえ見えなくなるのがストーリーの不安感を煽って良い雰囲気ですわぁ。
    コンセプトの迷子の不安感が出ていて、低価格のゲームとは思えないです。
    確か三つ目のステージに入ったところまでしかプレイできてないけど、謎の多いストーリーに期待です。

  2. 武上 より:

    絵本的ソフト…そんな表現が似合っている…と言いたいんだけど、そのワリにはちょっとホラーっぽさがあって、ジャンルが難しいソフトかも。
    The Unfinished Swanの方が絵本的と言えばそうなるかも。このソフトも結構お薦めなんだけどね。

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