またしてもガンダム外伝

初めてガンダム外伝という言葉のゲームが発売されたのは、セガサターン用の「ガンダム外伝~戦慄のブルー」ではないかと思う。
セガサターンの処理能力で精一杯と思われる処理の中でスピード感を出し、内容も面白かった…戦慄のブルーはそんな作品だったが、また新たにPS3用としてガンダム外伝が発売されるようだ。

ミッシングリンク

ミッシングリンクとは「(「失われた環」の意)生物の系統進化において、現生生物と既知の化石生物との間を繫ぐべき未発見の化石生物。」と広辞苑第六版では書かれている。
今回のガンダム外伝は、サブタイトルとしてミッシングリンクという題が提示されている。
この言葉が何を意味するものなのかはまだわからないが、一年戦争時の語られなかったストーリーが展開していくゲームらしい。
…ってか、今までの本題以外のガンダムのストーリーはみんな語られなかったストーリーではなかったか?
というツッコミは置いておくとしても、今回はサイドストーリーを紡ぎ、新たな一年戦争を知るという作りになっているようだ。

システムは3機一組のMS戦を進めていくアクションで、プレイヤーは3機のウチ1機を操縦する事になる。なお、途中で操縦する機体そのものを変更する事ができるようで、こういう作りだと聞くと、ジオニックフロントを思い出す。
ただ、今回のシステムの中でも特筆すべきなのは、宇宙戦があるという事。
今まで、ガンダムの操縦系アクションゲームでは、宇宙戦を想定したものはあまりない。というか、あるにはあるのだが、基本平面上での動きでの構成であるため、宙間戦闘という感じがしないのだ。
宙間戦闘がどこまでできるようになっているのか気になる所
果たして、今回のミッシングリンクはこの宙間戦闘をどこまで再現できているのか?
気になる所である。
とりあえず、第一弾PVも公開されているため、イメージを掴んで欲しい。

機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク 公式サイト
http://sidestory.ggame.jp/jp/

発売日は未定

1月30日に本作は発表されたが、発売日や価格は現時点で未定となっている。
2月22日にはPS4が発売になるワケで、この時期に発表としているにもかかわらずPS3版で発売されるのに、未だ発売日は決まっていないという状況は、ちょっとよく分からない話である。
それとも、PS4版はすぐにでも用意出来るという意味なのだろうか?

アイマスの新作「アイドルマスター ワンフォーオール」も5月発売と、PS4発売後にPS3ソフトを発売するあたり、もちろん開発時期などの問題も多々あったり、セールスの事情もあるのだろうが、アイマスやガンダムのゲームは人気が出るのは目に見えて解るだけに、SCE側からはPS4版発売の要請などは出ていないのだろうか?
いろいろな事情があるのだろうが、固定機のゲームが売れないという事実は徐々に表面化してきているのかも知れない。
1月30日にPS3版「機動戦士ガンダム Extreme vs. Full Boost」が発売になったが、これの限定版が未だAmazon.co.jpに在庫ありとなっていた。
作りすぎた可能性も否定はしないが、以前ならガンダム系ゲームの限定版が発売日後に売れ残るという事はまずなかったと思う。
多分、以前よりはずっとゲームの販売本数は少なくなってきているのだろうし、徐々にではあるがDL版に人気が集まりつつあるのかも知れない。DL版を所持していれば、後日アカウント情報からPS4上でのPlayStation Nowでプレイ可能になる可能性がある。それを見越せばディスク版で買うよりはDL版の方が良い、と考える人がいても不思議ではない。

そういう意味で、今のPS3版ソフトは、どのメディアで購入すべきなのか等が非常に微妙だ。
パッケージソフトで買う方が損をする…というようなイメージがあるのは、ビジネス的にはあまりよろしくない形だと思うのだが…。
せめて、パッケージを買ってもアカウントに何かしらを紐付けてDL版を導入できる等の方法を持たせてくれれば、ユーザーの迷いもなくなるのではないかと思うのだが…。

話が随分と逸れたが、今回のガンダム外伝ミッシングリンクは、PS4発売後に発売されるPS3ソフトだけに、DL版へのステップアップをぜひ示してもらいたいものである。
それとも…DL版のみの発売になるのか? まぁ、そんな事はないだろうから、せめて道筋だけは作って欲しいところである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. 関西の人 より:

    ニュースては、PS4は入荷すればうれてる、というのはよくみますが、日本は大丈夫だろうか?

    未だに、ローンチを含めたラインナップに不安しか感じない…

    • アバター画像 武上 より:

      ローンチは微妙かもしれないけど、PS4の場合は開発環境が最初から整っているという事もあって、後続のソフトに関してはPS3よりはずっと期待出来る…そんなイメージが私にはあります。

      ただ…だからといって発売日にどうにもならないぐらいの品薄になるか? と聞かれたら、案外簡単に手に入るような気がします。
      今の日本ではコンソール型は売りにくいでしょうから。

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