久々のメンテ

KSRのメンテを数年ぶりに…。

まずはエンジンオイル交換から?

先日、KSRの整備をしなければならない事を記事にしたが、その整備を実施した。
知人の力を借り、場所を移動しての整備となったが、燃料タンクを外しての整備など、ホントに数年来やっていない整備であり、このナリでまずはエンジンを回すところまでやってみようという話になった。というのも、エンジンオイルの交換は、まずエンジンを回して温め、エンジン内を行き渡らせたエンジンオイルを排出させてそれで交換するという手段が常套手段だから、である。
ところが、この「エンジンを回してから」というフレーズが今回は大きな山となり、最終的にはオイル交換もできない状況を生み出してしまった。タンク外しての整備なんて数年ぶり…エンジンが回らない理由を突き止めるべく、整備する上で邪魔になる燃料タンクを外し、キャブを取り外してみた。
エンジンが回らないのは、吸気周りが原因だろうというアタリを付けたまではいいのだが、キャブを分解する中で「あ、そういえばガスケットがないな…」と気づき、結局肝心のキャブを分解できず、今日のメンテは終了する事になった。

原因特定は予測でしかない

だが、分る人には分ると思うが、今の段階での「エンジンが回らない理由」は、あくまでも予測でしかない。
キャブがちゃんと混合気を出していないのだろうという予測に基づき、それならばキャブを分解して中を見て確認するしかない、という結論に至っているが、その前提条件が予測でしかないので、確実な事が何一つ言えない。
私だけでは、この予測にも届かなかっただろうとは思うが、今の段階では予測行動でしかないので、更なる知人の元に知恵を借りに行く事になった(まぁ、別の用件が知人にはあったので結果オーライである)。
その更なる知人曰く「キャブに直接燃料を投下して、エンジンが回るか試してみればいい」という。
「なるほど!」
何か、当たり前過ぎてバカみたいな話だが、単純な事であっても、知っているのと知らないのとでは、そもそもの発想が異なる。
燃料がちゃんと回っていればそもそもエンジンが回るのか? という事もわからない状況であれば、原因となり得る所を一つずつ潰していくしかない。
と言うわけで、その場で突発的にキャブに直接燃料を投下して、エンジンが回るのかを確認したところ…排気の爆音と共にエンジンが数回程度だが回った!
エアースクリュー等で空気調整等をしていないので、回り続ける事はなかったが、ちゃんとエンジンが回りそうなところまで動く事が確認できたのである。
流石、わかっている人は違う(爆)
と言うわけで、あとはタンクから燃料がちゃんと供給されているかの確認だけだが、これはキャブに繋がっている燃料ホースからぼたぼたと燃料が出てきたので、問題なく供給されている事は確認済み。
やはり、キャブの中を空けてフロート部分まで燃料が回っているかを確認するのみである。

ガスケットの手配とキャブ

というわけで、次回のメンテまでに、ミクニVM26のガスケットを入手する必要がある。
知人の話だと、ガスケットがなくてもとりあえずバラしてみてそのままのカタチで閉じてしまえば問題はない、との事だったが、数年放置していた事もあるので、今回はガスケットをちゃんと用意した上で臨む事にした。
ただ、ガスケットはメンテナンスを定期的にやろうと思えば結構頻繁に交換するものになるので、知恵としてはまず専用のガスケットを一つ購入し、ガスケットのシート状のものを格安で手に入れて、専用ガスケットを型紙にしてシートを切り抜いて使うのが安上がりなんだそうだ。
なるほど。そういう手もあるのか…私にとっては知らない事だらけである。
また、私自身もっと覚える事もある。
まずキャブの構造とか仕組みを理解し、自分でバラせるようにならないといけない。
メインジェット、パイロットジェット、ニードルジェットなどなど、番手のある交換部品の存在くらいは知っているが、それをどこに取りつけ、それらがどういう仕組みで動いているのかなど、知っておかないといけない。基本的なこんな事も知らないのかと言われてしまうかも知れないが、こういうのも含めて一つ一つ覚えていこうと思う。

今年はちゃんと乗ろう

KSR、購入してから、おそらくまだ1,000kmも乗っていない可能性がある。というのは、メーターを一度交換しているが、新しいメーターでもまだ470kmぐらいしかカウントされていない事がわかった。以前のメーターは500kmぐらいで交換していると思うので、合わせても970kmである。あまりにももったいない話である。
今回、キャブのメンテを行って、エンジンが回れば、そこでエンジンオイルを交換し、あとは多少経年劣化でヘタっているところを見直してやれば、その時点で普通に走る事は問題なくできる。
電装系の見直しも必要ではあるが、走ってしまえば問題はないので、まずは走れる状態にする事を最優先として、その後はブレーキホースの交換、ハンドルの交換、ハイスロを入れる気になったらハイスロ交換&キルスイッチ移設といった感じで手を入れていこうと思う。
ホントはリアサスの交換とかもした方がいいというのは分っているが、そういうのは予算的に余裕が出てきてからにしようと思う。
ああ、その前にタイヤの交換もしないと行けないかも知れない。ゴム部分は軒並み劣化している事がある程度分っている。タイヤとてゴムである。問題ないとは絶対に言えない。
今年はまず走れる状態にしてちゃんと乗っていこうと思う。
乗る機会が増えれば、カメラを外に持ち出す頻度も増えるだろうし、そうなれば中々撮影に行かないという事もなくなるだろう。
少しアウトドア気味に自分の活動を拡張していく事ができれば、抱えている問題のいくつかは並行的に解決できそうである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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