ダークソウル、やっとオンライン可能に

 9月22日に発売したPS3用ソフト“ダークソウル”だが、初っぱなからオンラインでの不具合が多発、オフラインでプレイするしかないという状況に陥ったが、本日、ようやくバージョン1.02にアップデート、オンライン可能となった。

 ダークソウル、私はまだ封すら切っていない状態なのだが、いろいろな話を総合しても、その評価は実に様々。
 デモンズソウルよりも簡単という人もいれば、デモンズソウルよりも遙かに難しいという人もいる。なので今の段階で言えることは、デモンズソウルをプレイして面白いと思った人はそれなりに楽しめている、という事ぐらいではないだろうか?
 そして現時点でダークソウルに一定の不満がある人は、多分それは面白さとは乖離した所にその原因を感じているのではないかと思ったりする。
 それが、初っぱなのオンラインの不具合ではないかと思うわけだが、正直、フロムソフトウェアらしからぬ不具合だったと私も思っている。


 今回のこのダークソウルは開発はフロムソフトウェアだが、発売元はバンダイナムコゲームスだったりする。
 私は、正直言えば、フロムソフトウェアが発売元でなかったが故に今回の不具合が出てしまう状況を作ったのではないかと邪推している。

 どういう事かというと、まずフロムソフトウェア単体での発売だったならば、多分クローズドだろうがオープンだろうが、βテストをやっていたのではないかと思ったりする。
 同時期に進行していたアーマードコアVはクローズドβテストを行い、その不具合の特定やバランスの調整などいろいろな情報収集を行っていたが、ダークソウルはそうしたβテストも行われなかった事に、私は多少疑問を感じている。
 これは発売元との協議の中で、βテストを外部で行うかどうかの論議が行われていただろうが、それを発売元が嫌ったのではないかと思うわけである。
 そして、一週間発売を延期したといっても、9月22日には発売したわけだが、これも発売元から「絶対に9月中に発売しろ」というお達しが出ていたのではないかと思うわけである。
 なぜそうなのか? というと、バンダイナムコゲームスの決算、あるいは半期決算に当たるのではないか? と思うからである。
 少なくとも、ダークソウルはこの時点ではかなりの売上が予想されるタイトルである事から、収益に大きな影響を与える事は間違いない。
 つまり、発売元からすれば何としても9月末までに発売してもらわねば困る可能性があるわけで、そこで多少の問題はスルーした…もちろん分かっていてスルーしたかどうかはわからないが、発売を何としてでも月内に行う必要があったために、チェックが不完全だった可能性もあるのではないか? と思うわけである。
 まさに大人の事情でこうなった…これは私の邪推だろうか?

 ま、どちらにしても不具合が出てしまった事に違いはなく、発売されたオリジナルのPS3ディスクは欠陥品として世に出回った。これが修正される機会があるとしたら、それは重版ディスクかBest版が出た時だろう。もっとも売上に貢献しただろう初回版を買った人達は、オンラインアップデートが必須であり、結局ネットワークに繋がっていなければどうにもならないディスクを手にした事になる。
 …ま、今回の不具合はオンラインにしないと出ない不具合だったらしいため、ネットワークに繋がっていない人はそもそも不具合に遭遇していない可能性はあるが。

 とりあえず本日よりオンラインプレイが可能になった事は喜ばしい事。
 プレイを止めていた人はぜひこのDarkな世界を堪能して欲しい。
 私は…もうしばらくデモンズソウルで(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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