PS VITAが到着した。
発売日から2日後ではあるが、それも知人に送ってもらったため。無事到着したのでまずそのことを報告しておく。
届いた箱は随分と簡易パッケージだという印象。PSPの頃とはえらい違いである。
中身に関しても実に簡素で、説明書きのような紙の折り込みが2種、ACアダプター本体とそれに繋げる電源コード、そしてUSB接続可能なACアダプター→PS VITA本体のコード、あと私が購入したのが3G/Wi-Fiモデルであるためdocomoの冊子、そして本体と僅かこれだけである。
マニュアルという大層なものもなく、クィックマニュアルという折り込みが入っているのみである。
で、箱を開けて本体の設定を始める前に、保護フィルムと本体をもって風呂場へ直行。ホコリのない状態で両面に保護フィルムを貼ってしまった。
まだ表面台紙を剥がしていない状態。このサイバーガジェット製は貼り付けが難しいと言われているようだが、確かに難しかった…風呂場で10分くらい格闘したような気がする。
ま、その甲斐あって、気泡も入ることもなく綺麗に貼れた。
なのでそのまま電源を入れて初期設定…と思ったが、一応念のためにバッテリー充電をはじめて見る。充電が始まると、左下のPSマークがオレンジ色に光るというギミックがある。
すると、30分もしない間にPSマークのオレンジ色が消灯した。最初からかなりバッテリーには充電されているようである。
充電が終わったところでいよいよ初期設定…と行きたい所だが、その前にハードウェアの周辺チェックから。
非常に綺麗なフロントマスクで、細部の作りも丁寧な感じ。期待以上である。が、気に入らない所もある。
一番気に入らないのは、各カードを挿入するスロットのカバーである。
ここまで高級感を出しているのだから、もっとちゃんとしたギミックで開くものにして欲しかったところである。軟質のプラカバーというのは、どうにもやすっぽい。この辺り、PSPでもそうだったのだが、SCEはこういう所で手を抜くからiPhoneの商品デザインに勝てないのである。
とりあえず一通り見た所でいよいよ電源の投入である。
前情報で、既にシステムアップデートが行われている事は知っていた。この時点で既にver1.50である。
何が問題なのかは調べていないが…いきなりシステムアップデートを行ったという事は、できるハズの事が出来なかったとかそういう類いの問題が出たのだろう。
電源を投入すると、システム設定が始まる。
日時を入力してWi-Fiの設定をするところで…タッチパネル特有の問題にぶつかる。Wi-Fiの接続可能なアクセスポイントを表示する部分だが、ここは受信した情報を一気に表示するのではなく、判明した分を順次表示するという仕組みであるため、私が一番下の手動設定を押そうとした瞬間にアクセスポイントが追加され、狙ったものと違う所にアクセスし始めるという問題が出た。慌てて戻るも設定は先に進んでしまい、PSNアカウントの設定に進んでしまった。このままでは3G通信してしまうなぁ…と思った為、画面を遡ろうとした時である。いきなりシステムアップデートしろと促されたのである。そのアップデートをするためにWi-Fiの設定に戻ろうというのに、このコメントが出てから戻ってみると、Wi-Fiアクセスポイントの選択が出ずに、PSNに既存のアカウントを使用するか? という所に戻ってしまった。
仕方ないので、既存アカウントの使用を選ぶが、再びシステムアップデートしろと告知。Wi-Fiの設定にいつになったら戻れるんだ? と思いながら、画面を遡ったりを繰り返したところ、ようやくWi-Fiの設定に戻ることができた。というか、再現性が低すぎる…。ここまで不安定でいいのか?
だが問題はその後も続く。とりあえずWi-Fiの設定をしたのだが…結局PSNの既存アカウントを登録する事ができないのである。要するに…おそらくシステムアップデート1.50は、既存アカウントを登録できるようにするものではないのだろうか?(詳しく調べてないからわからんが)。
仕方ないので簡易設定でPSNを登録し、メインメニューまで進めてみる。その後、設定からシステムアップデートを選択し、1.50へ無事アップデートを済ませると、ネットで騒がれていたようなフリーズに…出会う事もなく普通に再起動した。その後、PS VITAの設定からPSNの設定を既存アカウントに差し替えて再登録する事で何とか事なきを得た。
後から調べて見たところ、やはりシステムソフトウェア1.50へのバグフィックスに初期設定時に既存アカウントによるPSN登録が出来ない事が記載されていた。何ともお粗末な出荷状況である。
その後、PSNからニコニコ動画、Twitter、torne等のアプリをダウンロードしてインストールしたが、結局フリーズに出会う事はなかった。
特に問題はないな…と思った矢先、1分放置でスリープするように初期設定では設定されているのだが、そのスリープからの復帰後に、Wi-Fiに繋がらないという問題が発生。
とりあえず電源ボタン20秒の長押しでシャットダウンし、その後電源ボタン5秒押しで再起動すると、繋がったり切れたりを繰り替え状態。
おそらく…だが、これはWi-FiのIPアドレスが自動設定になっている為ではないかと予測。ま、それが理由だとすればそれもまた変な話ではあるのだが、固定IPに切り替えたところ前よりも接続性は高くなったが…それでもスリープ復帰時にすんなりWi-Fiに繋がらない。何かまだ問題があるというのだろうか?
で、いろいろ試してみて分かったことは、ネットワークに接続する必要がある時になって初めてWi-Fiに接続に行くという事。つまり、画面上ではネットワークがずっと3Gしか表示しない。これはプリペイド式を使っている人からすると精神衛生上よくない設定だ。おそらくWi-Fiを探しに行くという行為で電力消費するのを避ける為、必要な時にしかWi-Fiを接続しないという設定になっているのだろうが、それなら3Gも同じように接続の必要のあるときに表示してくれればよいものを…。
そこら辺、docomoとの何かしらの契約があるのだろうか?
当面設定などいろいろ触って見たが、とりあえず問題はないようだ。
なので先日ダウンロード購入したセブンスドラゴン2020をPS VITAにインストールしてPSPからセーブデータを引っ越しして起動してみたのだが…やはりPSPと決定的に解像度が違う為か、随分と粗い画面が表示された。これ、アンチエイリアス処理とかでもっと滑らかにできないだろうか? PS VITAの解像度がそれだけスゴイという事はわかるが、PSPのソフトがプレイできる事をウリにするなら、その有り余る解像度からせめてアンチエイリアス処理等で綺麗に見せる事くらいやってほしかったところである。
ま、これはおそらくファームウェアで解決する事もできるだろうから、今後に期待という事にしておこう。
何はともあれ、無事設定はできた。
あとはコンテンツを試してみてどうなるか? という所だが、巷の話ではバッテリー持続時間があまりにも短くて話にならないとか、フリーズしまくってバッテリー云々の話以前の問題だとか…いろいろ言われていて明確な情報が降りてこない。
これはやはり自ら試せ、という事なのかもしれない。
まずは明日以降にPSPコンテンツのセブンスドラゴン2020を試し、その後にいよいよPS VITA用ソフトの“真かまいたちの夜”へと進めてみようと思う。
私のところでは、いまのところ問題は起きていません。
初期起動時のPSNに繋がらない不具合だけかな…?
巷で問題になってるフリーズも無かったです。
…今のところはw
3Gへの接続は、初回に確認したあと接続しない設定に変更したのでずっと圏外のままになってます。
面倒に感じたのは、ニコニコで動画を見ているときに、スリープモードに入ると、最初から読み直しになることくらいかな…?
まだ使い始めたばかりなので、何か出るとしたらこれからなのかもしれません。
初期ロットはこんなもんかなーって、楽観してますだ。
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3G通信、圏外にできるのか…
どこの設定だろ?
調べてみなきゃ。
私もフリーズそのものはないですよ。
SCEの初期ロット品としては信じられないくらいの安定感(爆)
気に入らないのは、メイン画面ふくめた操作が全部タッチパネルでしか設定できない事。従来と同じで十字キー&ボタンでもできるようにしてほしかった。
あと、PS3とPS VITAの接続をまだ試してないけど、PCと接続した時に感じたのは、とにかくデータのやり取りに今までと違う手法を採らなきゃいけないという事が面倒かな。
…そんな所です。
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