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VoLTEが始まる?

匿名の情報なので定かではないが、おもしろい情報が出てきた。
NTT docomoが来年3月にLTEを利用した音声通話サービスを開始する、というのである。
また同時期にdocomoから正式にiPadの取り扱いも始まるという。

VoLTEってそもそも何よ?

VoIPという言葉は聞いたことがあるかもしれない。
Voice over IPの略で、TCP/IPネットワークを使って音声データを送受信する技術の事であり、Skypeなどの音声チャットもその仲間といえる技術だ。
これは、とにかく通信コストを押さえる事ができる技術で、品質に問題があった旧時代と比べて現在ではほぼ問題なく通話でき、通信料低減方法の一つと言い切っても良い時代になったと私も思う。
で、問題のVoLTEだが、意味としては全く同じ。
Voice over LTEの略で、LTE通信網を使って音声データを送受信する技術の事を言う。

ちょっと逆な話をするが、現時点ではLTE通信網の中にいても、通話しようとすると3G回線につなぎ換え音声通話をするというのが一般的である。このつなぎ換えの事をCSフォールバック(Circuit Switched Fall Back、CSFB、回線交換フォールバック)というが、これが当たり前の仕組みになっている。
だが、世界的にはVoLTEのように、より高速通信可能な周波数帯での音声通話へと移行すると言われている。というのも、高周波数帯の方が無線利用効率が高いため、より多くのユーザーを収容する事ができるからだ。
他にもいろいろなメリットも多い為、期待出来る技術ではあるのだが、LTE網を使うため現在まだ日本では利用する事ができない地域もある事から、まだまだ現実的な話ではない…というような感じでもあった。
サービス向上の為に増え続けろ!
それが3月から始まるというのである。
まぁ…始まるといっても段階的な事であり、しばらくは田舎暮らしの人には無関係なサービスになるだろうが、このVoLTEの動きによっては、LTE網の更なる拡大や強化が行われる事が予想されるため、サービス向上としては良い結果をもたらすとも言える。
サービスの形態は定額制になるような話が出ているため、当面はおそらく安くはない。だが、キャリアとしては設備投資に変化が生まれ、効率的になる事も予想されるため、徐々に価格は下りてくる…と私は見ている。
また、docomoのこうした動きに対して、docomo以外のキャリアもVoLTE化に対して何かしらの動きを見せてくる。これから激化する事は想像に難くない。

docomo版iPadの発売も始まる?

このVoLTEの頃と時を同じくしてdocomo版iPadの取り扱いも始まる、と噂されている。
もしこの噂が真実だとしたら、これでようやく日本の主要3キャリア全てでiPadの取り扱いが始まる事になる。
iPadは通話が不要という事で、そのSIMカードはデータ通信のみのもので問題がない。
今現在MVNOサービスはほとんど(全て?)がdocomoの回線を使用したモノであるから、格安SIMはほぼdocomo端末であればプロファイルを何とかすれば利用する事が可能になる。
となると、とりあえずdocomo版を購入しておいて、解約後にMVNO系のSIMを格安で用意して端末をそのまま利用する…なんて節約術を使おうと思ったら、消費者側としてはdocomo版を購入しなければならないワケで、au版、SoftBank版共に魅力がなくなると言っても過言ではない。

というわけで、もし本当にdocomoでiPadやその手の類いのものを利用するとするならば、そうした格安SIMの利用が可能になる可能性が非常に高い。
こうなると、au、SoftBankの利点はますますなくなるワケだが…。さて、そもそもこの噂はどこまでが真実なのやら。

docomoの影響力

なんだかんだと、日本ではやはりdocomoの影響力が圧倒的と言える。
docomoが「この方針で進む」と言い始めたなら、ほぼその流れになってしまう現状がある。それは通信事業者としての大きさもそうだし、持っている技術力、そして何と言ってもその資金力で他を圧倒しているからだが、米国企業を傘下に入れはじめ国際色が強くなるSoftBank関係などは、docomoよりも世界的基準で物事を考え始めているところもある。
そうした、アンチdocomoの存在が今後どこまでつよくなるかという問題はあるものの、docomoの影響力はやはり無視できないのも事実で、VoLTEに関してはその主導権は現時点でもNTT docomoが持っているのではないかと思う。

ま、使う側からすれば、利用料金が安く、それでいて安定したサービスであるならば、それを運用できるメーカーを選択するだけなのだが、長年NTT docomoの支配下にあったモバイルネットワーク環境がイキナリdocomoから脱却する事はあり得ない。
なのでここはNTT docomoには是非ともがんばってもらいたい所で、国際的にガラパゴスにならない程度に国内事情に合わせた最良サービスを行ってもらいたい所である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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