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時を刻むモノ

先日の腕時計の話のつづき。

正確さを採るか、それとも…

私が腕時計が欲しいと思っている理由等については以前書いたので割愛。
ではどんな腕時計が欲しいのか?
先日もちょっと書いたが、私の拘り故になかなか適合した製品が見つからない。
まず一つは文字盤にはローマ数字、しかも1~12まで全ての数字が入っているもの。
一つは3針のシンプルなもの。機能的には単機能でいい。
見た目で言えばこの程度のものである。色は黒文字盤でも白文字盤でも構わない。
とにかく派手でなく、シンプルで単機能。それだけである。
だが、時計というものの基本は見た目ではない。

時計はメカニズムこそ全てであり、古来より時計職人はこのメカニズムに相当の拘りと独自の技術を盛り込んでいる。
だが、総じて時間の狂いが少ないものはクォーツ時計が多い。これは電池駆動のもので微弱電気を水晶に発振してそこから得られる周波数で秒を計り針を動かす仕組み。発振による周波数コントロールであるため、狂いが出にくいが電池がなくなると止まるというのが最大の弱点。まぁ、2~3年は電池が保つ為、電池が切れれば交換すればよいだけの事だが、特殊な大きさの電池を使用している場合は、電池が市場から消えていた…なんて事もあり得るだけに、油断ならない。

対して昔からあるのが手巻きである。
これはゼンマイ駆動のもので、ゼンマイが巻き戻る力で針を動かす。昔は単純に手で巻いてゼンマイが伸びきったらまた手で巻いて…というものだったが、最近は価格がそこまで高くなくても自動巻と呼ばれる仕組みを備えているものが多い。
自動巻とはその名の通り、自動でゼンマイを巻く仕組み。
腕の動きに乗じてゼンマイを巻く仕組みで、毎日腕時計を使っていればほぼ途切れる事なく駆動を続ける仕組みである。
この自動巻、唯一の弱点はクォーツ時計のように電池切れがない替わりに時間の狂いが大きい事。ほぼ日単位で数秒狂うと言われている。まぁ…高級な自動巻時計だとそこまで狂わないらしいが、私が買えるぐらいの価格の場合は狂う事は間違いない。

ムーブメント

こうした駆動方式をムーブメントというが、このムーブメントを選ぶのは中々にして難しい。
どちらにもメリット・デメリットが確実に存在していて、前述した通りの弱点がそのままデメリットになり、メリットになる。
ではどっちが好みか? という話になると…私はやはり自動巻である。
私がいくら正確な時間を把握したいからといって、それは何も秒単位で正確な時刻が知りたいというわけではない。せいぜい分単位の話である。
そして何より電池切れがないのがいい。2~3年に1回とは言え、確実にメンテナンスが必要と分かっているものより、基本的には手入れだけで済むというのは魅力的である。

 自分のスタイルと合わせられるか

自動巻がイイ…と思っていても、それが私の使用環境と合うのか? という事を考えると、実は結構微妙だったりする。
自動巻は、腕の動きで遠心力(?)を作りゼンマイを自動的に巻いていく事が基本になるが、要するに腕の動きが確実に必要になる。また、三日ほど放置するとほぼ確実に動作が止まる。つまり、毎日使う事を前提としているものがほとんどだし、また用途的にそうでないといけない。
では私の場合は?
私は製造業で働いている、といっても、結局は事務職であり、机上で仕事している事が多い。ただ、都度出歩いたり、別の場所で調べ物をしたり…と業務が一定しない事が多い。
動き回るのだから大丈夫だろう、とは思うが、如何せん、腕時計を常用していた過去がないため、それぐらいの動きで十分なのかがわからない。
…まぁ、分からなければ使ってみればイイ、というだけの事かもしれないが、ここで確実性を取るならクォーツの方が良いのかも知れない。

ちなみにクォーツのもう一つの欠点を話すと、クォーツは小さな音で「チッチッチッ」という音が常時聞こえる。これは水晶を発振させている関係でどうしても避けられない。ものすごく静かな所だと、この音が気になる、なんて人もいる。
一方、手巻き&自動巻はこの音が一切しない。発振がないから音がしないのだが、ゼンマイの動きなど含めて音がしないというのは、時計メーカーの技術の凄さを物語るものなのかもしれない。また、針の動きが非常に滑らかだという特徴もある。円運動をそのまま円運動として針の動きにしている為、滑らかな動きになるのは当然の結果と言うべきか。

どちらにしても、使ってみなきゃ分からない、という要素は避けられない。
実際に買うと決めた場合、覚悟を決めてどちらかを選ぶ事としようか。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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