20,000ポイントの攻防

人は難しい。

あんこうチームまでは近くて遠い

PS4版World of Tanksがプレイ可能になって、既に3週間が過ぎた。
まだ1ヶ月経ってないのか、というのが私の率直な気持ちだが、コレばっかりやってる人からすると、もう3週間過ぎたのか、と感じるかも知れない。
私は毎日プレイしているわけではないし、PC版World of Warshipsもプレイしている為、1週間に数日数時間プレイというのが、プレイ頻度になっている。
それでも何とか現在はドイツでTier5のIV号戦車H型を取得するまでに至ったわけだが、このIV号戦車H型が、ガールズ&パンツァーコラボのキー戦車になっている為、この戦車に行き着くツリー上の戦車を使う人が現在ではかなり多い現状が続いている。
毎日プレイしている人であれば、おそらくもうコラボ戦車を手にしているハズだが、このTier5のⅣ号戦車H型で20,000ポイントの経験値を獲得する事で、あんこうチームのIV号戦車D型[H型仕様]を手にする事ができる。
20,000ポイントという経験値は、実は近いようで意外と遠い。
上手い人だとそうでもないのかもしれないが、私の様に勝率52%程度では、なかなか20,000ポイントを稼ぐ事は難しい。
というのは、このゲームは対戦中にある一定の活躍をして星を獲得しないと経験値が伸びないのである。
その星の稼ぎ方はいろいろあって、敵を攻撃しても獲得できるが、敵を発見しても獲得出来、その発見した敵が味方から攻撃を受けても獲得できる。また、こちらの攻撃において敵戦車を貫通させても獲得できるし、当然撃破しても獲得できる。
この他、自分のHP以上の敵戦車を撃破しても貰えたり、自分のHP以上の攻撃を受けそれでも防御しつづける事ができても貰えたりと、結構いろいろな条件で貰えるわけだが、この条件をより多く獲得した方が経験値は格段に増えていく。
だが…軽戦車や中戦車、特にIV号戦車系は中戦車だが、中戦車という割には装甲が薄く、重戦車の一撃で撃破される事もよくある話。まして自走砲の迫撃にやられれば、即終了というケースも多々ある。
セオリー通りにプレイしていても、どこかに落ち度があればすぐにやられる。それがIV号戦車系であり、これで20,000ポイントの経験値は私にとって結構しんどい戦いになる。

自分は何向き?

WoTをある程度プレイしていると、自分の戦闘スタイルというものが見えてくる。
軽戦車で一気に敵陣に切り込んで敵戦車を発見し、すぐさま撤退する偵察型が得意という人もいれば、圧倒的装甲で敵の前に陣取り、落ち着いた一撃で敵を駆逐していくという移動砲台型の人もいる。私は物陰に隠れて敵を見据えて打ち抜くという狙撃型が自分に合っているようで、中戦車ながら距離を置いて敵を仕留めていくプレイをしがちである。
これは人によって向き不向きがあり、さらに扱う戦車の特性も絡んでくるから、いろいろなパターンが存在すると思うのだが、問題はその組み合わせに関して感じる要素が人によって異なるという事。
例えば、私が使っているIV号戦車H型で、狙撃型プレイをしていると、人によってはロール(役割)が違うだろ? と感じる人がいるワケである。
中戦車は、いろいろな立ち回りができるクラスで、速度を活かして軽戦車のような働きをする事もあれば、限定的ながら重戦車のような立ち位置で敵の進撃を食い止めるような役割を担ったりする。
だから狙撃型も間違ったスタイルではないのだが、人によってはそれが間違っていると感じるケースもあるわけである。
もしWoTがソロプレイ限定のゲームならそんな事もないのだが、基本対戦型のゲームであるため、こうした人の感じ方の違いで、批判が出たりする事もあったりする。
オンラインゲームの難しさ故の問題である。

人は難しい

先日、私がWoTをプレイしていた時の事である。
私はIV号戦車H型で、プレイ開始当初から後方に構えるプレイで開始した。
時々、味方のほぼ全数が前進ばかりして、敵に自陣を占領されるという事が起きる為、それを防ぐ意味でも、後方に自走砲以外のプレイヤーが構えている事も重要と私は思っている。
その時のプレイも、私と自走砲プレイヤー以外が、意気揚々と前進していき、後方ががら空きになっていて、私はとりあえず自陣を占領にきた軽戦車を追い払ったり、撃破したりして、後方の守りを中心に動いていた。
その後、前進していた味方のある程度撃破され、敵も同数程度撃破され、決着が付く転機が訪れようという時を迎えた。
その際、私は物陰に隠れ、敵重中戦車を狙撃し、数台の敵戦車を撃破し、そのゲームに勝利した。
もちろん、それら敵戦車は、私だけでなく前進していた味方戦車も攻撃をしての撃破だったワケだが、私が敵戦車の弱点に効率良く砲撃を加えた事で、最後の一撃が私に集中した。よって、私の敵戦車撃破数がぐんぐん伸びる結果となり、最後のスコアにおいて私はかなり上位に入り込む結果となった。
その結果が出た直後である。
PS4のメッセージにおいて、知らない人からメッセージが届いた。
そのメッセージの内容を見て私は愕然とした。
「味方を生贄にするなよ…」

私としては生贄にしたつもりは毛頭ないし、狙える位置で敵を撃破しただけである。
ただ、この人の言いたいところは、前進している人がいて、敵位置が解ったからこそ狙撃できた、という事を言いたいのだろうし、それによって私だけが得をした、という事を言いたいのかも知れない。
確かに、敵位置が解らないと狙撃はできないから、前衛で偵察している人を生贄にしてしまったという言い方はできるかもしれない。しかしそれこそロールプレイではなかろうか?
私だって、狙撃できる位置にいなければじっとその場で隠れ潜み、敵が現れるまで待つしか方法がない。
前衛に意気揚々と進むのもその人のプレイスタイルなら、私はどうする事もできない。ただ、そのプレイスタイルを採った人が、敵に次々とやられていく事に対し、後衛で狙撃している人はリスクを負わないと言われてしまえば、確かにそのとおりかもしれない。
だが、敵に自走砲がいる場合、狙撃側も狙撃をすれば位置を特定され、自走砲による迫撃を受けるのである。全てにおいてバランスが取れているとは言えないかも知れないが、互いにリスクがある事は間違いない話なのだが、人の見る視点によって、誰かが得をして、誰かが損をする、という見え方になってしまうのは、対人戦では致し方ない話ではなかろうか?

気にしていられない

今回のメッセージに対して、私はとりあえず反応する事をやめた。
最初、返信しようかとも思ったのだが、人によって見え方も受け止め方も異なる事に対して反応しても、結果は過剰反応にしかならないし、話は平行線を辿るだろうと考えたからだ。
もし、私のような狙撃型のプレイが得をする、と思うのなら、この人も同じように立ち回ればいいだけの話だ。
おそらく、狙撃後に迫る自走砲の攻撃にさらされるだけの事である。狙撃にもリスクがある事を知らないなら知って欲しいし、知っているならそれを実際に体験した方が良いと思う。
まして装甲の薄いIV号戦車での狙撃は、効果の割に反撃の重さに耐えにくいので、大きなリスクになる事が分かるハズである。

正直、対人戦の立ち回りで、わざわざメッセージを送ってくる事の意味を私は理解できなかった。
自分の思った通りの結果にならないと気に入らない、とか誰かが不当に得をしていると感じてそれが気に入らなかったのか…。
別に不当ではないのだが、そう見えた、という事だろう。
気にはしていられないが、人とは実に難しいものだと改めて感じた。

このように、ガルパンコラボに関しては、対人戦は人の難しさとの戦いでもあり、その中で20,000ポイントを獲得する必要がある。
対人戦に対して、気にするところは気にしなければならないが、気にしてばかりはいられない。
そういう考え方で、自分なりのスタイルを確立し、WoTを楽しんでもらいたい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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