Monthly Archive: 8月 2016

WordPressのモバイル設定

WPtouchが正常に働かない?

モバイル用画面にならない

このBlogをWordPressというBlogエンジンに切り替えてから、モバイル端末で当Blogを閲覧すると、モバイル端末専用のデザインで表示されるように設定している。
これは単純に通信データを軽くするという意味だけでなく、限られた画面サイズで見やすくするという事を目的にしているのだが、ここ最近、WordPressのバージョンアップやら、このモバイル専用デザインにする為のプラグインのバージョンアップやらで、プラグインが正常に動作していないような挙動を見せている。
私はiPhone6 Plusを使用している為、スマートフォンはiOSでしか実機確認ができないのだが、トップ画面はモバイル戦用画面になっていても、そこから投稿記事に入ってくと、投稿期時はPCのブラウザで見ているものと同じデザインで表示され、全くもって読みにくい状態になってしまっている。直らない…ちょうどこの画像の左半分がトップメニュー表示で、そこからリンクを辿ると、右半分のような表示になってしまうのである。
これがiOSだけの挙動なのか、それとも画面サイズから考えてiPhone6 Plus系だけの問題なのかはわからないが、少なくとも私の環境で正常表示していない事実は間違いなく、その設定の見直しに九郎している。

WPtouch

このWPtouchというプラグインは、プラグインを導入しただけでもほぼ問題なくモバイル専用画面を表示できるようになっていて、細かい設定の中に、PCのブラウザと同じように見せるかモバイル専用画面にするかの切り替え機能が内包されている。
しかし、どんなにモバイル専用画面にする、と設定しても、私の環境では前述の状態になり、トップ画面は問題なくてもリンクを辿っていけばスマホでは問題表示になる、という状態にある。
ネットで同じ問題にぶつかっている人がいないかと探ってみたが、残念な事に同じ症状は検索されてこなかった。
となると、私の固有問題なのか?
どちらにしても、設定をとにかく見直すしかないので、WPtouchの設定をくまなくみるのだが、モバイル専用画面のデザインの所をいろいろ設定してみるが、前述問題は一向に解決しない。
また、現在のバージョンであるWPtouch4.2.3は、そもそも画面の外観設定をWordPress本体と共用しているところがあり、何となくだが、それが今回の原因を引き起こしているように思えてならない。まぁ…だからといってどうする事もできないのだが。

何はともあれ、ちょくちょく見直したりしているのだが、現時点において不都合はあるかもしれない。
その点をまずはお知らせしておく。

ライブ配信で考えること

5年前はよくわかっていなかった。だが今は違う。

ニコ生を選んだ理由

今から5年前の2011年。
Blogを遡ってみると、私が初めてライブ配信の為の機材を調べ始めたのが8月13日の事である。
当時はHDMI接続の機器、おそらくPS3を対象としていたはずだが、この配信の敷居が高いという状況を知り、まずライブ配信というものそのものがそれなりの難しさを伴うものだと知った。
だが、その3日後の8月16日には、ニコ生でテスト配信を開始している。
当時は配信ソフトもニコ生専用のものがなく、XSplit Broadcasterを使用していたが、これはまだXSplit Broadcasterが無料で使用できていたから。
その後XSplit Broadcasterは有料ソフトになり、結果ニコ生で使用する配信ソフトはniconico Live encoderに切り替わっている。
振り返ってみると、当時は選択肢があまりなく、結果一番ハードルの低いニコ生しか私の選択肢はなかったと言わざるを得ない。
もちろん、積極的にライブ配信していたわけではないので、その間にいろんな変化点が世の中で現れたのだと思うが、私がそれに追従できていなかった為、結果ニコ生至上主義が続いていた。
で、5年後に再びニコ生に戻ってきたわけだが、先日テスト配信して思ったのは、配信ビットレートが最大480kbpsというのは、自分が求める画質に程遠いという事である。
最初の理由は選択肢の狭さからだが、今になって振り返れば、何もニコ生でなければならないという事はない。
そこで、他サービスをいろいろ調べて見る事にした。

集客力

現在、配信サイトと呼ばれるサイトは過去とは比較にならないぐらいに増えている。
しかも無料で無制限なんてサイトもあり、配信ビットレートの設定も私が理想と考える1,000kbps以上のサイトも多数ある。
そうした配信サイトを比較していけば、自分の最適解を見つける事ができるだろうが、ここで一つ考えておかねばならない事がある。
それは配信そのものの集客性を必要とするか? という事である。
ニコ生が未だに多くの日本人に使われている理由は、設定が日本語をベースに確立されているという事と日本人の集客性の高さにある。ここで言う集客性とは、別に金銭に関わる話という意味ではなく、何ら繋がりのない人を呼び込む事ができるか、という意味である。
ニコ生は一見さんが非常に訪れやすい環境にある。これはそれだけニコ生を見ている人が多いと言う事でもあるが、宣伝しなくてもふらっと立ち寄る人が現れる環境が目の前にある。非常にわかりやすく、またニコ生クルーズというランダムに配信サイトを表示する機能などもあり、勝手に宣伝してくれるシステムがあったりする。
だが、他サイトはそこまでのサービスが揃っているものが少なく、結果、SNS等を利用した自らの宣伝が集客力の全てになる。
なので、ビットレート等の不満に耐えられない場合は、この集客力を犠牲にして他サービスへの移転を考えるしかない。そもそも集客力を想定していない場合はその限りではないが。

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そこまで必要なのか?

サードウェーブがGALLERIA Gamemasterを展開。

40タイトルを動作保証

サードウェーブは、現在秋葉原を中心としたブランドPC事業を展開している企業だが、ドスパラを初めとした店舗名を出すと、その存在を理解できる人も多いのではないかと思う。
そのサードウェーブから、40種以上のPCゲーム動作を保証するという「GALLERIA Gamemaster」というシリーズが展開される事が発表された。
これは、従来の特定ゲーム推奨PCを販売する、という形と異なり、サードウェーブ側が動作保証するシリーズで、ハードウェアの知識がなくともサードウェーブが動作保証したタイトルであれば、ユーザー側は自分でスペック等の確認をしなくてもそのタイトルをプレイできる、という所をウリにしたサービスである。
最大の特徴は、サードウェーブがゲームタイトルの動作確認をして保証する、という所なのだが、それ以外にも午前9時から午前1時という時間帯に、PCのハードウェアに関する質問や動作保証ゲームのアカウント登録方法、ソフトウェアのダウンロード等、ハードとゲームに関するいろいな質問を受け付けるサポートが受けられる。
「GALLERIA Gamemaster」としては、デスクトップPC6種(タワー、ミニタワー、スリムの形状あり)、ノートPC1種がシリーズとしてラインナップされる。あくまでも種別でこれだけという事であり、ラインナップ機種は総計7機種となる。

いつまで続く?

こうした、動作検証を行うPCの定めとして、時間経過というものが最大の敵となる。
これは今に始まった話ではないのだが、アーキテクチャが刷新されたりすると、旧機種は陳腐化する。そうなった時、動作検証は継続して行われるのか? という問題がついて回る。
サードウェーブ側としては、機種発売後3年間は動作検証を続ける、としているが、3年以上経過した機種はサポートから外れていくという。
つまり、動作検証のサポートを受けたいなら新しいのを買ってくれ、という事だろう。
まぁ、販売店側の視点に立てば、その流れは避けて通れないだろうが、問題は3年という期間が長いか短いか、という事である。
感覚的に言って、随分と短いな、と私としては思う。

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今更Nikon P900

ホントはマイクロフォーサーズ推しなんだけどね…。

話題が少ないので他に…

マイクロフォーサーズの事をネタにしてBlogを書きたいのだが、ここ最近マイクロフォーサーズをネタにできるほど情報がないというのが問題で、カメラの話を書こうとすると、どうしてもニコ生などで使用するビデオカメラ等の話に流れてしまうので、今日はちょっと趣向を変えて、かつて私がスタンドアローンで欲しいなぁ…と思ったカメラを今更ながら紹介する。
紹介する…といっても、カメラ好きであればこのカメラは今更紹介するまでもないカメラで、とても有名だし話題になったカメラで、その名はNikon COOLPIX P900という。83倍ズームを手軽に実現できる夢カメラこのP900の前身にP610というカメラもあるのだが、どちらも、ジャンル的には「デジカメ」という大枠にしか入らないカメラで、コンパクトデジタルカメラでもなく、それでいてレンズ交換式デジタル一眼カメラでもない。
要するに、レンズ固定式のズームデジカメなのだが、驚くのはそのズーム性能だったりする。
P610で光学60倍という触れ込みで発売され、その時にも話題になったのだが、P900はなんと光学83倍というとんでもないズーム性能を持ち、35mm判換算で24mm~2,000mmというから凄まじい。
さらにこの2,000mmの時でさえ、ここからさらにデジタルズームが4倍効かせる事ができるため、約8,000mmという超々望遠撮影が可能というからさらにスゴイ。もっとも、デジタルズームは画質が大荒れするので、使いどころを間違えると残念な撮影になってしまうのだが、そこら辺は流石カメラメーカーのデジタルズーム。どこぞのスマホメーカーのデジタルズームとは異なり、ほどほどに見れる画質になっているので、スマホ撮りより警戒する必要はないかもしれない。

実際に見ると…

性能的には16メガピクセルの1/2.3原色CMOSセンサーを搭載したカメラなので、センサーサイズはレンズ交換式カメラと比較してもかなり小さい。なので、総合的な画質という面で考えるカメラとは言えないのだが、問題はその価格。
本日付の価格.comで最安値を見てみると…なんと53,481円(税込)。
もしこれが35mm判フルサイズセンサーを搭載したカメラのレンズだったとしたら、そもそもそのレンズを手にする事自体が究極的に難しく、1972年に同じNikonから受注生産で発売された「Nikkor 2000mm F/11」というレンズが、当時の価格で約90万円。但し、このレンズは反射望遠レンズ(レフレックスレンズと呼ばれる)と呼ばれるもので、重量も17.5kgと、そもそも機構が通常レンズと異なるものである。
PENTAXからも「Mレフレックス2000mm F13.5」というレンズが発売されているが、こちらも重量は8kg、価格は96万6,000円と、一般人向けとは言えないレンズである。
もちろん、センサーサイズは1/2.3型とずっと小さいものになるが、同じ2,000mmを53,481円で実現できると考えると、如何にP900がリーズナブルかがよく分かる。
では、その2,000mmの世界というのはどういうものなのか?
コレばっかりは実際に見てみない事にはわからない。

ズーム能力がわかりやすい動画を紹介するが、ぐっと寄っていって途中一度止まり、そこからさらにズンとズームするところが、光学とデジタルの境目である。
流石にデジタルズームになると一気に画質が荒れるが、それでもスマホのデジタルズームとは雲泥の差。これほどまでに寄れるのが83倍光学ズームのスゴイところである。 Continue reading…

Windows10の不安定さ

終戦記念のこの日、進駐軍の国にある公式も認めた問題が発覚。

フリーズ

8月初旬に配信されたWindows 10 Anniversary Updateを導入する事で、インストールしたPCがフリーズを起こすという問題がMicrosoftに報告されているらしい。
本件は米Microsoftの公式フォーラムにMicrosoft自身が描き込んだもので、報告例は少数ながら、アプリやデータをOSと別パーティションに保存したSSDドライブに今回のWindows 10 Anniversary Updateを適用した時にフリーズする可能性がある、というものである。
このような症状になった場合、セーフモードであれば問題なく起動させられるようだが、通常起動では回避する術がないようで、アプリやデータをOSと同じパーティションに移動させる事で本問題を回避できるらしい。こういうトラブルがほんと多いのが気になる…だが、最近はこのSSDを利用するケースが増えていて、OSとデータで領域を使い分けて使用している人も結構いるんじゃないかと考えた時、この問題は非常に大きな問題になるんじゃないかと思ってしまう。
実際、私も基本的にはOSの領域とデータ領域とて物理的にストレージを変えている。少なくともマイドキュメント等は物理的に違うドライブに設定しているし、ブラウザなんかのクッキーなども別ドライブに保存するように設定している。
米Microsoftが今回の問題で言っているアプリやデータが、こういうデータの事を指していない事はわかるが、実際問題どのデータを指しているのかを明確に言えない以上、この問題は小さな問題として片付ける事はできないと思う。

回復方法

とりあえず、本問題は現在Microsoftでも対応を進めており、アップデートがあり次第、フォーム上に報告するとしている。
それまでの回避策として、Windows 10 Anniversary Updateのインストール後、10日以内であれば以前のビルドに戻すことで対処するしかないようである。
方法としては、設定の中の「更新とセキュリティ」から「回復」して「以前のビルドに戻す」に進んで「開始する」をクリックすれば、以前のビルドに戻す事ができる。
なので、起動不可になってしまった人はこの手順で何とか凌ぐしかないだろう。

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自宅放送局高品位化2

昨日までは音響関係ばかりだったので、今度は映像の話。

Webカメラ

昨日までは音響系ばかりの話をしたが、自宅を放送局にする上で映像も避けて通れない話である。
私が自宅を放送局とする場合、そのほとんどはゲーム映像だったり、PC内の映像を使う事を第一とするが、人によっては自分自身を映し出す事もある。
その時、そのカメラの映像品質をどれだけ上げられるかという所が高品位化の一つの指針になる。
その時にほとんどの人が真っ先に思いつくデバイスはWebカメラではないかと思う。
最近はWebカメラも随分と進化して、オートフォーカスやら自動露出やらいろいろと機能は充実している。しかもメーカー側も「1080p対応」など、高解像度対応を謳っている製品もあるから、フルHDを意識した映像を考慮したとしても、Webカメラで何ら問題はない。
だが、本当に高品位を求める人は、このWebカメラによる高解像度を信じてはいけない。
仮に、本当に1080p対応のWebカメラが本当に高解像度で、最高の画質を与えてくれるとしたならば、どうしてデジカメの世界では35mmフルサイズのレンズ交換式カメラが未だに発売されているのだろうか?
カメラの本当の高画質を保証する基準は、そのセンサーサイズにある。いや、正確に言うとそれだけではないのだが、能力に余力を与えてくれるのは、物理的なセンサーサイズである事は間違いない。もしくは、高度なソフトウェア技術を組み合わせた、複数のセンサーによる合成映像である。
だから、普通に販売されている高画質なWebカメラは、確かに他のさらに安いWebカメラよりは高画質かもしれないが、本当の意味で高画質であるとは言い難い。
満足が得られる解像度としては1280×720ぐらいが限界で、それも大凡高画質というレベルなのではないかと思う。
…ま、それでもブロードキャスティングとして使用する解像度としては、このHD画質でも十分かもしれないが。

オススメは?

仮にWebカメラで十分として、どんな製品がオススメかというと、これはもう選択肢は余り多くない。
LogicoolのC920、もしくはマイクロソフトのLifeCam Studioあたりが十分な性能を持っていると言える。
ただ、LogicoolのC920は、現在販売されているC920Rがカールツァイス銘ではなくなった製品なので、人によっては敬遠したくなる気持ちもあるかもしれない。だが、そもそもこの大きさのレンズでカールツァイスである事の利点はあまりないといえる。よほど酷いレンズでない限りは、その差はないだろうから、C920Rでも性能的に何ら問題はない。
また、マイクロソフトのLifeCam Studioは1080pを謳ってはいるが、基本は720pの製品といえる。ただ、それだけに非常にバランスが取れている製品とも言えるので、ウェブブロードキャスティング機器として使用する分には申し分ない。
価格はどちらを購入しても1万円以下に収まるが、LifeCam Studioはさらに価格は安い。コストバランスはLifeCam Studioの方が数段優れていると言える。
もっとも、好みの問題でC920系を好むという人も多いかも知れない。私からすると…正直どちらも同じである。なぜなら…どうせならもっと高画質を求めたい、と考えるからだ。そうなると、もっと別の手段を必要とする。

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自宅放送局高品位化

先日ブロードキャスティングの話をしたが、その機材の事。

アナログミキサーもデジタルに

先日のBlogの記事にTASCAMのMiNiSTUDIO CREATOR US-42を紹介したが、このミキサーはアナログミキサーになる。
だが、昨今のミキサー、少なくともネットによるブロードキャスティングを想定したミキサーは少なからずデジタルである部分がある。
それはUSB接続によってループバックする機能を持っている、という事である。
基本機能がPCにある関係で、PCからの音をUSB経由でミキサーに入力、ミキサーにてマイク等の音とPCの音をミキシングし、その結果の音声をPCへUSB経由で送信する…そういう機能を持っていて、そのやり取りをデジタルデータで行っている以上、ミキサー内ではデジタル信号を扱う必要がある。だからアナログミキサーと言っていても、完全なアナログではなくデジタルミキサーの要素を内包しているという事である。
ここ最近、TASCAMやYAMAHAの製品には、そうしたアナログミキサーでありながらデジタル要素を内包する製品が投入されている。
これらは、全てUstreamが話題になった頃に企画され、それが洗練された製品群である。家庭内が放送局になる。
そうした事を意図した製品という事である。
だが、各メーカーで多少思惑が異なるのか、製品に関する仕様でいろいろと違いがあるという事を知った。生放送を手軽に行いたい、という人にはそうした違いによる製品選びの一つとして参考にしてもらいたい。

YAMAHA AGシリーズ

YAMAHAがウェブキャスティングミキサーとして展開している製品がAGシリーズである。
AG03とAG06という製品があり、それぞれ3チャンネル仕様か6チャンネル仕様かで異なっている。
AG03は派生品としてAG03-MIKUという製品があり、こちらは初音ミクモデルとして本体のビジュアルデザインと付属ソフトに違いがある。
AG03の3チャンネル仕様と聞くと、チャンネルが少ないな、と思うかも知れないが、これはマイク1chとステレオ接続(Lで1ch、Rで1ch)を想定した構成であり、完全に一人用と考えるべき製品である。
対してAG06は6チャンネル仕様で、マイク系統、ステレオ2系統で合計6チャンネルという内容になっている。ちょうどAG03のチャンネル構成を2倍にした、と考えれば良いだろう。
だが、完全にAG03構成を2倍にしていないところが問題。
というのは、マイクを接続する端子はXLR端子だが、AG03はこのXLR端子に+48Vのファンタム電圧を通電させる機能があり、当然AG06にもその機能は搭載しているが、どちらも+48Vの電圧をかけられるのは1つのXLR端子のみ、となっている。だからAG06ならファンタム電源を必要とするマイクを2本接続できる、という事ではない事に注意が必要である。なかなか良い製品ではあるのだが…ただ、その問題以外の部分については、さすがはYAMAHAである。
コンプレッサー、イコライザー、エフェクト、ギターアンプシミュレータ等々、実に多彩な機能を盛り込んでいて、自宅で配信するにあたって機能的に不足する、という事は前述の件以外に全くない。
だからファンタム電源が必要なマイクを1本しか使わない、という事であるならば、この製品でクリエイティブな部分は全て賄えると考えて問題はない。

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Kabylakeをひたすら待つ

我が家のPCは今年末で4周年を迎えようとしている。

値上がりがハンパない

今のPCを組み立てたのは、既に3年も前の話で、当時はIntelのコアでも最新はIvy Bridgeとよばれる世代だった。
その翌年の2013年にはHaswellの世代へと交代したので、Ivy Bridge世代は僅か1年程度の寿命だったのだが、Ivy Bridgeはその前のSandy Bridgeの最適化版という事もあって、非常に安定したコアであった。
その時でもミドルレンジコアの価格は3万円台だったワケだが、今のSkylake-Sの同レベル帯は最近ようやく3万円台へと突入し、長い間4万円台に君臨していた。
つまり、年を追う毎に性能は上がるとしても、同時に価格もつり上がっていた事になる。
しかも周辺のチップセット、いや、それを搭載したマザーボードはさらに価格がつり上がり、今ではちょっとしたマザーボードを購入しようとしたら3万円くらいになってしまう。
私が自作PCに手を染め始めた頃は、1万円以下のマザーボードなど沢山存在していたのだが、今ではそういった格安マザーボードはかなり少なくなり、ハイエンドなマザーボードだと6万円を超える価格になったりする時代になった。
つまり、今自作PCを組立ようと思ったら、私が通常の性能レンジで構成すると、CPUとマザーボードだけで7万円近い価格になってしまう。以前より2~3万円は確実に値上がりした事になる。
なので、新PCへと移行しようと思えば、それなりの覚悟をもってパーツ選定をする必要がある。

Skylake-SからKabylake-Sへ

そして今年末ごろ、SkylakeからKabylakeへとIntelのコアアーキテクチャは進化すると言われている。まぁ…進化といっても今回のターンは「最適化」のターンなので、プロセスもアーキテクチャも完全刷新という事ではないが。
当初はモバイル系コアを中心に発売されるようだが、自作PCなどで利用出来るデスクトップタイプも来年には発売になると言われている。
価格は…おそらくは今のSkylakeシリーズの据え置きになるだろうと思われるが、ミドルレンジコアで4万円程度にはなるだろう。これはもう避けて通れない価格帯と言える。
では性能は? となると、実は案外微妙で、Skylakeから劇的に進化した、と思われる要素が見当たらない。
もちろん、全く進化していなければアーキテクチャを刷新する意味がないので、ある程度の新技術は投入される事は間違いないが、劇的進化とならない可能性が高い。
まぁ、標準で動作周波数が4GHzを超えてくると言われているので、そのままでも相当高性能と言えるのは間違いないが、価格帯性能比はSkylake同様、昔ほどよくないと言えるかも知れない。
このKabylake世代になる上で一番重要なのは、チップセットが刷新されるという事。
現在の100系から200系(まだ正式に発表されていないが)へと進化するのだが、こちらの進化の方がユーザーとしては恩恵を受けそうである。
というのも、USB3.1、HDCP2.2、Thunderbolt3.0のネイティブサポートが加わり、さらにPCI Expressのレーン数が20から24へと引き上げられると言われている。
4レーン増えただけじゃないかと思うかも知れないが、その4レーンが重要なのである。
M.2など新デバイスの接続にPCI Expressの4レーンが使われる為、増加分はそのままM.2デバイスへと使える事になる。これはSLIなどのマルチビデオカードの構築に大いに役立つ事を意味する。
と言うわけで、周辺機器の事を考えても、Kabylake-Sを待つ意味はとても大きいのである。

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PlayStation Meeting

いよいよ新型発表か?

9月の第1水曜日

結構前からPS4に新型が登場するかもしれないという話は浮上していた。
この話は、開発者側から漏れ聞こえた噂が発端とされていて、ソニーが次世代に向けて、というよりは4K解像度に対応する上で現在のPS4では出力性能が足りていないという事から、PS4.5という立ち位置で新製品を投入する、という噂であった。
実際、その後Xbox OneもXbox One Sという4K解像度&4K BD対応機を投入してきており、PS4もそれに追従するカタチになると考えれば、このPS4の新型機の話は非常に信憑性が高い噂と言えた。
そして先日、ソニーから9月の第1水曜日に次の大きな発表がある、という通達が出され、各方面にPlayStation Meetingの招待状が出された。
このタイミングでのPlayStation Meetingなので、その内容はほぼ新型PS4の話になるだろう事は予想できる。詳細はその時にならないと分からないだろうが、現時点で言われている事を纏めると、その新型の輪郭が見えてくる。

Neoと呼ばれる新型PS4

前述したように、新型PS4はあくまでもPS4の延長上にある製品であり、PS5となるような性能を持ったものではない。なのであくまでも4K解像度や4K BDといったものに対応する、つまり既存PS4の性能を補完するものとなる事は間違いない。
名称は「PS4 Neo」と噂されていて、これがそのまま使われるかどうかは今の所未定だが、多分PS4という名称が引き続き使われる事は間違いないのではないかと思われる(そうでないと勘違いする)。
また、この新型投入に伴って判明している事は、新型投入後の発売ソフトは既存PS4と新型の双方で動作できるものでなければならないという事と、その場合、新型ではよりリッチなグラフィックが期待できるという事。さらに、既存ソフトに関しても新型ではアップグレードされたグラフィックが提供されるだろう、という事だが、これはアップサンプリングによる画質向上という意味なのではないかと予測できる。最悪、4Kへのアップサンプリングしか対応しない可能性もあるが、最近のGPUはテクスチャ等を読み込むよりも自動生成する方が速度的に速いといわれている側面がある為、テクスチャ品質を向上した、アップグレードされたグラフィックが既存ソフトでも可能になる可能性もある。
また、一番気になるところといえばPlayStation VRとの連携だが、PS4 NeoはよりPS VRにおいてスムーズな表示を可能にする可能性がある。もともとPS4でも別にGPUユニットを持たせる事で滑らかな表示を可能にしていると言われているが、PS4そのもののビデオ能力が向上すれば、VR時にもその恩恵が与えられる可能性がある。ここらへんは実際に発表されてみないとわからないが1ランク上の画質が与えられ、よりスムーズな表示が可能になるのが新型の特徴という事は間違いなさそうである。

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ブロードキャスティング

放送って意味だけど身近になったな…。

ニコ生

一応…ニコ生を放送できる環境は作ってある。
特に「ゲーム実況」を可能にする為の環境を整備していて、HDMIによるフルHD、60fps再生を放送できる状態にしてある。
これは、声を大にして言えないがDHCPによる保護が行われている映像であっても放送できる環境で、HDCPを切る事ができるPS4のゲーム映像のみならず、それができないPS3の映像をHDMIで放送できるという事でもある。
この映像には当然だが映像と音声が含まれていて、HDMIに含まれている音声とPC内で再生している音声、そしてマイクという外部入力からの音声をPC内でミキシングしてブロードキャスティングする、という仕組みで成り立っている。
このミキシングという処理は、この構成上PC内のソフトウェアによって実現可能にしているのだが、当然だがそうなるとPC負荷が高くなる事は言う迄も無い。
私がこのHDMIという接続に拘った理由はただ一つ、映像のクリアさを追求した結果である。
フレームレートももちろん重要だが、映像がクリアでないと放送していてもスッキリしないものになる。これは私が一人の視聴者として、他人の放送を観ていて感じる事なのだが、眠い映像ほど観ていてスッキリしないものはない。細かすぎて読みにくいならまだ許せても、ぼやけていてハッキリしないというのはどうにも耐えられないのである。
その結果がHDMI映像をブロードキャスティングする、という結論であり、あえてDHCP信号を除去して放送するという手段を執った理由である。
そこまでして揃えた環境だが、実際はニコ生をやっているのかというと、実はほとんどやっていない。
今までテスト放送として3回ほど行っただけで、それ以降はできていないのが現状である。
放送しない理由は、放送しないのではなくできない、というのが正しく、単に私がさぼっているだけの事である。
だが、放送したくないのとは違っていて、いつでも簡単に放送できるならやりたいとは思っているのである。

環境にまだ不満足

HDMI映像による放送環境を準備してあったとしても、実の所まだそれで満足していないというのが私の本音である。
映像はそれで整ったのだが、問題は音声にある。
HDMI信号の中に含まれている音声データは良いとしても、自分の声を入力するマイクや、全体のミキシングに対してまだ満足しているわけではないのである。
前述したように、ミキシングという処理はPC内のソフトウェアで行っている関係から、どうしてもPC負荷が上がってしまっている。
また、マイクはPCのアナログ音声入力端子へと入力しているので、一応安価なコンデンサマイクを使ってはいるものの、クリアな音声といえるかといえば、まだまだ手の入れようがある環境である。
以前のテスト放送では、テストに付き合って貰った人からは映像も音声も十分クリア…と言われたは言われたが、マイクに関しては自分が満足出来る環境ではないので、できればミキシングと同時に解決したい課題だと思っている。

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DLCで儲けるスタイル

アイマスは昔から変わらない…。

マニュアルは読んだ方が良い?

アイマスプラチナスターズを購入して1週間ちょっとが過ぎたが、実は全然プレイできていない。
リーダーを変更していないのに、まだリーダーのレベルが12でランクも今日ようやくFからEにランクアップした程度で、その進み具合の遅さは、今までの私と何もかわらない速度である。
今回はリズムゲームの要素が強い事は購入した時のBlogにも書いたが、進めていった先で気がついた事がいくつか出てきた。

アイマスの一番の魅力といえばライブで、その楽曲が増えていく事が楽しみの一つでもあるのだが、それ以外の楽しみとしては、コスチュームがある。
従来はこのコスチュームにランクという概念はなかったと思うが、今回はランクがあって、アイドル自身がもつランクより高いランクのコスチュームを着ると、全くと言っていいほどスコアが伸びないという仕様になっていた。
私は、DL版を購入したのだが、DL版はテーマが購入特典でしかない。しかしプラチナBOXというDisc版を購入すると、プラチナBOX限定のDLCとしてコスチュームが一つ付いてくる。この特典、なんとかDL版に付かないかなぁ…と思っていたのだが、毎回の事ながらそれはあり得なかった。仕方が無いので、あるかな~と重いながらヤフオクを見てみると…プラチナBOXのDLCが売られていたので購入したのである。
これでDiscレスでDLCも手元にある、という環境が出来たわけだが、このDLCで貰えるコスチュームがランクCのアイテムだったのである。
私は知らずにそれを使ってライブを行っていたのだが、どうもスコアが伸びないなぁ…と思っていたら、こういう仕様だったワケである。
…マニュアルとかよく読まない私らしい気づきである(爆)

コンボを止めたくないのだよ…

さて、よりアクティブなリズムゲームとなったアイマスにも、当然ながらリズムゲーム特有のコンボというシステムが採用されている。
これはミスなくリズムをキープし続けているとコンボ数が増えていき、スコアが伸びていくというシステムだが、今回のプラチナスターズは○、□、△の3つのボタンを基本にして、それらをタイミング良く押していくことになる。
ところが、途中で○ボタンなどを連続で、しかも速いタイミングで連打しなければならない時があった時、押し切れないという事がある。いや、押せるのだろうが、結構キツイ時があるのである。そんな時は、十字キーの対応する方向キーが同じボタンとして機能する。
つまり、○ボタンなら→ボタンが、△ボタンなら↑ボタンが、□ボタンなら←ボタンがそれぞれ対応しているのである。
なので、○ボタンの連打なら、○ボタンと→ボタンを交互に押す事で、コンボは途切れる事なく続く。これはある意味便利な機能と言える。但し、楽曲ランクPRO以降には、○ボタンと→ボタン同時押しの必要性が出てくる事から、この連打ワザを使えないのだが、そうでなければ利用できる。
また、スコアに多少のペナルティはつくものの、コンボをどうしても止めたくない場合にも救済措置があるようだ。
どういった事からというと、○ボタンを押さなければならない時、間違えて□ボタンを押したとしても、そのタイミングさえ間違っていなければコンボは途切れない…らしい。
らしいというのは、私のプレイ中に実際にそういう状況が発生した、という事なのだが、ひょっとしたら間違いなくボタンを押していたかもしれないので、自分では「らしい」という言い方しかできないのである。
ネットで調べて見ると、どうも違うボタンでタイミングが合っていた場合は、パーフェクト判定やグッド判定は得られずノーマル判定にはなるが、それでもコンボは途切れないという仕様のようである。
リズムゲームが苦手な人には、結構ありがたい救済措置だとは思う。

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増えるフォームファクタ

PCが本気で売れないという事なのか?

NUCとMini-STXの中間

Intelから新しいフォームファクタ製品「NUC6i7KYK」が発売となる。
まだ店頭には並んでいないようだが、フットプリントの大きさは211×116mmと、NUCのサイズより大きめのサイズを想定したフォームファクタで、先日ベアボーンキットが発売となったMini-STXよりは小さいという、NUCとMini-STXの中間を狙ったような製品になる。
目的はビジネス用途ではないかと思うのだが、それだけなのか? と勘ぐってしまう性能をIntelはこの製品に持たせている。
「Skull Canyon」とも呼ばれるこの「NUC6i7KYK」は、搭載しているCPUがIntelがパッケージで発売しているCPUに同等製品が存在しない、ある意味最強を謳うCPUを搭載している。
「NUC6i7KYK」が内蔵するCPUは「Core i7-6770HQ」で、名称だけ見ていると他にも存在する製品。基本的なスペックとしては、クァッドコアでベース2.6GHz、TurboBoost時3.5技かHzとデスクトップ版Skylakeに引けを取らない能力なのだが、内蔵されているGPUが「Iris Pro Graphics 580」で、いわゆるGT4と呼ばれる構成を取っている。具体的には、eDRAMを128MB搭載していて、Microsoftの「Surface Pro 4」などの最上位品に使われている「Core i7-6770HQ」に採用されているeDRAM 64MBの2倍の容量をもっている。
これによって、当然の事ながらグラフィックスまわりの性能が劇的に向上していて、その性能はGeForce 9800世代に匹敵する。内蔵GPUでこれほどの性能を持つものは今まで存在していない。
また、自作PC用に販売されている通常のCPUパッケージには、もともとGT4構成のCPUが存在しないため、そういう意味でもこの「NUC6i7KYK」は特別な存在となる。ディスクリートGPUを使わない前提であれば、まさしくSkylake最強の名を持つ製品と言える。

何故今新しいカタチなのか?

詳しい製品のレビューは、量産試作機をレビューしている以下を参照してもらいたい。

PC Watch HOT HOT REVIEW
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1014222.html

この記事を読めばわかるが、実にこのサイズのPCとしては凄まじい性能を持つ。
GIGABYTEから発売されたBRIXにもハイエンド製品が存在していたが、あれは中にディスクリートGPUを搭載してその性能を引き出していたものであり、今回の「NUC6i7KYK」とは意味が異なる。
GPU自慢のAMD A10-7870Kよりも数割性能が上というから、Intelの本気はここまできた、という感じである。

では何故今新しいカタチのPCをIntelが提唱するのだろうか?
NUCではハイパフォーマンスPCを望めない、という事は間違いない。あの大きさで発熱が大きくなる構成は採れないし、ハイエンドな性能を求めようとすれば、どうしても筐体を大きくしてやる必要がある。
それを考えてのMini-STXだが、今回Intelが発売する製品はそれよりも小さいサイズのPCになる。
つまり、Intel側としてはMini-STXよりも小さく、それでいてNUCよりもハイパワーなPCを必要としている顧客がいる、と判断したと考えられる。
たしかに、普通にビジネスシーンで考えた時、それなりのパフォーマンスは必要だが、デスク周りのPC接地面積を極力減らしたい、また発熱を抑えたいとなると、Mini-STXでも良いかも知れないが、それより小さい製品があればそちらを選ぶ可能性が高い。
ましてオールインワンで全ての機能を集約していれば、ただそれ一つあれば事足りる話になる。
ある意味、Mini-STXの市場を喰ってしまう可能性はあるが、ユーザー側に選択肢を与えることによって、よりPCの導入を容易にしようという思惑があるのかもしれない。
Mini-STXの市場が既に完成されていて定着している状態であれば、この「NUC6i7KYK」の入り込む余地はなかったかも知れないが、今の状態ならより市場でのスタンダードがどちらになるのかは、ユーザー側が決めればいい…そう考えたのかも知れない。

導入するユーザーサイドとしては有り難い話ではあるが、メーカーサイドとしては主流がどちらになるのかと今後揺れ動く可能性はあるが、PCが売れない今、少しでも売れるための幅を広げよう…そういう意図なのかもしれない。

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