その世界観に酔い痴れ

結局、NieR:Automataを購入した。

予約購入

先日、Blogでも取り上げたNieR:Automataだが、結局その後PS Storeで一日前ながら予約購入した。
早期購入特典になるのかもしれないが、ゲーム中に出てくるサポートメカ“ポッド”を初代PSのようなテクスチャにする特典と、前作「NieR Replicant」に出てきた白の書に形ごと換えてしまうスキンが付いてきた。
ま、別に強さが変わるとかそういう特典ではないので、見た目で楽しむだけのものだが、特典が付いてくるという事もあって、予約購入という形にした。
購入した直後、イキナリPS4がダウンロードを開始したのは驚いたが、これは発売される3日ほど前から、事前にゲームデータをダウンロードして発売日である23日の0時になった時点でプレイ可能になるという特典の一つである。
こういう早期対応は店頭販売では(本来なら)できない特典である。
私の場合、今のこの記事を書いているあと数分後でプレイ可能になるワケだが、おそらく0時を回った段階でニコ生やYouTubeでプレイ実況が一斉に始まる事になるだろうと思う。

これは呪いか。それとも罰か。

このキャッチはNieR:Automataのものだが、そもそもアンドロイドと呼ばれる存在に呪いというものが通用するのか? という疑問をずっと思っていた。
また「罰」としても、何をした事による罰なのかが見えてこない。
相変わらず謎の多いシナリオのNieRシリーズである。
ちょっといろんな所で実機プレイされている動画を観たりしたのだが、主人公含めたアンドロイド達は、基本的に人間たちの代理で地球奪還作戦を実行している。だからアンドロイド達は「人類に栄光あれ」という言葉をよく言っているようだが、そもそもアンドロイド達にそんな事を強いている人類にこそ呪いがかかったり罰を与えられる存在なのではないかと思うのだが、このキャッチはそうした人類に向けてのものなのか?
また、地球に侵攻してきた機械生命体を操るエイリアンの存在も気になるところで、西暦5,000年を超えた時に地球に侵攻、その300年後くらいに人類は月へと後退し、それからずっと西暦1万年を超えても戦い続けているという背景にも、気になる所は多い。
この長きに渡る地球上での戦いそのものが呪いのようにも思え、また地球に戻ってくることができない人類への罰にも思える。
この物語をより複雑に感じさせるのは、アンドロイド達には自我…というか感情が存在するという事である。感情を表に出すことは禁じられている、と体験版では2Bが言っていたが、こういう言葉が出てくるという事はやはり感情があるという事であり、そうした感情を持つ存在がずっと人類の為に戦い続けているという事そのものに、何故疑問を感じないのか? という謎が残る。
その謎を解くにあたり、おそらく人類に向けての呪いや罰といったものが見えてくるのかもしれない。

しかし…プレイする前からこんなに想像を働かせるゲームも実に久しいというか、珍しいように思う。
私も数分の後には、実際にプレイしてみて、その罪深き世界を堪能したいと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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