メインPC構成を決定

メインPCの内部構成はほぼ決まった。

CPUは8700Kに決めた

先日も考え直したCPUだが、結論を出さないと前に進めないので、いよいよもって確たる製品を決める事にした。
いろいろ悩んだ結果、結局Intel Core i7-8700Kに落ち着いた。
6コア12スレッドというマルチスレッド性能もさることながら、もともとIvy Bridgeを使用していたという事もあって、その性能差で総合的に大凡2倍の性能が出るというところで8700Kで行く事を決めた。
Ivy BridgeはIntel Coreシリーズで言う所の第3世代アーキテクチャだが、それからHaswell、Broadwell、Skylake、Kaby Lakeと5世代を超えて第8世代のCoffee Lakeへとジャンプすることになる。
他にもAMDのRyzen7 1800Xも視野に入れたが、8コア16スレッドよりも搭載している命令セットやIPCの高さをチョイスした結果である。
また、AMDのCPUはTDPが仮に95Wだったとしても、これは絶対的な数値ではなく、冷却性能が許す限り結構な電力を消費する事でも有名。もちろん、Coffee Lakeも従来から比べれば随分と電力喰いのCPUになったが、傾向としてはAMDほどではない、という読みもあった。
唯一、Coffee Lakeで迷ったのは、ヒートスプレッダの中はグリスによる熱伝導だという事。Ryzen7はこの熱伝導という部分ではIntelよりも随分とちゃんとしているので、ココで最後まで迷ったが、最後は性能の伸び率が読めるというところで決めた。

マザーボードはAsRock

そして、今回もう一つ初めての選択をした。
従来、私はマザーボードはほとんどASUS製を使用していた。GIGABYTE製を使用した事も過去にはあるが、ここ10数年はずっとASUSである。
ASUSのマザーボードは、ケースのスイッチやLEDなどと接続するピンヘッダに一発接続できるアダプタが付いてきたりと結構簡単にケースと接続できるような仕組みになっていたりするのだが、狙っていた価格帯の瀬品の有線LANポートが1ポートしかないという問題があり、いろいろ比較した結果、Z370チップセットを搭載したAsRockの「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」という、気付けばAsRockの高級マザーボードを導入する事にした。価格的に他メーカーよりも1ランク安いというのも決め手の一つとなった。
このマザーボードは、有線LANポートが3つもあり、内1ポートは10Gbpsの速度を持つ。流石は高級マザーボードである。
ホントは2万円台でマザーボードを購入するつもりだったが、数年先を見越して長期的に使用できるものにした。Z390チップセットが登場した時の事を考えるとそのリスクは高いが、CPUを交換しないかぎりはそうそうマザーボードなど交換しないので、ここは納得のいく製品をチョイスした方が幸せだろう、という判断である。

初のNVMe

そして、今回起動ドライブとして初のNVMeストレージを使用する事にした。容量は512GBだが、Transcendの「TS512GMTE850」というストレージで、NVMe v1.2に準拠する製品である。
こういうストレージの速度を追いかけ始めると、際限なく高価になる為、コストバランスと容量を見てチョイスしている。
導入を決めたマザーボードは3枚のNVMeストレージを接続できるようになっているが、現時点では1枚しか使用するつもりはない。よって、RAID構成での運用は想定していない。
ただ、ストレージは流石にコレだけだと何が起きるか分からないので、一応4TBのHDDとの組合せで使用する。あとは現行PCから移設するHDDが何基かあるので、それでストレージ関係は完了…と現時点では考えている。
もしどうしても高速ストレージが他にも欲しいとなれば、また別で検討する事にする。

電源

それと、これも迷っていたパーツの一つである電源だが、これはSilverStoneの「Strider Titanium SST-ST80F-TI」を選択した。
800Wの80Plus Titanium電源で、最大出力は850Wになる。
「Core i7-8700K」と「Radeon RX Vega64」を駆動させ、かつストレージをそれなりの数で運用するため、それに耐えられるだけの電源にしたかった、という事である。
「SST-ST80F-TI」の優れた所は、この性能で奥行き150mmに収まっているというサイズの小ささである。
どんなケースに載せるにしても、電源は小さい方がPCケース内部のスペースは広くなり、空調も取りやすくなる。また、コードはモジュラー式なので、不要なコードは全部外しておけるのも魅力の一つ。
…なんかこんな良い電源を使うなんて、初めてかもしれない。

メモリ

メモリは…「Core i7-8700K」がDDR4-2666に対応しているという事で、性能的にはこのスペックを標準とするものを選んだ。
ただ…最近のメモリの高騰ぶりと、私が高望みをして1枚あたり16GBモジュールという所に拘った結果、かなり高い買い物になった。
メーカーはCORSAIR、モジュールは「CMU32GX4M2A2666C16」という16GBメモリが2枚セットになったものである。
ヒートスプレッダ付きで、LEDまで搭載して白く光るらしい。…最近のメモリってスゲェ(-_-;)

OSはもちろん…

これにDSP版の「Windows10 Pro 64bit版」を付けて、一通りの構成終了である。
…いや、足りないパーツがあるんだが、実はそれは現在もまだ迷っている。
まだ導入しなければならないのは、CPUクーラーとPCケース、そして必要なら光学ドライブである。
CPUクーラーは今回簡易水冷仕様を考えているので、取り付けるケースとのマッチングを考えないといけないので、現時点でCPUクーラーとPCケースの2つは慎重に検討中である。
PCケースは、以前の計画ではAntecの「P110 Silent」を考えていたのだが、12月中旬にAntecの「P110 luce」が発売になるので、どうしようか悩んでいる。「P110 luce」は側面が強化ガラスになっていて、PCケース内部が見えるようなタイプである。別段LED電飾で飾り立てる事を考えている訳ではないのだが、「Radeon RX Vega64」が消費している電力がLEDでわかる様な仕組みになっていたり、またマザーボードも各所にLEDで機能が稼働しているかどうかの確認ができるような仕様なので、中が見える方がいいかもしれない…とちょっと考えていたりする。
ただ、PCケースとしては「P110 Silent」の方が良く出来ていると思っているので「P110 Silent」の側面だけ透明化できないかなぁ…と。透明アクリル版を加工して中身が見えるようにするか?
それと、光学ドライブだが、絶対に購入しなければならない、という風には考えていない。
というのも、VAIO Duo 13を購入した時にUSB3.0接続の外付けBDドライブを購入しているので、OSのインストールなどはマザーボードBIOSのスタートアップ機能からUSB起動させるようにしてやれば、何ら困ることなくインストールできてしまうからだ。
ま、以前Blogにも書いたが、光学ドライブは必要な時に接続できれば困る事はないので、予算的に厳しい今、絶対的に必要なデバイスとは考えていない。余裕が出来たときにまた考える事にする事にした。

後は購入

以上、CPUクーラーとPCケースはまだ未決定だが、その他のものはほぼ確定させ、あとは購入だけ、という状況にした。
予算がまだちょっとだけ足りないのだが、その予算調達もほぼ目処が付いているので、あとは未決定製品を決めれば、今回のメインPC入れ替えは完了となる。
思えば、ここまで持ってくるのに随分とかかった。
正味3年くらいジタバタしていたように思う。
…これで、とりあえず最新世代へと切り替える事になるので、今まで不足していたスペックは、ここで一気に加速する事になる。
ま、実際運用上スペックが足りないと感じた事はほとんどなかったのだが、いくつかのプログラムを同時起動させている時の負荷の高さは実感していたので、そこがクリアされるだけでも大きな変化と言える。
あとは…実際の購入を完了させて、パーツが届いたら組立である。
それはまた後の話にという事で。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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