直前にまた迷う

もうね、決断してもしきれないのよ…。

iPhone Xを薦められた

以前から当Blogで私が次に乗り換えるiPhoneに関して、iPhone8にすべきか、iPhone Xに行くべきか、それとも今年は見送るか、の論議は何度もしてきた。
そして残念な事にバッテリーの保ちや処理能力的な事を考えると、今年は見送るという事は現実的に厳しいという結論に至り、結局iPhone8にすべきか、iPhone Xにすべきかという二択になり、先日はiPhone8にしようと結論を出した。
その結果、今月の末くらいにはiPhone8でMNPでドコモへと切り替える予定でいた。
…のだが、あともう数週間というこの時期に来て、仕事で打合せた人からiPhone Xを強烈に薦められてしまい、また迷ってしまった。
相変わらず私の決断の鈍さというか、潔くない状況ではあるのだが、その仕事上で私にiPhone Xを薦めてきた人の話を聞くと、確かにそうだとうなずける事が多いのもまた事実なのである。
その人曰く、iOSの今後のアップデートの大半は、新しいインターフェースを搭載したiPhone Xベースのものが多くなっていくだろうし、今後は既存技術の進化は見込めないとした上で、機能追加のほとんどは新機種を主軸としたものになる、というのである。
コレ、当たり前の事を言っているのだが、その視点で考えると、確かにiPhone Xにする意味はとても大きいのである。
「枯れた技術の水平思考」とは、かの有名な横井軍平氏の言葉ではあるが、ことiPhoneに関して言えばそれは当てはまらない。新しいテクノロジーを引っ張って行くという自負のあるAppleからしてみれば、iPhone Xの技術は今後のスタンダードにすべき事なので、iOSのアップデートの主体はどうしてもiPhone Xベースのものになっていく事は間違いない。
だとしたら、確かに乗り換えるデバイスとしてiPhone8を選ぶというのは正しいのだろうか?

再びiPhone SE2

そしてこのタイミングでまたしてもiPhone SE2の噂が再浮上である。

今度は動画での登場である。
これを見る限り、iPhone5sシリーズの筐体にFace IDを内蔵した感じのボディを持つスタイルのようだが、コレを待ち望んでいる人も多いのではないだろうか?
また背面にはデュアルカメラを搭載しており、おそらくそれによって出来る撮影処理はiPhone XもしくはiPhone8 Plusと同等のものと考えられる。もちろんこの動画では搭載しているプロセッサまでは分からないので、A11 bionicで実現している処理の全てができるかどうかは分からないが、このサイズでiPhone Xレベルの事をやっているとなれば非常に魅力的に見える。
私としても、この筐体でiPhone SE2が提供されるなら、コレの登場を待ちたいところだが、元々iPhone SE2はマイナーチェンジに留まると言われているし、製品の立ち位置としても後進国への普及を目的とした廉価版というものなので、この動画のような製品になる事はまず考えにくい。
だが…これらの全ての情報はあくまでも噂でしかなく、何一つ真実はない。
万が一にも、本当に実現する可能性だってゼロではないのである。
それを考えると、今月末にiPhone8をセレクトするというのも考え物…という事に。
迷う要素がまた一つ増えた…そんな感じである。

で、結局は?

もしあと一年バッテリーが何の問題も無く使えて行けそうであるなら、2018年秋くらいまで待ちたいというのが本音なのだが、どのみち今後も2~3年後に乗り換えて行く事を考えると、ここで何かの機種に乗り換えたとしても3年後くらいにはまたその時の新しい機種に切り替えているハズである。
つまり、スマホとは恒久的な買い物ではない、という事であり、ここであまり深く悩んだところで、また数年後には同じような事を言うのだろうと考えると、何事もほどほどで考えるべきではないかという気もする。
前回iPhone8という結論に落ち着いた最大の理由は、ホームボタンを搭載する最後のモデルとしてiPhone8を手にするのも悪くはないという事なのだが、そこに結論を持っていくならば、どういった話が出てこようとも答えはiPhone8になるハズなのである。
iPhone8を選んだ時の最大のデメリットは、その搭載するRAMの容量が2GBだという事。これは動作させるアプリの能力を制限する可能性があるが、iPhone8はもともと画面解像度がフルHDサイズもないので、究極的な事を言えば問題がない。
やはり、当初の結論通り、iPhone8を選択して今後のAppleの出方を見る、というのが、今回の落し所かもしれない。

おそらく、この選択の迷いというのは、買ってしまうまでずっと続く事になる。
そして買った後は3年後くらいの事をまた言い出すのである。
おそらくスマホの進化はまだまだ続くだろうし(鈍化はするだろうが)、それを追い続ける事になるのなら、今回のこの微妙な絶対感のない選択においては、無難な位置付けのモデルで落ち着くというのがベストなのかもしれない。
もしiPhone Xが絶対無比のモデルならこの価格でも納得するが、今回のは些か迷いの出るモデルだしね…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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