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マイナンバーカードで保険証

ようやくマイナンバーカードが使えるカードになりそうな雰囲気が出てきた。

利用開始は2021年3月

マイナンバーカードを健康保険証として利用する事ができる…ようになるらしい。
利用開始は2021年3月から、という事らしいが、8月7日にこの手続きの事前登録が開始された。
保険証としての利用へ実際にマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになると、どんなメリットがあるのか? 気になるのはソコである。
具体的には、就職・転職・引っ越しをしても健康保険証としてずっと使えるという事らしいので、一度登録してしまえば、あとは支給される保険証のように切り替えずにすむらしい。
また、マイナポータルで特定健康情報や薬剤情報、医療費を確認する事ができるようになり、確定申告の医療費控除も簡単にできるようになるらしい。
あとこれがある意味一番メリットかもしれないが、窓口への各種書類の持参が不要になるらしい。
つまり、マイナンバーカードという個人を特定できるカードに、その人が受ける保険の全てを紐付けて処理できるようになる、という事のようである。

ようやくマトモな使い方ができる道が一つできる…そんな感じである。

どうやって使う?

では、事前登録して実際に使えるのは2021年3月からだとして、その時からどうやって使えばいいのか?
どうも、その時までに医療機関や薬局にカードリーダーを設置し、そこでマイナンバーカードをカードリーダーにかざし、顔写真認証して本人特定して利用出来るようになるらしい。
また、使える機能も段階的に開放されるようで、2021年3月からは医療機関や薬局で健康保険証の変わりとして使える様になり、2021年10月からマイナポータルで薬剤情報や医療費の閲覧が可能になり、2021年分の所得税の確定申告から医療費控除の手続きができるようになるらしい。あくまでも予定ではあるが、ロードマップとして明確になったのは大きな前進ではないかと思う。

保険といってもいろんな種類が…

私が今回のマイナンバーカード利用について、一つ疑問に思っている事は、この健康保険証の変わりに使えるというのが、全ての保険種別でも問題なく使えるのか? というところである。
保険事業者にはいろいろな事業者があり、共済保険というものもあれば、組合保険というのもあったり、非常に多種にわたる保険が存在する。
所属する企業がどのような保険事業者なのかによってこの辺りが大きく変わるのだが、そういう企業に紐付く保険事業者が何であっても、問題なくマイナンバーカードで利用できるのであれば、たしかにマイナンバーカードだけで事足りる事になる。
また、70歳以上から受給可能になる高齢受給者証もマイナンバーカードに紐付くのかも疑問である。現在、高齢受給者証を貰っている人は、保険証とこの受給者証の両方を医療機関に提示しなければならないが、これがもしマイナンバーカードだけになるのなら、非常に便利である。
あと、このマイナンバーカードで保険証の変わりとして使えるのに連動して、高額医療限度額申請などの手続きも、マイナンバーカードでできるようになるのだろうか?
保険証をオンラインで扱えるようになる、という事は、こういうサービスも含めてオンライン化しないと意味がない。
すぐに対応とはいかないかもしれないが、早急にこの辺りにも手を入れて欲しいところである。

その他の利用に関して

今回はマイナンバーカードと保険証を紐付けたわけだが、他にも政府はこのマイナンバーカードを利用可能にするべく動いている。
今まさに検討、推進に向けて動いているのが、運転免許証とマイナンバーカードの紐付けである。
マイナンバーカードは、カード本体の更新期間と電子情報の更新期間が異なるという性質を持っているが、おそらくはこの電子情報に紐付く情報として保険証の情報、運転免許証の情報など個人を特定する情報をそれぞれの区分にわけてサーバに保存、運用していこうとという事を画策しているのではないかと思う。
運転免許証の更新期間は、その違反の有無や取得日の関係で全員が一律ではないが、そこも含めてマイナンバーカードでコントロールしよう、と考えているものと思われる。
このように、個人を特定できるようになる事で、いろいろなサービスとの紐付けが可能になり、より便利になるのだろう、という予測はできるが、これに伴い一つ問題が考えられる。
それが、マイナンバーカードの重要性がより大きくなる、という事である。
たとえば紛失。
紛失した場合、それをリカバリーする方法が明確でないと本人の今後の運用に関わってくる。なりすましに関しては、顔認証が必要な場合もあるので、完全になりすます事は出来ないだろうが、本人特定の方法を簡易的にしてしまった場合はもちろんなりすましの防止も考えねばならない。
そして、次に更新期限が切れていた時の事。
運転免許証の更新期限が切れていればそれは道路交通法の罰則にもなるが、問題はマイナンバーカードの更新期限が切れていて、いざ運転免許証の情報が必要なとき、その更新がされていない事で免許証の提示が出来ない、なんて事が起きる可能性はないのか? など、そもそもの期限で全ての機能が停止してしまうと、纏めた事によって全てが使えない、という事も起こりうる。
そうしたいろいろな問題をもちろん想定して、マイナンバーカードへと集約していこうとしているだろうとは思うが、今後はそうした更新期限という問題と向き合っていく必要がある。これを全国民に周知徹底させるのは、結構大変な事である。

何はともあれ、そうした問題が考えられるが、そこを想定してでもマイナンバーカードで纏めていこうという動きは、私個人としては有用な動きだと思っている。
できるだけ世の中をスマート化していこうと思えば、こういう動きにはなるので、折角税金でこのようなシステムを作ったのだから、有効に、有用に使える様にしてほしいものである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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