この話、米国からの話であって日本ではないのだよ…。
国内はどうなる?
PlayStationの米国公式Twitterアカウントが、需要に応えるため、年内までにPS5の量販店への追加出荷に関して準備が整ったと表明した。
We want to thank gamers everywhere for making the PS5 launch our biggest console launch ever. Demand for PS5 is unprecedented, so we wanted to confirm that more PS5 inventory will be coming to retailers before the end of the year – please stay in touch with your local retailers.
— PlayStation (@PlayStation) November 25, 2020
米国公式Twitterアカウントからの話なので、おそらくは米国での話と考えられるが、米国の生産を賄っている工場はおそらく全世界のPS5を生産している可能性が高いため、米国のみに集中する事なく、他地域にも出荷するのではないか、という考え方も出来るが、もし総出あるなら、各国のPlayStation公式Twitterアカウントが同様の話をするハズであり、それがないとなると、やはりこの話は米国に限っての話ではないかという考え方もできる。
先日、Amazon.co.jpでの予約において、一部の予約者への配送が来年になっていた、という話もあったばかりで、日本では相変わらずPS5の入手難は続いている。
ただ、一部の量販店などは実在庫を幾分か準備ができたようで、発売後の予約の再開なども実施している事から、わずかではあるものの、多少は流通しているようである。
だが、依然として需要に対する供給量は満たされていない状況が続いているので、その入手難である状況は相変わらずである。
今欲しいという人からすると、もどかしい状況が続きそうな感じではある。
一部パーツが異なる
そんな状況の中、PS5にロットによってパーツが異なる製品が混在している事が判明した。
個体によって、冷却ファンが異なっているというのである。
この冷却ファン、アタリハズレがあるようで、当初、PS5はその驚く程の静音性が注目されたが、ハズレのファンが搭載された個体の場合、当初言われていた静音性には遠く及ばないらしい。
Les Numeriques
https://j.mp/3qgm7Ur
この情報が出たのは、フランスの技術系サイト「Les Numeriques」からで、アタリのファンはゲーム中39dBのノイズだったのに対し、ハズレのファンは43dBだったという。
このdB(デシベル)という単位は、ある物理量を基準となる両との比の常用対数によって表した単位で、音の強さを表す単位として用いられた場合、音圧を表す単位となる。
なので、純粋に数字の倍数をそのままの比率でみてはいけない単位で、例えば40dBは20dBの2倍という意味ではない。
一例でいうと、40dBが図書館の中の音を表すとすると、通常の会話は60dB、電車の音は80dBと、数値の倍数と状況における感覚の倍数が全く揃わない。数値的感覚で言えば、図書館の中の音を2倍にしても、電車の音にはならないハズである。
つまり、今回のPS5の2種あるファンの音が4dBの違いだとすると、その差はとんでもない程の音圧差になると言える。
また、ノイズにもいろいろな種類があり、人間が大きく感じるノイズとというものがある。今回のPS5の場合、小さな軋むようなブラストノイズが主に聞こえてくるようで、アタリのファンはこのブラストノイズが圧倒的に少ないのだそうだ。
また、驚くべき事に、ソニー公式のPS5分解動画に映っていた冷却ファンは、今回分解したPS5の冷却ファン2種以外のファンだったようで、実際どれぐらい違うファンが組み込まれているかは現時点では不明だと言える。
しかも、これら違うファンが搭載されていたPS5は、どれも型番がCFI-1016Aと同じだというのであるから、購入時にどのファンが搭載されているモデルなのかを特定する事もできない。
ハズレのファンが搭載されていたモデルを購入した人からすれば、残念極まりない話である。
スペアパーツ
ハズレの冷却ファンが搭載されているモデルを購入した場合、どうすればよいのか?
選択肢は2つで、一つは諦めるという事。もう一つは、修理部品としてスペアパーツとして外部から発売されるのを待つというパターンが考えられる。
中国を中心とした電子部品を扱うところでは、公式パーツがよく出回る事がある。そうしたところからスペアパーツが発売されれば、場合によって自分でパーツ交換する事でより良い冷却ファンへと変更できる場合がある。
この冷却ファンは、セキュリティねじ規格T8のドライバーを持っていれば、保証シールに触れる事なく簡単に交換できるパーツであり、簡単に取り外す事ができるパーツである。
そこまで拘っていない人であればそのまま放置でも良いが、折角の静音性が担保されていないのはイヤだという人は、交換パーツが流通するのを待って交換するのが良いだろう。
ただ、今の段階ではそもそも本体が潤沢に流通していないので、パーツもそうそう出てくる事はないと言える。
来年の第1四半期が過ぎるまでは待った方がいいのではないかと私は予想する。
何はともあれ、数を何とか揃えようとするのは理解できるが、パーツにバラツキがある現状はあまり宜しいとは言えない状況である。
まさか当初は品質を狙って設計したパーツを、コストダウンの為に粗悪品に替えた、という事はないとは思いたいが、Xbox Series Xの価格が発表された後にコストダウンの必要性が生まれて交換された、という事であれば、やり口が酷い話ではないかと思う。
そうでないと良いのだが…。
アタリとは、ハズレとか…。
こういうことを普通にするのって、中国系
企業とかがよくやりそうだけど、
SONYも堕ちたもんだね…。
XBOXに負けて、とことん打ちのめされて
見たほうが良いのではないかと。
返信
PS3の時も、その生産地でアタリハズレがあったので、この手の問題は実は案外古くからある話。ただ、今回の場合はそれが搭載されるパーツの違いによって生み出されているものなので、より深刻な問題なのかな、と。
コレ、おそらくXbox Series X/Sの価格が発表された当時で、それに追従する為にコストダウンを余儀なくされた事から派生しているように思えてならない。
…そんな事を考えるのは私だけだろうか?
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