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鈴木銀一郎氏、逝く

思っていた以上に私の中で堪えた。逢った事もないのに…。

初のゲームデザイナー

鈴木銀一郎という名を聞いて、すぐにピンときた人は、ある意味本当の意味でのゲーマーではないかと思う。
但し、ここでいうゲームというのは、何もPlayStationやNintendo Switchなどのゲームの事ではない。いわゆる「電源不要ゲーム」の事である。
但し、広義的にはそうした電子媒体のゲームも関係してくる。理由はSF(サイエンスフィクション)を扱ったゲームは自ずと電源の有無に関係なく知識として電源不要ゲームをかすめていくからだ。
鈴木銀一郎氏は、作家でありゲームデザイナーであり、有限会社翔企画の取締役である。
翔企画と聞いて、すぐに「モンスターメーカー」というカードゲームが思い浮かんだ人は、かなり古くからのゲーマーではないかと思う。
この「モンスターメーカー」というカードゲームをきっかけにカードゲームブームを引き起こした人こそ、この鈴木銀一郎氏である。
また、現在ゲームデザイナーという職種が人気職業になっているが、そもそもこの「ゲームデザイナー」という職種を名乗ったのも、おそらく鈴木銀一郎氏が最初である。
私自身、電源不要ゲームにハマった時に、鈴木銀一郎氏の事を雑誌で知ったのだが、よりわかりやすく鈴木銀一郎氏を紹介していたのは、田中としひさ氏著作の「おこんないでね」というマンガではないかと思う。
中央のおじいさんが鈴木銀一郎氏マンガの中の鈴木銀一郎氏は、麻雀の凄腕であり、ボードゲームの達人として紹介されているが、そもそも西洋から入ってきたこれらのゲームをきっかけに日本国内でこれらのジャンルを広めていた人だけに、その知識量などが多く、猛者であった事は言う迄も無い話である。

大御所、逝く

Wikipediaで鈴木銀一郎氏を調べて見ると、その影響力の大きさを改めて痛感する。
ファイアーエンブレムの小説も手がけていたりするので、電子媒体のゲームを知る人にも当然その名はかすめていくわけだが、真・女神転生関係でその名を聞く鈴木一也氏は、ズバリそのまま鈴木銀一郎氏の息子である。
何だかんだとこの鈴木親子の創作物に私はかなり影響されているし、触れても来ている。
昔からゲーマーである事を自認している私からすれば、この鈴木親子が存在していなければ今の私はないに等しい。
そんな大御所とも言える鈴木銀一郎氏が、1月6日、老衰で亡くなった。享年86歳。息子の鈴木一也氏がFacebookで報じている
このコロナ禍もあり、通夜の予定はなく、葬儀は1月9日に文京区本法寺にて行われる。
ただ、状況が状況なので、直接のお知り合いのみ参列というスタイルにしたいという話である。そこら辺は常識をわきまえる必要があるだろう。

ある意味、日本のゲーム界にとって2021年最初の訃報ではないかと思う。
深くご冥福をお祈りしたい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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