次期MacBook Pro

デザインはiPhone12風になるとか、フルフラットな製品になる?

MacBookのデザイン

M1 MacBookが登場する時、その筐体デザインが以前のものと変わらないスタイルで登場するとわかった事で、それを「よかった」と思う人と「残念」と思う人に二分されたと言えた。
新しいMacBookが登場するのだから、デザインも変わるだろうと期待していた人からすれば、同じデザインである事に革新性を見いだせないと思ったに違いない。
逆に今までと同じデザインで登場した事がよかったと思った人は、M1という新しいApple Siliconの性能が従来とは全く異なるぞ、とより性能を比較させているに違いない、と思ったに違いない。
おそらく、そこには緻密な計算があったのかもしれないが、それを知るのはAppleの中の人だけである。
私個人としては、同じデザインで出てきた事は割とよかったかな、とは思ったが、それは周辺機器やサプライ品が同じものを使えるからに他ならない。
ただ、Thunderbolt3コネクタが片側2個しかない事は大きな問題だと感じた。
これは、その時に発売されたMacBookはあくまでもエントリー向けだったからであり、M1というSoC内にI/Oコントローラーを内包させる際の限界がココまでだった事が原因である。
となると、次なる上位機種には、M1よりもコントローラーはより大きなものを搭載し、さらに搭載するメモリも16GB以上のものが想定されないと、それは上位とは言えない…そう考えている人が大多数ではないかと思う。
そしてその上位機種となると、既にM1の性能の高さは証明された後なので、デザインも一新される…そう考えるのが、今までのMacファンの行き着く先ではないかと思う。

真っ平ら

Appleの製品の新製品に関して、数多くの予想を当ててきている人の一人に、アナリストのミンチー・クオ氏がいる。
氏は、過去にいくつものApple製品の予想を当ててきた人であり、ハズレていたとしても大きくハズレていない情報をもたらしている事が多い。
そんな氏が、2021年の次期MacBook Proのデザインについて報告している。
その報告によると、次期MacBook Proはデザインが変わり、本体上部と下部にiPhone12のようなフラットエッジ形状を採用する、としている。
iPhone12は、iPhone4以降のフルフラットなデザインに回帰したものであり、現在のiPad ProやiPad Airでも採用されているデザインである。
ある意味ソリッドな一品になるかもApple Siliconを搭載したMacBookではiOSのアプリが動作する事を考えれば、本体デザインも同じ方向に振っていく事は想像できなくもない。
また、その画面の大きさに関しても13インチが14インチになり、16インチは続投するとされている。登場時期は6月下旬から2021年第3四半期になるのではないかという。
ある意味、遠いようでそう遠くない時期に、上位MacBookシリーズが登場する事になるかもしれない。

Touch Barがなくなる?

他にも従来のMacBookと異なる予想が出されている。
その一つがTouch Barがなくなるというもの。
私はこのTouch Barの先進性が好きでMacBook Proを購入したのだが、世間一般では不評なようで、物理的なファンクションキーの方が求められているようだ。
Touch Barは、ソフトウェア開発者がいろいろと準備をしなければならない側面はあるものの、使用する側としては使用用途に応じてキーが変わったり、設定値をスライドバーのように見立てて設定したりできたりと、結構融通の利くデバイスではないかと思っている。音量を変化させる際も、Touch Bar上で指をスライドさせて音量を上下させたり、色彩の変化を指のスライドで色相変化させたりできるので、感覚的に使えるというメリットもある。
だが、ソフトウェアとして対応していなければ、タダのタッチセンサーのファンクションキーでしかないので、押しにくい、という声が出ていた。結果、かけるコストが見合わない、という事かもしれないが、今度のMacBook Pro等に搭載されなければ廃止の方向に進んでいく可能性が高い。
また、これは導入されるとありがたいものになるが、MagSafeが復活する可能性があるという。
これは磁力で接続するケーブルをMacBookと繫ぐ仕組みで、何かしら物理的にケーブルを引っ張られた時、安全にコードが離れるのが利点である。MacBook本体に磁力付き接点が設けられ、同じく磁力を持った接続コネクタを持つケーブルをそこに吸着させて使う。
これの復活を望んでいた人は多いので、喜ばしい話ではないかと思う。

最終的なスペックはまだわからないので、何とも言えない話ではあるが、これで上位MacBookが納得のいくモデルになるようだと、Mac使いは一気にApple Siliconへと流れるのよではないかと思う。
半年先が楽しみである。

ただ…Macの上でWindowsを使いたい、という人は今の所まだIntel Macの方が良いという事は知っておいた方が良い。
まだArm版Windows10のライセンスに関しては決着が付いていない。そういう特殊な人は、条件が変わってくるので、今のウチにIntel Macを調べておく方がよいだろう。

 

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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