これが置けたなら最高の1枚

VA液晶ながら理想の形が詰まったモニタ。

4K/120Hzのモニタ

GIGABYTEから43インチディスプレイ「AORUS FV43U」が発売された。
43型で4K解像度を持ち、そのリフレッシュレートは120Hzを達成、さらに青色LEDの上に量子ドットを重ねるバックライト技術を採用してDCI-P3カバー率で97%、Adobe RGBカバー率99%の広色域を達成、さらにピーク時1,000cd/平方m(DisplayHDR 1000準拠)の高輝度まで実現しているという、超高スペック液晶モニタである。
これだけの高性能なモニタなので、店頭価格は178,200円と高めではあるが、私が理想とするリアルサイズで4K解像度が可能な43インチなので、Windowsなどを接続しても拡大率100%での運用も可能である。
搭載する映像端子はHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C×1となっていて、対応リフレッシュレートは最高144Hz、Adaptive-Syncにも対応する。
理想のモニタだが現実は厳しいある意味、私が理想とする要件を全て盛り込んだものになるが、サイズがとにかく大きいのが問題。幅967.2×高さ638.16×奥行き251.31mmにもなり、重量も10kgと重量級である。
一応は200mm×200mmのVESA規格のネジ穴も装備しているので、壁掛けは出来そうだが、モニタアームによる運用は重量から考えて難しいだろう。

43インチをモニタとできるか?

PCモニタとして利用する場合、その画面全体を作業中に見る事ができるのか、というサイズ的問題が取り上げられる事が多い。
確かに作業として考えた場合、モニタの全景は確認できた方がよいのだが、デスクトップを広く使いたいという要望があるのも事実で、問題は画面との距離にあるのではないかと言える。
通常のデスクの上に置いて使用する場合、モニタまでの距離は大凡50~60センチ程度だと思うが、その距離に43インチモニタが存在する場合、43インチモニタは使いにくいかどうか、が一つの指標になる。
私は現在、3,440×1,440ドットのウルトラワイド液晶を自宅で使用しているが、横長ではあるものの距離感としては視点より50~60センチ前にこのモニタがある状況だが、少なくとも横幅でも特に問題なく使用できているし、縦幅に関してはまだ余裕があるかな、と感じている。
つまり、これよりも面積の広い4K解像度であっても、横幅は大して変わらないし、縦幅にもまだ余裕がある事から、実際に43インチモニタが目の前にあったとしても、利用する上で問題になる事はないだろうと見ている。
逆に視点から50~60センチであれば、43インチモニタは広くデスクトップが不自由なく使えると考えている。多少上下左右への視点移動は必要かも知れないが、問題視するレベルではないと思う。
ただ、これは使う人によって受ける印象が異なるので、こうした大型モニタを利用する上では自分の環境に置き換えて検討する事は重要である。
私の場合、43インチは利用しても問題がない、と考えているが、物理的には今の机の上に置くことはできない。高さが高すぎるのである。
そういう物理的なおさまりも見る必要があるので、ある意味、限られた人のみがこの恩恵を受けられる、といった感じかもしれない。

今年は入れ替えの年になるか

私は過去何度か、当Blogで液晶モニタの入れ替え時期の検討をしていたが、未だその入れ替え時期に達したという事を書いた事がない。
イベントなどで紹介された製品が市場に出てくれば、入れ替えタイミングとして申し分ない、と思える製品もいくつかあったが、結果的にはそうした製品は市場に出てきたとしても異常に高額だったり、業務用だったりして導入するハードルが高すぎる傾向にあった。
今回の「AORUS FV43」も価格的には高い製品ではあるが、以前の製品のような価格ではない。そう考えると、今年あたりに要求する技術を達成し、価格的にも見合ってくる製品が並ぶかも知れない、と考えている。
もっとも、その価格についても人によって感じ方が変わってくるので、一概に言えるものではないとも思うが、少なくとも買える状態にある事は必須条件である。
何とか今年あたりに、要求仕様を満たす製品がお手頃に出回ってくれると良いのだが…まだ先の話になるのかな?

 

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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