モニターアームでの失敗

耐荷重の見極めって難しい…。

AW3821DWが届いた

先日、オークションで落札したDellのAW3821DWが手元に届いた。
入れ替えるために今の場所から撤去するDellのU3415Wの箱のデカさに、思い出したように驚き、届いたAW3821DWの箱がその上を行くデカさでさらに驚くという、家の中にモノを入れて出すという事からして驚きの連続から、今回のモニタ入れ替えは始まった。
U3415Wは、丁寧に箱に戻して、知人のところにドナドナする事が決まっている。受取人いわく「曲面ディスプレイってのを体験しておきたいんですよ」との事だが、この箱のデカさを知った時、どういう反応をするか、楽しみである。
届いたAW3821DWは、やはりスタンドがとんでもなく大きく重い。それが判っていたので、今回はモニターアームを準備したのだが、まさかこのモニターアームであんな事になるとは…とはこの時点では思ってもみない話である。
とりあえず、箱を開けるところからまず苦労していて、どうやって箱を開けるのかを真剣に10分くらい考えた。なんて箱の設計をしやがるんだ、と10分後に理解し、狭い家の中でなんとか箱を開け、モニタスタンド等の部材を取り出す。
このスタンドの縦部品だけで5kgは超えるんじゃないかと思うような重さで、それに脚の部分を足すと、スタンド総重量8kgくらいになるんじゃなかろうか?
そのスタンド部材と一緒に、ケーブル類が入っている箱があり、それらを取り出して梱包部材を取り出すと、いよいよモニタ本体である。
モノはとても綺麗だったモニタ本体は公称値7.9kgと、数字にすると結構な重量だが、大きさが大きさなので、実際は手に取ってみるとスタンドほど重く感じない。
まぁ、モニタ本体がこの重さだからスタンドが重く作られているんだろうな、という事は理解するが、この重量感は高級機ならではなのかもしれない。

モニターアームが…

前述した通り、今回のAW3821DWの設置はモニターアームを使う事を想定して準備していた。
AW3821DWのパネル重量が7.9kgという事で、8kgを保持できるモニターアームを購入しようと考え、モニタ本体とアームをブラケットで簡単に脱着できるようにと、サンワサプライのガスショック3軸モニターアームの型番「100-LA050」を準備した。
コイツは耐荷重が8~20kgと数値的には相当な余裕があるので、問題無く7.9kgのモニターを保持するだろうと思って準備したのだが、この余裕が悲劇を生む事になる。
私は知らなかったのである。
モニターアームは、モニター重量が軽いとアームが伸びきる、という事を。
届いたモニターをサンワサプライのモニターアームに取り付け、モニターを好きな位置に配置しようとすると、モニターが下がらない、という状況になった。
アームの可動が硬い、というのもあるのだが、それ以上にモニターが軽すぎて戻ってしまうのである。
8~20kgの耐荷重だから、8kgと100gしか違いがないこのモニターで、まさか軽すぎてモニターアームが伸びきってしまうとは…こんな事、だれが想像しようか?
というか、モニターアームの利用経験者だと判るのかも知れないが、少なくとも私には判らなかった。
結局、落札したモニターの動作確認はしないといけないので、延びきったモニターアームに取り付けて、PCと接続、動作の確認をして、今現在もその伸びたモニターアームに取り付けたままになっている。
まさか37.5インチのモニターを見上げながら使用する事になるとは夢にも思わなかった。

結局買い直し

このような状態なので、結局モニターアームは適正耐荷重のものを買い直す事になる。
今度は、耐荷重を2~10kgのものにしてやれば、おそらく問題なく利用できるハズである。
今回購入した、8~20kg耐荷重のモニターアームは、残念だがオークション行きになるだろう。
とりあえず、新たなモニターアームを注文し、今週末あたり入れ替え作業をするとしよう。

AW3821DWの使用感

とりあえず、モニターアームは伸びきった状態ではあるものの、AW3821DWは使用する事が出来た。
パッとみた感じでわかるのは、その鮮やかさである。やはり10bitカラーの入力はとても綺麗で色が深いというか、鮮やかである。True 10bitカラーかどうかは怪しいが、それでも見た目に8bitカラーとは明らかに違う事がわかるので、私としては十分である。
また、解像度の拡大も予想外に自分の中で恩恵があると感じた。
以前は34インチで3,440×1,440という解像度だったものに対し、今回は37.5インチで3,840×1,600という解像度になったので、一回り広くなった感じである。
ただ、1点気になる事があり、何故かWindows11のHDRに課して、AW3821DWが未サポートと表示されているのである。
AW3821DWは、DisplayHDR 600認証を受けているので、未サポートという事はあり得ないので、何かが問題で対応という形になっていない可能性がある
こういう時はドライバを確認するしかないので、もう少し掘り下げて見直す必要があるのだが…まずはモニターアームの対応が先になるだろう。

というわけで、折角導入したAW3821DWだが、イキナリのトラブルである。
収まるべきところに収まってから、いろいろな対応をしようと思っているが、まさかモニターアームでこんな事が起きるとは、予想もしなかった。
耐荷重に対して、余裕を持ちすぎるのはダメという事、もう忘れないよ…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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