当Blogの今後を考える

旧知の人々に私の生存確認という意味で続けている現体制はこのままで良いのか?

イマドキを考える

当Blogは現在でもそのアーカイブから分かる通り、2007年5月から続けている。
だが、私はこのBlogという形式になる前から、同じようにネット上で記事を書き続けていて、それらを合わせると既に26年くらい書き続けている。それも毎日である。
始めた当初は、自身の文章構築力を向上させる事を目的としていたのと、日常のどんなネタであってもそれなりの内容に仕上げる構成力を向上させる事を目的としていたのだが、前々職を辞めた時あたりから、当時の知人への私の生存確認という目的に変化、そのまま継続していた。
知人はとりあえず私のBlogを見て「アイツ、まだ生きてるな」と確認が取れればそれでよく、ほとんど私の記事の内容についてコメントを残す事はしないのだが、このBlogという形になる前は、コメントを残す事もあった。
ところがTwitterが主流になってくると、コメントが残される事はまずなくなり、言いたい事はDMでそのまま連絡が来るという事が通例となり、このBlogの役目はホントに生存確認という意味しか残っていなかった。
そう考えれば、DMで連絡が来るぐらいになった段階で、Blogなどとっとと辞めてしまい、Twitterでちょっとしたネタを書き続けていれば良かったのではないか、と改めて思うのだが、Blogの記事を書き続けていた事で、日本語で長文を作成するという事への抵抗が全くなくなったのも事実で、私の中ではそれなりの役目は果たしていたのかな、とも思う。
だが、イマドキを考えればSNSに注力するのがトレンドだという事も判っていて、しかも文章、それも長文での記事を書き続けているという事にも時代錯誤的なものを感じてはいる。
そう考えた時、当Blogを継続すべきかどうか? という事が、私の中で一つの迷いとなっている事も無理からぬ話である。

生活環境の変化

そしてもう一つ、私の生活環境の変化もある。
母が要介護者となった事で、私の時間が限界まで削られる事となった。
自宅に帰れば自分の事だけでなく母の事もある程度はする必要があり、それは毎日継続する事なので、一定のルーチン化はするものの、時間も同様にルーチン化された分、必要になる。
ネタ探しそのものはそんなに難しくはないが、そのネタに対して自らの考えや方向性を文章という形にする行為をするにしても、一定の時間は必要。
そうなると、私自身がBlog記事に対してかけられる時間というものがどんどん限定されていき、継続も以前より楽ではなくなりつつある。
日頃のつぶやき程度なら、まさにTwitterがその役目を担うSNSになるわけだが、時に140字(半角280字)では収まりきらない、なんて事はよくある話。
Blogを継続するよりSNS投稿へ移行すべきか?
これに呼応したのか、2023年2月からはTwitter blueと呼ばれる有料会員になれば、Webでの価格で月額980円で1コメント2000字(半角4000字)に拡大されたが、無料で使い続けようとすれば1コメント140字(半角280字)という制限は変わらない。
何かを残すという意味では、Twitterはあまり向いていないという事は一目瞭然だが、そもそも私のような日記系サイトは、以前と比較して確実に減少しており、そのほとんどの人はSNSへの投稿に切替えている。
時間の制限を考えれば、Twitterの投稿だけをすれば、生存確認にはなるわけで、もうBlogという体裁を考える事そのものが、あまり意味のあるものではないのかもしれない。そう結論を出しても、疑う人は少ないのではないかと思う。

WordPressとTwitter

今現在、当Blogの記事は記事が公開された時点で私のTwitterアカウントがBlog記事を公開した事を知らせるようにしている。
おそらく当Blogにやってくる人のほとんどは、そのTwitterの記事からではないかと思うが、旧知の方々は直接Blogを見ている人もいる。
もしBlogを辞めてしまったとしたら、その主戦場はTwitterという事になるわけだが、果たしてそれで良いのか? という迷いもある。
そこで考えたのが、TwitterのつぶやきをWordPressの記事として公開する、という方法である。そうした事を可能にするWordPressのプラグインが存在しているので、それを利用するという方法である。
そうすれば、Twitterのつぶやき程度ではあっても、それをBlog記事として公開する事はできる。ただ…これにどこまでの意味があるのかは非常に微妙ではあるが。

Blogをここまで長年継続してくると、この生活が当たり前になってしまっているところは確かにあるのだが、そこには確実に自分の時間を削っているという事実もあり、生活環境の変化でそれが厳しくなれば、そこを見直さない訳にはいかない。
ただ、一定の強制力を持たせないと継続しないというのも人の弱さでもあるので、この辺りのバランスは実は案外と難しいのかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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