車椅子を載せる車の必要性

救急搬送された後、途方に暮れないためには必要と言える。

カテーテル、詰まる

昨日の夕方、母がデイサービスから帰ってきた時、排尿の為に入れているカテーテルが詰まっているかもしれないと、デイサービスの看護師から連絡を受けた。
こうなると、病院まで行き排尿用のバルーンの交換をしないといけない。
バルーンはカテーテルに繋がっていて、膀胱に入れたカテーテルからバルーンに排尿される仕組みになっている。
このカテーテルが詰まると、当然だが尿は排尿されず膀胱に溜まり続けるか、カテーテルの横から漏れてくる。昨日は帰り際に既に横漏れしていて、夕方に来て貰っているヘルパーさんに後始末をしてもらった。
横漏れしている時点で、デイサービスから告げられたカテーテルが詰まっているという話はほぼ間違いないだろう。
横漏れしてくれる間は、膀胱や腎臓に負担はかけないが、横漏れしない状態になると、今度は膀胱、腎臓に負担をかける事になり、それが進行すると、腎臓が感染症にかかり、また入院という事になりかねない。
この状態を危機に感じた私は、今日という日に病院へ連れて行く事を考えるのだが、運良く、5月6日は土曜日といいつつも祝日ではなく、病院は午前中開業していた。
問題は、車椅子の母を運ぶ方法である。
いつもなら、ヘルパーさんをお願いしている事業所に介護タクシーを依頼するのだが、問題はGW中だという事。とりあえずケアマネージャに相談してみたが、いつもの運転手さんは休みになっていて、別の人をアサインしないと利用できない状況だった。
こんな時にふと思うのは、やはり私の自家用車を車椅子が運べる車にすべきではなかろうか? と。
まぁ、今言ってすぐその車を購入、用意できるわけでもないので、今回は何とかケアマネージャに頼ることで事なきを得て、母は無事バルーンを交換、詰まり気味にならないよう、抗生剤を処方してもらった。
病院からの帰りに関しても、ヘルパーさんの事業所で何とか対応してもらい、自宅に帰ってくる事はできた。
だが、私の脳内では、やはり車椅子を運ぶ必要性から、そういった福祉車両の用意を今後真剣に考えるべきかもしれないと思い始めた。
特に深夜帯に救急搬送された時など、そのまま入院とならなかった時、どうやって自宅まで帰るのかを考えたら、なおのこと必要になる話である。

軽ハイトールワゴンにある福祉車両

当Blogでも以前に検討はしているのだが、その後は予算の関係上見送る事として、結局毎回介護タクシーを呼ぶ事で金銭的な負担を軽くする方向で一度はこの話題を〆てしまった。

その時は単純に必要となる費用のみを考えた結果ではあるのだが、毎月の支払いなど考えれば、たしかに介護タクシーを呼ぶ方が金銭的な負担は軽いと言える。
だが、前述したように緊急搬送となった場合など、介護タクシーを呼ぶ事に問題があるとなれば話は変わってくる。
以前にもこのケースは考えられた事ではあるが、今の方がよりその傾向も強い。
私のどうにかなる予算枠で考えれば、やはり軽のハイトールワゴンタイプを選ぶしかないのだが、総額にすると240万円ほどにはなるだろう。
現状を考えての解決策の一つ…やはり現実は厳しいと言わざるを得ないのだが、以前よりも必要性の高さは否めない。

迷走

正直、今私は予算的にカツカツになっていて、とてもではないが福祉車両を購入するだけの余力がない。
4月1日に退院してきた母は言葉を話す事が出来なくなり、介護体制を大幅に見直す事となり、現時点では既に介護保険枠を超えて自費でヘルパーに入って貰いっている状態である。
介護費用で月に6万円近い費用が出てしまっているので、今まさに月々の生活資金の見直しと再配分をやっている真っ最中である。
とりあえずはまだ何とかなっているという感覚はあるが、これに福祉車両購入が重なると、おそらく間違いなくマイナスへとバランスは崩れるだろう。
だが、車そのものの買い替え時期が来ている…いや、実は過ぎているのだが、そういう状況と福祉車両の必要性を考えると、本来なら購入を視野に入れて検討しなければならないのだろうと思う。
実際、今日のように介護タクシーの必要性に困る事があるのだから。
さて、この先どうすべきか?
まだまだ悩みは尽きそうにない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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