Zen4世代でX3Dに触れるのも悪くはなかろう。
ついに48,000円割れ
Ryzen7 7800X3Dの価格が下がっているという話を当Blogでも何度か書いたが、今日、その価格を調べてみたら、ついに48,000円を割り込むぐらいの価格なった。
おそらく、これがさらに下がって47,000円を割り込む事はないと判断、この価格ならばと考え、Ryzen7 7800X3Dの導入に踏み切る事を決意した。
3D V-Cacheは、1層目にCPUコア、2層目にメモリというスタイルを確立したもので、2層目のメモリをキャッシュメモリとして使用しているものである。
特徴としては、L3キャッシュが96MBと非常に大きいため、キャッシュヒットするアプリケーションで絶大な効果を発揮するというというものがあり、比較的シングルスレッドで動作するアプリケーションでは効果が出やすいとされる。
その事から、AMDのX3Dコアはゲームでの性能がズバ抜けていると言われる。それこそ、上位モデルであるRyzen9 7950X3Dに匹敵する性能を示す。
それだけの性能を5万円を下回る価格で導入できるなら、安いとしか言いようが無い。
懸念事項
ただ、現在使用しているRyzen7 7700Xから7800X3Dに変更する中で心配なのが、OSの対応である。
対応といっても、特別専用のドライバーがいるとかそういう事ではなく、OSのセットアップをして行く中で現CPUに合わせた最適化が行われているので、Ryzen7 7800X3Dに交換する事で最適化されない状況になる可能性があるという事である。
巷では、CPUを交換するとOSは再インストールした方が良いという事も言われていたりするので、既存システムに馴染ませる必要があるかもしれない。
ただ、これには絶対的な根拠というものも存在しないので、一度載せ替えてからベンチマークを採り、効果が出ているようであるならば、問題はないだろう。
また、既にマザーボードのUEFI/BIOSはRyzen7 7800X3Dに対応したものにアップデートしているはずだが、もう一度最新版のUEFI/BIOSに書き換えた方が良いかもしれない。
ただ、これをするとマザーボードの設定は一度全てクリアされるので、また再設定する必要がある。新機能なんかがBIOSレベルで追加されていると…結構厄介な話になる。
ま、BIOS設定がクリアされるぐらいであれば、そう大した事ではないので、対応はそんなに難しい話ではない。
問題はOSを再インストールしなければならない、となった時の事。
そうなると、システムを再構築する必要が出てくるので、とても厄介である。
載せ替えだけで何とか性能が出てくれれば良いのだが。
真の性能
もしOSの再インストールが必要という事であれば、もうひと手間かけた方が効率が良いという事になる。
というのも、私が使用しているマザーボードのチップセットは、X670EなのでM.2 SSDの対応としてはPCI-e Gen5にも対応している。だから現在OSをインストールしているSSDをPCI-e Gen5対応のSSDに載せ替えてやれば、本当の意味での性能が出てくる。
私がシステムを構築した時は、まだPCI-e Gen5対応のSSDがとても高価で(今も高価だが今以上に高価だった)、当面はGen4品で対応したためである。
システム周りがGen5に対応すれば、動作そのものはもっと軽くなる可能性があるし、OSの再構築をどうせするのであれば、その方が効率が良い。
…もっとも、予算はその分かかるのだが。
とりあえずCPUはRyzen7 7800X3Dに載せ変える事にした。
約1年使用したシステムをここでビデオカードからアップデートしたので、ついでに他も見直す事にした。
予算的に厳しいのは事実だが…回収できる部分はそこも考えていく必要があるだろう。