Bluetooth対応となるSwitch

元々対応していたが、今回対応したのはBluetoothオーディオ。

アップデート

任天堂がNintendo Switchのファームウェアアップデートを配信開始した。
今回のファームウェアで、Bluetoothオーディオに対応し、ワイヤレスイヤフォンやスピーカーなどとペアリングできるようになる。
アップデート後のファームウェアバージョンは13.0.0。
アダプタ付けた方が使えるかもBluetoothオーディオとしてのプロファイルはA2DP、コーデックはSBCのみで、接続する機器によっては音声の遅延が目立つ可能性がある。
また、Bluetoothオーディオを利用している時は、接続できる無線コントローラー(JoyCon含む)は2個までとなり、ローカル通信との併用は不可能になる。さらにBluetooth機器のマイク入力も非対応となるので、ある意味限定的な使い方でBluetoothオーディオが可能になる、と考えた方がよいかもしれない。
一番残念なのは、対応コーデックがSBCのみ、というところだろう。
イマドキであれば、aptX系のコーデックやACC、もっと言えばLDACに対応していれば、積極的に使いたいという人も多いのではないかと思うが、これらは全て非対応という事になる。
なんとか取って付けた…という感じすらある機能だが、USB Type-C端子に別のBluetoothコントローラーを取り付けたくないという人には、朗報かもしれない。

新型を意識したアップデート

その他にも「スリープ中の有線インターネット接続の維持」する機能も追加される。
設定のスリープの項目からこの機能をONにすると、本体がスリープ中であってもインターネット接続を継続するようになる。
どのような使い方をするかというと、Switch本体の電源が落ちていても、スマホなどからNintendo Storeよりソフトや追加コンテンツを購入した時、そのまま本体がソフトをダウンロードできるというメリットが考えられる。
一応、この機能がOFFの場合、一定間隔ごとにネットに接続してダウンロードを行う動作になるため、省電力動作となるのだが、時間のかかるダウンロードであれば、出来る時に一気にダウンロードしたい時もあるので、使う側の都合でこの機能のON、OFFを考えればよいだろう。
その他にも、無線LANの周波数帯の確認ができるようになっていたり、スティックの補正が「スティックの押し込み」から「スティックを一定方向に倒し続ける」方法に変更されていたりと、変更箇所もいくつかある。
ただ、その中でも特別に思われるのは「ドックの更新」である。これは10月に発売される有機ELモデルに同梱されている有線LAN端子付きのドック「HEG-007」のソフトウェア更新の事で、このファームウェアを適用する事で、有線LAN端子付きのドックに切替えられるようになる。

コンシューマ機の行く末

実は情報としてPS5にもファームウェアアップデートがあり、結構大きな変更が加えられるらしい。
その中でも特に目玉となるのが、M.2 SSDへの対応で、専用の拡張スロットに対応するM.2 SSDを装着する事で、新たなストレージとして使用する事ができるようになった。
専用の拡張SSDも発売されるようだが、これに関してはまだ詳しい情報は出てきていない。
だが、この追加できるSSDが使える様になったことで、旧来のPS4ゲームなどへの活用が広がるので、PS5ユーザーにとっては大きな福音となるのではないだろうか。
このように、コンシューマ機もいろいろアップデートを繰り返し、その魅力を強化してきているわけだが、日本国内で今の時点でもっとも影響力のあるコンシューマ機は、やはりNintendo Switchなのではないかと思う。
全世界的に見ればPS5なのかもしれないが、日本国内だと、PS5は未だ入手できない人もいたりして、混迷から脱しきっていない。
Nintendo Switchは、今や安定的に供給されているし、今度の新型に関しても今の所予約制(それも抽選)となっているものの、おそらく、そう時間をかけずに安定供給に移行するのではないかと考えられる。
SIEとしては、これからソフト供給も増え、安定していくという算段でいるのだろうが、どう考えてもNintendo Switchの方がやり方として上手く進められているように見える。
ただ、この方向性は日本国内での話であり、SIEは全世界を見ての話しかしていない。単純比較は意味がないとは思うが、どちらも日本発のものである事を考えると、個人的にはNintendo Switchの方が良心的な対応に見えて仕方が無い。

さて、年末から来年にかけてのコンシューマ戦争はどのように動くのか、気になる所である。

Nintendo Switch 本体更新情報
https://www.nintendo.co.jp/support/switch/system_update/

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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