Windows7への適応性

 突然、Windows7に移行したくなった。

 理由は特にない。

 ただ、理由をどうしても挙げろという事であれば、最近WindowsXPの起動時間が異常に長くなったというのが理由の一つとして挙げられるかもしれない。

 この起動時間が長くなったというのは、Office2003をインストールしてからの出来事であり、起動させるまでに最低でも5分くらいはかかるようになってしまった。それもログオン前にに放置して5分であり、もしHDDが頻繁に動いている時にログオンなどしようものなら、完全にデスクトップが表示されるまでに10分近くかかる。

 多分、Office2003が何かしらの動作をさせているのではないかと思うが、使い勝手が悪いなんてものではない。何かプログラムをインストールした後に再起動を求められたりすると、その度にこの起動時間を確保しなければならない。

 なので最近の休日は一日中PCが起動している。エコとはかけ離れた日常である。

 こうした不都合が私にそう思わせたのか、Windows7を入れてみたいという衝動が最近は多い。

 しかし、私のPCはパーツ的に3世代ほど前のものが多い。

 一番新しい世代のものがIntel Core 2 Quad 9550のCPUであり、マザーボードなどは未だにP965、ビデオカードもG80コアのGeForce 8800GTSであり、全体的に結構古くなってきている。

 普通に使う分には問題のない構成ではあるが、Windows7へと移行する場合、中には使えないデバイスやハードがあるかもしれない。

 と、こういう事でWindows7に乗り換えられない人がいるならば、コレを試すといいだろう。


 Windows7 Update Adviserである。


 このWindows7 Update Adviserは、現在使用しているPCでWindows7に移行した際に、PC本体とインストールされている主要プログラム、そして接続されているデバイスが機能するかどうかを調べてくれるプログラムである。

 Windows Vistaの時にもあったと思うが、それのWindows7版である。
 ダウンロードサイトにも書いてあるが、このプログラムを実行する時は使用しているデバイスを全て繋ぎ電源を入れておくことをオススメする。殆どのケースではデバイスドライバが利用可能かどうかで使用できるかどうかが決まるが、中にはハードウェアとして対応しないものもあるかもしれない。
 で、私も早速スキャンしてみた。
 インストールしているプログラムが多いと結構なスキャン時間がかかるが、それでも数分でスキャンは終了する。
 スキャンが終了すると、32bit版Windows7の対応状況が表示される。別のタブで64bit版への対応も表示できるのがありがたいところである。
 Microsoftが提供しているプログラムは殆どが対応しているが、一部特殊なベンダーが作っているプログラムなどは未対応であるケースが多い。
 私の場合だとdocomoのケータイLink用ソフトが未対応と出た。それ以外は大きな問題はなさそうで、プログラム側は殆ど問題ないようである。
 ハードウェアでは一つ未対応なものが出た。メーカーもサポートを終了してしまっているテレビキャプチャカードである。コイツが未対応なのはVistaの時から既に分かっていた事であり、対応させるには新たに対応品を購入するしかない。
 32bitも64bitもほぼ同じ結果で、他には重大な未対応品はなさそうであった。
 とりあえず今回のスキャンでWindows7に現行ハードウェアで移行しても特に問題がない事は分かった。
 どうしてもガマンできなくなったら、HDDを2つほど購入して現状ハードから必要なデータだけを移し替え、OS載せ替えという手法を採るかもしれない。
 ただ、希望としてはマザーボードくらいは交換したい所でもある。
 今使っているASUSのCOMMANDOは、安定性には全く不満はないのだが、メモリを4GB搭載しても3GBまでしかハードウェアとして認識しないという問題がある。OS管理外メモリをRAMディスクにできるソフトを使っても、残りのメモリを呼び出す事ができないのである。
 せめてチップセットをP45などにできればメモリ問題も解決出来るのだが、そうなると予算が結構かさんでしまう。
 実に悩ましいところである。
 DSP版のWindows7 Ultimateの価格がFDDパーツと同時購入で大体23,000円、それに1TBのHDDを2基買い足すと42,000円程度の出費になる。
 これにマザーボードを付け足すと…ああ、こりゃ無理だ(>_<)
 …いや、そもそも乗り換えそのものが無理かも orz

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. 匿名 より:

    はっはっは
    あきらめたまえ
    往生際が悪いぞ
    by ムスカ

  2. 武上 より:

     コメント戴いた方にご連絡。
     中身的に公開できない内容ではあるのですが、無記名だったので、未公開にしました。
     無記名であると、いたずらなのか、それともネタなのかという事がよく分からない為、今後も無記名によるコメントは制限させていただきたく思います。

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