結局あまり変わらないのかも…

来年2月頃に、オリンパスのE-M5II(仮)が発表されるという噂があるが、そろそろ内容が固まってきたか?

結局変化が少ない?

噂が出始めた当初は4K動画の撮影が可能になる…なんて噂もあったE-M5II(仮)だが、今もっとも有力とされる噂を纏めてみると、結局は前機種と変化が少ない機種になりそうだという噂が今になって出てきた。
今の噂を纏めると、こんな感じ。

  • E-M5と同じ16MPセンサー
  • 画像処理エンジンのアップデート(画質が若干改善する)
  • 像面位相差AFは非搭載
  • 小規模なデザインの変更
  • 5軸手ブレ補正の改善

私が望んだ「超々高感度センサーの搭載」という変化は含まれていないが、概ね私が望んでいるような方向になりそうな話になってきた。
残念なのは像面位相差AFが非搭載という事だが、同時にE-M5と同じ16MPセンサーの搭載という事であれば、E-M1が苦手とする星空撮影では前機種と変わらずに良好な結果が得られるという事であり、この辺りは信頼性とトレードオフになる為、とりあえずヨシとすべきポイントかもしれない。
あと、小規模なデザインの変更という所も見逃せない。E-M1では大きなグリップを取り入れたデザインになり、往年のOMシリーズっぽさが薄まってしまったが、E-M5とデザインが余り変わらないのであれば、この辺りは喜ばしい話になりそうである。
個人的には、デザインは踏襲した上でボタン配置をE-M1ライクにしてくれれば有り難いところである。
また、小型カメラである故に5軸手ぶれ補正が改善されるのは非常に有り難い。小さなカメラであればあるほど、手ぶれの可能性は増えるし、何よりグリップが小さいとそれだけ安定感がなくなるのだから、この強化は実に良いポイントを押さえていると思う。

もう一声欲しい感じもする

個人的には、この噂の内容だけに留まらず、もう一声欲しい変化点が欲しいところである。
特に前機種から変更して欲しいのがEVFの更新。これをE-M1レベルに持ってくることができれば有り難いと考えている人は多いように思う。
また、やはり超々高感度センサーの採用は欲しかった所だ。
OM-Dシリーズの棲み分けを考えた時、高画質のE-M1、高感度のE-M5、両機種をデジタル的にイイトコ取りしたエントリー機のE-M10という棲み分けだと良いなと私は思ったのだが、結果的にはそういう流れではなく、単にE-M1と像面位相差AFの有無の違いしかないカタチに収まったように見える。
もちろんセンサーシフトによる40MPの画像が得られるというのは大きな違いだが、センサーシフトによる高解像度撮影は、機構的にE-M1でも実現できそうなものだけに、私からすると大きな違いという感じがしないのである。
ソニーのα7Sの超々高感度センサーは、私からするともの凄いインパクトがあったし、その方向性でも一つのフラッグシップが作れてしまうぐらいのものだと思うだけに、この超々高感度センサー搭載という方向に舵を切って欲しかった。
まぁ…今後の商品展開に期待するしかないのかもしれないが、最初に噂の出たE-M6(仮)という機種がもし登場するとするのなら、是非とも超々高感度センサー搭載という道を選んで欲しいものである。

とりあえず、まだ噂の段階だが、12月も残り2週となった今の噂だけに、かなり現実的な話になってきた。もうしばらく様子見をした上で、私もセカンドカメラの計画を考えるとしようか。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    今月発売のカメラ雑誌には、各社の発売予想なんてのもありました。
    CP+まで二ヶ月ほどになったので、お年玉商戦(?)辺りにぼちぼち情報が出てこないかなぁと思ってます。

    E-M5のEVFは、当時としては十分な性能だったかも知れないけれど、今となっては世代が古い感じがありますね。
    同じEVF積んだE-M10を使ってると、解像度のせいでピントの山が見難かったり、背面液晶と比べて荒さを感じたりする事があるので、リニューアルするならEVFの刷新は必須じゃないかなと。
    他に目立った機能(40MP撮影くらい?)が無いとしたら、カメラとしての基本性能を高めた機種になって欲しいですね。
    STYLUS1が使い易さをマイナーバージョンアップして1sにしたように。
    あとは、E-M10より弱いグリップと、防塵防滴の為にクリック感の弱いボタン周りを良くして欲しいなんて声も聞きますね。
    超高感度センサーは、ラインナップに欲しいですね。
    折角ライブコンポジットが有るんだから、星撮り用に高感度耐性上げて欲しいなぁ。
    EVFやデザインが良ければボディだけ買い替えなんてのも視野に入れたいけど、今の所は様子見ですかねー。
    E-P7が出るんじゃないかなんて予想してる人もいるし、CP+に向けての新製品情報は楽しみですね。

    …えっ!?ペンタックス?
    最近K-S1とQ-S1出したからCP+は動きなさそうですわー(´д`)

    • アバター画像 武上 より:

      個人的には超々高感度センサー一択なんですけどね。その機能だけで強烈な個性を持たせられますから。

      E-P7は…ってE-P6を飛び越して7ですか?
      番号として6は飛ばすかなぁ。まぁ飛ばしてE-PL7と揃える可能性がないとは言い切れませんけどね。
      私的にはPENシリーズのフラッグシップはもう少し先延ばしになるんじゃないかと予測してます。

      とりあえず来年になればもっと詳細な情報が出てくると思うので、E-M5IIのシルエットはもっとハッキリしてくるでしょう。

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