私が今一番欲しいモバイルPCはコレである。
純血PC
日本マイクロソフトが、本日12.3型2-in-1「Surface Pro 4」を発売した。
スペックなどの詳細は公式サイトを見てもらうとして、私が何故このSurface Pro 4が一番欲しいモバイルPCなのか? という事をちょっと書いておきたい。
Surface Pro 4は、恐らくモバイルPCとしては高級な部類に入るPCである。
最近のPCはそのほとんどが低価格路線が進み、性能そこそこで安いという流れがある。もちろんコレが悪いとは思わないが、そういったPCはそこそこの性能でとりあえず使えるという領域のものである。
使えるならそれでいいじゃないか、と思う人はそれでいい。
だが、PCを道具として考えている人の中で、その道具に拘りたいという人であれば、やはり仕事のしやすいPCの方が良いだろうし、そういう事を考えると、私にとってはこのSurface Pro 4が該当するPCになる。
一番の要素は、その液晶モニタのタテヨコ比率にある。
3:2という比率は、紙のノートと同じ比率であり、Surface Pro 4はちょうどA4サイズに合致する。しかも解像度が高いため、ペン入力をしたとしても紙に書いているような感じになる。コレこそデジタルとアナログの融合体と言えるのではないだろうか?
しかも、Surface Pro 4は、OSメーカーのマイクロソフトが設計している為、OSを使う上でもリファレンス的な良さがある。ちょうどAppleのMacBook Proのような感じと言えばよいだろうか。この純血である事は、ハードとソフトの親和性を考える上ではとても大きな要素と言える。
MacBook ProがMacBook Proたる所以は、まさにApple製であるという所にあるように、Surface Pro 4がSurface Pro 4たる所以は、マイクロソフト製であるという所にあるのである。
Surface Book
マイクロソフトが発売を表明しているもう一つのデバイスがSurface Bookである。
ビデオ機能を強化した完全2 in 1ノートPCだが、世間的には比較的話題はそちらに持って行かれているように思う。
ただ、私はどちらが良いか? と聞かれたら、おそらくSurface Pro 4を選択すると思う。
もちろん、用途が違えばこの答えも変わってくるのだが、Surface Bookが強化したビデオ機能に関して、私の見解としてはそれほど強化されていないように思えているからだ。もちろん、CPU内蔵ビデオから比べれば強化されているのは間違いないが、よほど3D系の演算をさせない限りは、CPU内蔵ビデオ機能で事足りる。しかもモバイルPCで行う事だから、ここまで性能差があってもあまり意味がない…と私は見ている。
ただ、Surface Bookをモバイルワークステーションのように使う…というのなら話は別だが、あのサイズでその用途はないのではないだろうか?
であるなら、軽く、手軽に持ち出せる方が製品として完成度が高いように思う。
実際、Surface Pro 4に搭載されるSkylakeコアなら、Adobe系アプリケーションも問題なく動作する事は予測できる。であるなら、あえて大きく単価の高いSurface Bookを選択する必要はないように思う。
ま、これも人によって用途が異なる為、万人向けのコメントではないのだが。
どっちにしても、日本でいよいよSurface Pro 4が発売された。
タブレットとしても、ノートPCとしても使えるデバイスを必要とする人の選択肢がまた一つ増えた事をまずは喜ぼう。
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