最新と枯れた技術のコラボレーション

 AGPのビデオカード。
 私も2枚ほど使わないまま放置されてるAGPカードを持っているが、よくよく考えてみると普通に使う分には何も最新のビデオカードなと必要なく、場合によってはチップセット内蔵のビデオ機能でも良いわけで、AGPのビデオカードはまだまだ現役で使っているアイテムだろうと思う。
 しかし、CPUは今やろうとしている事に対してのパフォーマンスにまともに跳ね返ってくるパーツだったりするため、CPUだけは最新のものを使っていきたいと考える人も少なくはない。
 最新CPUとAGPビデオカード。
 この組み合わせは、実は思っているほど簡単に実現しない。
 パーツ単位で組み上げていく自作ユーザーにとって、このような組み合わせが可能になるパーツは、実はかなり役立つパーツと言えるんじゃないかと思う。
 実際、LGA775ソケットのマザーボードでAGPカードが使用できる製品は、キワモノと思われがちだがその汎用性の高さからそれなりの人気はあった。
 そういうキワモノっぽいアイテムは、大体ASRockというメーカーから発売されるのだが、ASRockがまたしてもそうしたアイテムを発表した。
 最新のPhenomに対応しつつ、AGPカードを利用できるマザーボード“ALiveDual-eSATA2”である。
ASRock、PhenomとAGP/PCIe両対応の異色マザー
 若干Phenomの性能をスポイルする部分はあるが、AGPカードを使用しつつPhenomの4コアを利用できる見事なパーツである。
 完全なハイパフォーマンスは再現できないが、おそらく普通に使う分には申し分ない性能を発揮するだろう。
 AGPカードしか持っておらず、ビデオカードにそんなに金かけたくないなぁという人には、なかなかの注目パーツではないかと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. うめー より:

    Phenomで俺のMatrox Millennium G450 をいじめてみたい

  2. 武上 より:

     G450だと、昨今のチップセット内蔵ビデオの方が高性能かw
     それにしても…G450ってそもそもAGP×4じゃないのかな?
     まぁ、普通にAGPだから接続はできると思うけど、ボトルネックになるなんてもんじゃないなwww

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