Monthly Archive: 1月 2010

一夜明けて

 昨日の記事のアクセス数が600を超えていた。
 日ごろ300ほどのアクセスしかない私のサイトとしては珍しい事である。まぁそもそも300もアクセスがある事そのものが私から言えば奇跡的な話であるのだが。
 やはり「命」とかそういうキーワードをタイトルに入れると、みんな気になるのかもしれない。
 かくいう私もそれは同じである。
 一夜明けて、我が家は壮絶極まりない静けさの中にあった。
 人間、いつの間にか自分の行動や思考の同意を得られる訳もないのに、自然と家の中にいる動物に話しかけているようで、それがいきなりなくなったのだから、家の中に全くと言っていいほど会話が生まれない。
 隣に家族がいても、である。
 犬や猫(人によってはそれ以外かもしれないが)の存在感というのは、それほどまでに大きいと言わざるを得ない。
 あまりにも静かな朝であったため、私も家族に話す言葉を見つけなければならない。
 自分も表面的には平静を装ってはいるものの、まだかなり堪えているようで、思い出せばかなり辛い。辛いのだが、これだけ沈みきった状態だと良いものも良くならないと思い、私は意図的に会話を作る。
 そうでなければやっていられない。

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命の尊さと責任と

 生きるもの、いつかは死んでいく。
 こんな事はわかりきった話である。
 だが、生きている時にはそんな事を考えないのもまた事実だ。
 そして、何かのきっかけで命散ったとき、人は命の尊さを知り、そしてそこにまつわる責任を感じる。
 その責任が自責によるものであればあるほどに。
 今日、我が家で飼っていた子犬(仔犬ではない)が亡くなった。
 享年16才と11ヶ月。来月で丸17年生きるハズだった。
 人間にして100才を超える大往生である。
 だが、この100才を超える老犬の死因は、決して老衰ではない。
 私が…殺したのである。

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やはりアルバイトが必要か

 昨年末からアルバイトしなければ生きていけないかも…なんて事を書き続けていて、結局未だに行かずじまいだった。
 それは行かなくてもなんとかなるかも…という思いがまだどこかにあったからなのだが、ココにきていよいよもってそんなことを言っていられない状況が訪れた。
 いや、やはり遅すぎたというしかないかもしれない。
 後悔先立たず。
 私は自分の動きが遅かった事を悔いるしかない状況に叩きつけられた。
 しかも取り返しのつかない事で。
 そんなわけで、アルバイト探しを本格的に始めた。
 当初、私の近隣では深夜に働くことができるのはファミレスかコンビニぐらいしかないと思っていた。
 土日に働くというのも一つの手ではあるが、本職の土日の扱いが時によって変わるため、できれば平日深夜帯がベストではないか? と考えていたのである。
 ところが。
 本日探してみると、近隣の家電量販店にて“ブロードバンド加入促進業務”のアルバイトがあることが判明、ファミレスとどちらがいいか悩み始める事になった。
 前述したように、ファミレスでのWワークの場合は平日の夜という条件になるため、土日はほぼノータッチで行ける。だが、それだけに1回の労働時間は4時間ほどが限界。いや、本当ならもっといけるのだろうが、バランスを考えると4時間というのが一つのポイントとなる。それを週に何日行うか? という話になる。
 これがブロードバンド加入促進業務となると、完全に土日祝日がキーになる。この条件だと私の場合は本職のからみから全日働くという事はできない。だが、ブロードバンド加入促進業務となると、私のPC関連のスキルがまるまる生きてくる。これは大きいと言わざるを得ない。
 結局、今日一日ほとんどこれで悩み続け、結局“ブロードバンド加入促進業務”を応募する事にした。
 休日すべて出勤する事になるかなんて、実際やってみないと分からないし、こちらの事情を最初に説明すればいいだけの話。その上で実際どうするか? という事を検討する方が前向きである。
 …この前向きであるという言葉がすんなり出てくるほどに、私は取り返しのつかない後悔に追い込まれたのである。
 応募の結果は明日以降に出る。
 後悔してもしきれない状況が最悪の結果を招く時、多分私は自分の責任に押しつぶされるだろう。
 その覚悟をもって、今は結果を待ちたい。

Googleは中国から撤退するのか?

Googleが中国にてサイバー攻撃を受けたとして、中国から撤退する事を示唆しているという話はすでに周知の事だと思う。
そのサイバー攻撃だが、使用されたサーバなどが実は中国政府関係者のものと同一だったという情報を米情報セキュリティー会社「アイディフェンス」が公表した。
普通に考えれば、これでGoogleへの関与は中国政府のやらかした事という疑いが強くなるわけだが、これで国際社会から中国政府が釈明を求められる可能性も出てきたと言える。
中国政府による検閲などを嫌って中国事業からの撤退を検討しているGoogleの動向にも影響を与えかねない事だけに、今後の動向が気になるところ。

また、今回のGoogle撤退の行動に関しては、中国の若者たちからは「勇気ある行動」と賞賛されているという話もある。
というのも、インターネットでは自由な発言などが可能である為、情報統制したい政府側と自由を求める若者との間で、当然の事ながら考え方が異なる。検閲を当たり前とする中国政府に若者が反発するのは当然の事であり、今回の中国政府の対応に反対するGoogleの行動が支持されるのは、むしろ当然の結果というものである。

そもそも、インターネットは米軍が情報利用の為に開発したものであり、常に米国にその情報を掌握されている。米国を敵視しないまでも対抗する意思のある国は、インターネットを利用している時点で米国に情報を握られていると考えねばならないと言っても過言ではない。
であるならば、そもそもインターネットを利用できるようにしている状態にこそ問題がある、と私は思う。
中国政府はそのあたりを理解しているのだろうか?
どちらにしても、米国企業への攻撃を政府関係者が行っていたとなればタダ事ではない。
この話、この先がとても気になる話である。

Security Toolって何だ?

昨日の話である。
ウチの会社のお偉方の一人が“コンピュータウィルス”らしくモノに感染した。
どうも、どこかの企業サイトを見ていた時に、不用意に何かのリンクを踏んだようで、そのリンクを踏んだ途端に“Security Tool”なるものがインストールされたらしいとの事であった。
その後、CPU使用率が100%のまま動作が重くなるという症状になり、再起動してもその“Security Tool”が真っ先に立ち上がり、他のソフトが起動しないという状態に。
私が呼ばれた時にはすでにこの状態が繰り返すまでになっていたため、どうすることもできなかった。
ただ、一つわかった事は、この時点ではインストールされていたわけではなく、インストール前の段階でしつこくインストールしろと言ってきている状態。普通ならココにキャンセルできる項目があるのだが…見当たらないというのが、胡散臭さを醸し出している。

名前がSecurity Toolだったため、私はウィルスソフトではないだろうと思っていたのだが、その挙動がどう見てもウィルスっぽい。
ネットで調べてもウィルスらしき感じではなかったのだが、入っていたノートンアンチウィルスがいくつかの異常プログラムを検出したため、そのプログラム名をネットで調べた所、同じ症状が出ていた人たちがいる事を知った。
ウィルスだと言っている人もいれば、マルウェアだと言っている人もいる。
だが、いつまでたってもインストールしろと言い続けてきていて、キャンセルできない状態が続くばかりか、CPU使用率が100%になっているため、他の事ができない。
この挙動はどう見てもウィルスである。

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ゲーム機の枠を超える

 PS3は発売当初からゲーム機ではなかった。
 というか、メーカーであるSCEそのものがPS3をタダのゲーム機として扱っていなかったし、その価格設定もゲーム機のソレとは明らかに異なっていた。
 確かに、そのハードウェア性能たるや標準的なWindowsマシンよりもハイスペックであり、さながらホームコンピュータコアと言っても差し支えない性能を持っていた。
 しかし、残念なことにその性能を使い切るソフトウェアに恵まれず、ゲームタイトルにも恵まれなかった為、当時の次世代機の中では明らかに敗北感ただようハードウェアに成り下がっていた。
 その性能を紐解くと、実に多彩であり、確かにタダのゲーム機ではない事は誰の目にも明らかだったのは間違いのない話で、特に初期PS3にのみ搭載されていたSACD再生機能は、専用機ですら覆す音楽再生能力があり、この機能だけでも価格分の価値はあると私は思っていた。
 その後、PS3は1度マイナーチェンジを行い、さらに1度フルモデルチェンジした。
 価格的には初期型の半額クラスになり、その容積も6割程度にまで小型化したのだが、残念なことに初期型に搭載していたSACD機能とPS2下位互換機能はなくなってしまった。
 そのように様変わりしたPS3だが、持てるポテンシャルは変わらない。
 だから価格が下がろうともタダのゲーム機とは違う性能を発揮する事は容易だし、あとはそのプラットフォームが整えば問題ないハズ。
 という事を証明するかのようなユニットが3月に発売となる。

 プレイステーション 3用地上デジタルレコーダーキット“torne(トルネ)”である。

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プロ用で13万円前後の時代

 昨日の無線伝送技術によるモニターは近未来の話ではあるが、今日のはもっと身近な話。
 NECディスプレイソリューションズが、ICCプロファイルエミュレーション機能を搭載した10bit対応24.1型ワイドディスプレイ“LCD-PA241W”を2月22日に発売すると発表した。
 NECディスプレイソリューションズの製品と言えば、CGクリエイターなどが業務用として使用するというイメージがあるが、近年価格も手頃になり(もちろんそれでも高いが)、デジタル一眼でハイアマチュアなどが利用したりする事も増えてきた。
 今回発表された新型は、名機“LCD2690WUXi2”の後継機で、広色域10bit対応のp-IPS(H-IPS)パネルを採用し、DisplayPort接続時で最大約10億7,374万色の発色が可能というモデルである。
 しかも新開発の画像処理専用ICと、独自の色変換アルゴリズムによる“SpectraViewエンジン”を備えており、色域を三次元に捉える“3Dルックアップテーブル(LUT)”を搭載した事で14bitのガンマ補正機能と合わせ、AdobeRGBやsRGBなどの色再現性をより高めたモデルとなっている。

 前機種であるLCD2690WUXi2もプロ用としては極端に高い製品ではなかったが、今回のLCD-PA241Wはさらに身近に感じるほどの価格設定で、基本はオープンプライスとしてはいるものの、店頭予想価格は13万円前後と、2年前の高級VA方式液晶モニタとほぼ変わらない価格設定となった。
 …安い、安すぎる(爆)
 もちろん、絶対価格としては高いワケだが、これだけの性能を持ったモニタがこの価格というのは安すぎるように思えてならない。
 ちなみに今回の新型は、色味を調整するキャリブレーションにおいて外部のカラーセンサーを使用する事なく、内部のみで行う事が可能になっている。まぁ、その精度がプロの満足できる領域なのかは分からないが、どちらにしても便利になったものである。
 最近、妙にIPSパネルのモニタが安くなっているように思えてならない。
 やはり3Dテレビの動向然り、モニタのパネル周りで大きな変革期に来ているという事なのかもしれない。
 今モニタを買い換えなきゃと思っている人で、さらにハイエンドを求めている人は、今回の“LCD-PA241W”はひとつの選択肢になるだろう。

無線伝送技術はココまで来たのか…

 寒波の影響で私の周辺も雪が降った。
 そしてその積もった雪は水っぽく溶け、つもりながらシャーベット状に変わりつつある。
 今はまだそれでいい。
 だが…明日の朝、そのシャーベット雪が完全なアイス状態になったら…嗚呼、大渋滞の幕開けだ orz
 と、そんな感じではあるものの、ちょっとサイトで面白いものを見つけたのでご紹介。

 このテレビ、別に展示台の下にケーブルが通っているわけではない。
 映像信号ケーブルも、電源ケーブルも、である。
 そう、完全な無線伝送技術によって、映像だけでなく電力も送信・送電され稼働しているテレビである。
 これは、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発をアナウンスしていた特定周波数で共振するコイルに磁気を送ると共振結合(resonant coupling)でワイヤレスに電力を送れちゃう新技術で動作している製品で、International CES 2010にて公開されたものである。
 ちなみに映像はというと、WHDIコンソーシアムが策定したWHDI(Wireless Home Digital Interface)1.0で受信されている。
 つまり、完全な無線テレビという事になる。
情報元:GIZMODE JAPAN

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The TOWER of AION

 MMORPGを久しくやっていなかった所、知人がちょっとはじめてみたという事で、私も“The TOWER of AION”(以下AIONと略)をはじめてみた。
 リネージュ2を以前やっていたが、その運営と同じNC SoftのMMORPGであり、見た目にもよく似ている。
 だが、決定的に違うのは、その画面の美しさであり、世界再現性ではないかと思う。
 リネージュ2は、残念ながら世界構築が今ひとつだったように思っている。
 何かしら断片的なストーリーを位置づけてはいたものの、それがゲーム内に活きていたかというとあまり生きていた感じがしなかった。
 だからAIONもビジュアル面は強化されていても、シナリオ的に大きな進化はしていないだろうと甘く見ていた。
 だが、実際にやってみると、そのシナリオの薄さは現時点では感じていない。
 ドラクエやファイナルファンタジーに匹敵する…といえば過大評価かもしれないが、ちゃんと世界観に合わせたストーリーが初期イベントに組み込まれ、キャラクターありきのMMORPGでなく、物語がそこに展開している感じを十分感じる事ができた。
 韓国系のゲームは、シナリオという面で日本製に遠く及ばない、というのが私の認識だったが、もうそんな状態ではないのかもしれない。逆に言うと、日本のゲームメーカーはもっと頑張らないと危ないところにまで着ているのかもしれない。


 NC Soft系のMMORPGはその月額料金が高いのが問題だ。
 これはリネージュ2の時に致命的とも思えたことなのだが、月額3,000円は今の時代高すぎると言える。
 残念ながらAIONも計算上は月額3,000円なのだが、プランがかなり幅広く作られていて自分にマッチしたプランで遊ぶ分には高いというイメージはないかもしれない。
 月額30日300時間で3,000円。日数と時間の縛りがあるのである。
 だが、社会人は月に300時間もプレイする事はほぼ不可能だ。そこでこのプランが生きてくる。
 月額30日100時間1,800円。一週間ほぼ25時間計算のプランである。
 一日2時間、週末2日を5時間×2ぐらいの感じである。いや、一日2時間も無理だろうから、週末にもっと集中するプランと言えるかもしれない。

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大画面でPSPは何もテレビに限らない

PSP-2000から、PSPの画面をテレビに出力可能だという事は周知の事実。
だが、それを行うにはSCE純正のコードなどが必要になる。
いわゆる“D端子ケーブル”であり“S端子ケーブル”であり“AV端子ケーブル”である。
だが、これらの接続ケーブルだと基本的にそれらの端子を持ったデバイス、つまりテレビにしか出力ができない。
最近のPC用モニタにはD端子などを搭載しているものもあるのも事実だが、DVI端子やD-sub15ピン端子などしか持っていないPC用モニタもある。
テレビとPC用モニタを兼用している人やそもそもテレビを必要としない人などがPSPの画面を大画面で楽しもうと思うと新規にコンバートできる装置などが必要になるわけだ。
まぁ、そんなピンポイントな人は稀かもしれないが、このユニットがあれば、ひょっとしたらPSPの画面をPC用モニタで見ることができるかもしれない。
…あくまでも「できるかもしれない」という事を先に言っておく。

Akiba PC Hotline
タイムリー USB Grabber DM231Cの概要

タイムリーが発売した“USB Grabber DM231C”は、USB接続で利用可能なPSP画面のキャプチャユニットである。
PSP-2000とPSP-3000に対応しているとしているが、PSP-2000ではビデオのみ、PSP-3000でのみゲームとビデオのキャプチャが可能という事らしい。
キャプチャソフトは“honestech DVR”が付属し、MPEG-1/2/4形式での録画に対応しているという事のようだが、気になるのはこの部分。
もし“honestech DVR”がリアルタイムにPSPの画面をPC上に表示できるのであれば、PC用モニタでPSPの画面を見ることが可能だ。できなければ、タダの録画ソフトという事になる。
…自分で購入したわけではないため、リアルタイム表示できるかどうかの確認はできていないのだが、できたなら結構欲しいアイテムかも…と思ったりする。
ただ、ちょっと気になるのはタイムリーの公式サイトがあまりにも閑散としているという事とこの“honestech DVR”がWindows7対応だという事はわかっていても64bit版は不明という事である。
だれか人柱になった人がネットで情報を公開してくれればいいのだが…
…金もってた昔なら人柱になったのに orz

HYDRA ENGINE

 MSIが画期的かつ変態的マザーボード“Big Bang-Fuzion”を1月16日に発売する。
 どの辺りが画期的かつ変態的かというと、搭載するビデオカードの並列化において、従来は同じメーカーでかつ同じ型のビデオカードでしかマルチGPUを構成する事ができなかったものを、LucidのHYDRA ENGINEを利用する事で、混載可能にしたという所に起因する。
 要するに今までであれば、NVIDIAであればGeForce GTX 285を2個用意しなければならなかったSLIが、GTX285とGTX260でSLIが可能になったばかりか、GTX285とRadeon HD 5870とでマルチGPU化する事ができるようになった、という事である。
 何故こんな事が可能になったのかというと、前述したようにLucidのHYDRA ENGINEを利用したからこそ可能になったワケだが、このHYDRA ENGINEはDirect3Dとディスプレイドライバの間に割り込んで、異なる性能のビデオカードに、各々が得意とする処理を分散させる事が可能だからである。
 もちろん、これはハードウェアだけで可能になったワケではない。ハードウェアとドライバの両面で可能になったからこそ実現したものである。
 しかもこのHYDRA ENGINEはブリッジの役割を果たす為、今までのようにSLIやCrossFire Xなどで必要であったブリッジケーブルも不必要になる。

 画像を見てもらえばわかるが、Radeon HD 5870とGeForce GTX 285が見事に一枚のマザーボード上に接続されている。
 この技術、一見ハイエンド向きのものと思われるかもしれないが、私が思うにどちらかというと低スペックPCにこそ必要な技術なのではないかと考える。
 安価なビデオカードを2枚、あるいは4枚組み合わせ、そこで並列処理で演算能力を稼ぐという方法は、安価なスーパーコンピュータを作り上げた手法によく似ている。つまり、低スペックで高効率を生み出す手法という見方ができるのである。
 もっとも、本当にその効率がでるかは分からない。だが、少なくとも単性能では得られない性能がマルチGPUで得られるのならば、それは高スペックマシンよりも低スペックマシンにこそ必要な性能である。
 そうなるにはHYDRA ENGINE搭載マザーボードが安価に出回る事が条件になるが、爆発的に普及させるにはハイスペックマシンよりもローエンドマシンが主体になるだろうから、Lucidにはその辺りを考慮して展開してもらいたいものである。

Windows7の互換モード

Windows7を導入して久しい人にとってはすでに既知の話かもしれないが、ここ最近導入した私にとって画期的な事を今日知った。

 Windows7のプログラム動作は、Vistaの頃から比べて随分と良くなったとは聞いたが、私がインストールしようとしたゲームのいくつかはやはりどうにもならなかった。
 そのほとんどがDirectX9.0cなど前時代のDirectXで動作していた事に起因するものだが、残念ながらその上位にあるはずのDirectX 11がインストールされているWindows7は、そうした9.0cを利用しているプログラムからはDirectXがインストールされているように見えないようで、そもそもプログラムをインストールできなかったり、できたとしても実行時に見つけることができないとして起動しなかった。
 これは諦めるしかないのかなぁと思っていたのだが、まぁモノは試しと検索してみたら、どうもランタイムが足りていない事が原因のようであり、そのランタイムさえ入れてしまえばDirectX 11上からでも実行できるような感じであった。
 そのランタイムだが、DirectX End-User Runtimeという名でMicrosoftで公開されていた。
 ダウンロードページからインストールしてみたところ、たしかにDirectX 11からでも9.0cが稼働するようになった。
 これで昔のゲームでもプレイできるなぁ…と安直に思っていたら、それでも動作しないものがいくつか出てきた。これはもうプログラムの仕様に違いないと諦めようと思ったのだが、あきらめが悪いのが私であり、結局なんとか動作させる事ができないかとネット上をいろいろ検索してまわった。
 すると、どうも私はとんでもない見落としをしている事に気がついた。
 Windows7の互換性を支えているのは、Professional版以上で利用できるXP-modeだと思っていたのだが、実はそうじゃないのである。

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