Monthly Archive: 4月 2010

初日30万台突破

 iPad関連の話ばかりが最近は続くが、まぁそれはそれだけ注目されるデバイスという事であり、私自身、なんでこんなに気になるデバイスなんだろう? と多少なり不思議に思っていたりする。
 魅力的、と一言で言ってしまえばそれまでの事なのだが、発表当時からとは全く正反対な世間一般の反応と私自身がシンクロしている部分もあり、最初は見えてこなかった本質が見えてきたiPadは、相当に魅力的な製品だったと言わざるを得ない。
 現時点で、iPadが最も活用できる地域は多分米国だと思う。
 理由は単純で電子書籍として活用できる部分が相当にピックアップされているから。
 これが日本だとまだ対応できていないため、魅力は半減とまではいかなくても落ちるのは避けられない。

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iPadの発売後

 昨日、iPadの事をちょっと書いたが、早速というか、やはり同じような事を考えているテクニカルライターがいた(リンク先記事の冒頭部)。
 「大げさに言えばコンピュータの歴史が変わると思う」
 まさにそうだと思う。
 Appleのスゴイところは、こうした変革の先端を切り開く所にある。
 そしてその変革の先端は、デジタルデバイスに詳しい人に向けられたものではなく、どちらかというと一般層に向けられている。絶対的人口を考えれば当たり前の事なのだが、こうした電子デバイスの新型が登場すると、まず最初に騒ぎ出すのが電子デバイスに詳しい人々だから、評価がその人達主導で行われてしまうのは仕方のない話なのかもしれない。
 実際、iPad発売前は結構辛口な評価が多かった。
 ところがいざ発売してみると、それら辛口な評価とは裏腹に、いろんなアプリやサービスが現れ始めた。
 要するに、辛口な評価をしていても、誰も無視を決め込む事など出来なかった、という事ではないかと思う。
 iPadへの対応を謳った、あるいはiPad用に発表されたアプリはいろいろあるが、私が紹介する事であるため、一般的なアプリの紹介はせず、特にゲーム関係をピックアップしていきたい。
 タイトーがiPad用ボードゲーム「森田将棋 HD」を米国で配信開始した。もちろん欧州や日本でも配信が予定されている。世界コンピュータ将棋選手権優勝の実績を持つ、森田和郎氏が開発した思考ロジック「森田至高」を搭載した将棋ゲームで、インターフェースを考えれば実に真っ当なアプリケーションではないかと思う。価格は3.99ドル。
 また、カプコンからかつてiPhone/iPod touch用に公開されていた「バイオハザード 4」のiPad Editionが配信開始された。価格は12.99ドル。iPadの高解像度用にグラフィックを調整したもので、日本でもiPadの発売に合わせ配信開始となる。
 そして、これはまだiPad用に調整されていないのだが、ラブプラスのアプリもiPhone/iPod touch用として公開された。

 寧々さん…随分綺麗になって…(爆)

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米国で発売されたiPad

 4月3日、米国でiPadが発売開始した。
 今回発売されたのは、Wi-Fi版で単体で通信できる3G版ではないが、それでも米国ではかなりの数のiPadが流通したのではないかと思う。
 ちなみに3G版は4月末ごろの発売になるだろうと思われるが、問題は日本での発売。
 4月下旬といわれているが、ちょうどその頃に米国では3G版が発売という話になる。
 流通量から考えると、かなり厳しい状態なのではないかと勝手に予測したりする。

 このiPadだが、iPhoneアプリのほとんどが動作するという事で、発売当初からかなりの数のアプリに恵まれた端末になると思われる。
 問題はその使い勝手で、これはこのBlogでも前々から言っている事だが、日本人のライフスタイルに向いた端末かどうかでその評価が分かれる事になる。
 良く考えてみて欲しい。
 電車に乗っている時、目の前の人がiPadで電子書籍などを見ている姿を。
 違和感なく受け入れられるだろうか? かなり目立つ事は間違いないのではないだろうか?
 そして自分がその同じ行動が出来るか? という事。
 多分、ほとんどの人がiPadを使うよりはiPhoneなりiPod touchを選択するのではないかと思う。
 iPhoneにしてもiPod touchにしても、その大きさ故に胸ポケットに収まり、取り回すにしてもケータイとさほど変わらない為、違和感なく受け入れられるのではないかと思う。

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白騎士物語の続編

2008年末、たしか12月25日だったと思う。
私はこの作品が今後のPS3のRPGを大きく左右する作品の一つと評した。
そして…実際に発売された白騎士物語は…実に微妙な作品になっていた。
コンセプトはいいと今でも思っている。
巨大な敵と戦う臨場感を7mという大きさに絞り込み、そして自らも7mの存在となるその視覚的効果は、実に適切なスケールだと思ったし、実際、私もプレイしてみてその臨場感はすごいものがあると思った。
だが、ストーリー含めた実際のRPGという部分においては、いささか残念な部分があったと言わざるを得ない。
当初、1作でストーリー完結と思われていた作品は、発売直前に三部作という触れ込みに変わった。いや、実際問題変わっていても問題はなかった。だが、三部作にしてしまった事によってストーリーの切り方が実に残念な結果であり、演出等も含め、大作を謳った作品としてはかなり悲しい出来栄えに。
この残念感が今でも尾を引いているのだが、続編が発売されるのであれば、ぜひその残念な部分を次回作で何とかして欲しいと思っていた。
三部作にした…といっても、初回作があまりにも残念な本数で終わってしまえば続編が出ない可能性もある。そう考えると、残念な部分を挽回する事なく消えて行くのか…とも思ったが、レベルファイブはそのあたりを考えていたのだろうか、続編の話がちゃんと出てきた。

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ニンテンドー3DSはNDSより解像度が上がるのか?

 シャープから、裸眼視による3D表示が可能で2D表示/3D表示を切り替え可能な3.4型液晶ディスプレイ開発の発表があった。
 3.4型という時点でピンときた人もいるだろうが、私からするとどう考えてもこれはニンテンドー3DSとバッティングするとしか思えない。
 やはり噂どおり、シャープの裸眼立体視液晶を搭載するというのは間違いなさそうな話である。

 シャープのニュースリリースより引用した画像だが、もちろんケータイのようなモバイル機器全般に利用する事を前提とした液晶とは思うが、この液晶そのものの仕様は以前の従来品より相当よくなっているようだ。
 視差バリア方式を採用している本製品は、右目用と左目用の画像をフィルタリングするための層がどうしても必要で、従来品では解像感が低く感じられたり、クロストーク(2重像)が出たり、輝度が低くなったり、精細感を欠くといった問題点があった。しかもフィルタリング層があるため、厚みも2D液晶に比較して厚く、デザインという面で不利だった。
 今回の新製品ではガラス基板上に電子回路を生成するCGシリコン技術を発展させ、さらに視差バリアを最適化、高輝度・高精細で低クロストークなディスプレイを実現したという。またスイッチパネルとタッチパネルを一体化し、モジュールの厚さは2Dタッチパネル液晶と同等に抑えた事で、ケータイやモバイル機器に利用しやすくなった。

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加熱するエイプリルフール

4月1日は言わずと知れたエイプリルフールだが、Wikipediaによると悲劇が起源とも言われているようで、実のところあまり笑える話ではない。
ちなみに日本の古くからの慣習では、4月1日は“日頃の不義理を詫びる日”であった。現在では全く逆の意味になっているというのもどうかと思うが。
このようなエイプリルフールだが、ネット上でも昨今は加熱ぎみであり、私がよく見るサイトであるImpress Watchは数年前からネタサイトを公開しているが、去年あたりからはいろいろなサイトがネタサイトを公開するのが恒例になってきた。
そうしたネタサイトもいろいろ趣向を凝らしているのだが、個人的に今年最も大きなネタと思われるのはさくらインターネットのネタ。

とある科学の超電磁砲のキャラクターを使ったサイトで、よくまぁ作ったものだと思わせる内容だ。
美琴の台詞に「4月1日ってどこも張り切りすぎなのよね」とあるが、一番張り切ったのがさくらインターネットではないかと思ったりする。

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