モンスターハンターポータブル3rd

 モンスターハンターポータブル2nd G(以下MHP2nd G)は350万本を超える、PSPで最も売れたソフトと言われたタイトルである。
 その面白さは…多分やった事のある人でないとわからない。
 万人向け…とは言わないが、多くの人を魅了する事ができる内容であり、また数人(最大4人)集まればその面白さは倍増する。おそらく、ミッション攻略型ゲームの草分け的存在、いや、金字塔と言っても過言ではないハズである。
 そのモンスターハンターシリーズの最新作、モンスターハンターポータブル3rd(以下MHP3rd)が12月1日に発売される事が発表された。

 前作は背景に緑を使っていたが、今回は炎のような赤を主体としたものに。
 まぁ、違いは見た目だけにとどまる事はないだろう。


 このMHP3rdは今までの集大成とも言える内容で発売される。
 モンスターハンターシリーズは、それぞれの媒体毎に結構な違いがある。
 例えば、コンシューマ機には「ナルガクルガ」というモンスターが登場するが、PC版のモンスターハンターフロンティアには存在しない。逆のパターンも存在する。
 今回のMHP3rdは、基本的にMHP2nd Gをメインとしつつ、Wii用の「モンスターハンター3(トライ)」(以下MH3)から新モンスターや新フィールドを追加し、さらに武器はMHP2nd GのすべてとMH3に登場したスラッシュアックスが実装される。MH3ではガンランスが消えていたため、ユーザーからは結構不満が出ていた。
 また攻撃モーションも見直されているため、従来作品とは多少勝手が違う可能性もあり、その部分からやりこんでいく必要があるとも言える。
 それと、MH3から新フィールドを追加してはいるが、水中のフィールドは加わわらない予定で、もし水中を実装する時があるとすれば…それは多分、MHP3rd Gが発売される時ではないか…と私個人は予測する。
 また他ソフトとの連動もある。
 先日発売された“モンハン日記 ぽかぽかアイルー村”のセーブデータがPSP内にある場合、オトモアイルーに特別な防具が加わるようだ。…なんとも上手い商売である。
 なお、この“モンハン日記 ぽかぽかアイルー村”だが、MHP2nd Gのセーブデータがある場合は、MHP2nd Gで一緒に冒険していた自分のオトモアイルーを登場させる事ができる仕様になっている。ますますもって上手い商売である。
 最後に、今回のMHP3rdもインフラストラクチャーモードでの通信プレイに対応するようだ。
 MHP2nd Gの時は、インフラストラクチャーモードで新しいクエストの配信を受ける事が出来たが、それと同じ仕様なのか、それとも協力プレイ時にインフラストラクチャーモードが利用できるのかはわからない。
 ファンタシースターポータブル2のように、インフラストラクチャーモードで協力プレイが出来たなら、同じ場所に集まらずとも仲間で狩りに出かける事ができる事になる。おそらく、ほとんどの人が待ち望むスタイルではないかと思うのだが…。
 ちなみにMHP2nd Gでは、PS3を経由したアドホックパーティによる遠隔協力プレイは可能だった。おそらくMHP3rdもそれには対応しているだろうが…やはりPSP単体でインフラストラクチャーモードによる複数人プレイができる方が望ましいと言える。
 MHP3rdだが、東京ゲームショウ2010にてプレイアブル出展される事が決定している。
 気になる人は9月18~19日に幕張メッセに行って、その目で確かめるのがいいだろう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version