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感情の制御ができない

 昨日、どうしても納得のいかない事があった。
 自分の言っている事と言われている事が紛れもなく同じ事であるにも関わらず、それでいて私の言っている事が間違っている、と断言され、こうあるべきだからこうしなさい、という事を散々言われ続け、それに対して「はい」と言っているにもかかわらずなかなか解放されず、その内私が投げやりに返事した事が気にいらないという事になり、さらに自分は意見として言っているのに何だその言いぐさは!…と最初の話と違う流れに持って行かれたのである。
 どう考えても最初は一つの意見ではなかった。どちらかと言えば私を否定していたし、命令に近い形の話だった。
 相手は私よりずっと年上で会社の中では私よりもずっとキャリアがある人。
 だから私はその人の言っている事そのものを否定もしていなければ納得もしている。正しい事を言っていると思っているのに、結果的に私の話は受け入れて貰えず、ただやり玉に挙げられた…そんな感じである。
 正直、私にどうしろと? と言いたい所なのだが、私にも反省点はある。
 少なくとも、私は相手の話に対して投げやりな態度を取るべきではなかったし、不遜な態度が多分表面に出ていたハズだ。
 だからその部分は私の反省すべき点であり、私は自らのそのポイントのみで自らを罰し、律しなければならない。そう考えている。

 だが、感情はそう簡単に制御できるものではない。
 自分の落ち度を納得はしつつも、このままの状態で収められる程、私は立派な人間ではない事がハッキリわかった。
 なので、私は即座に退職願伺いを書き上げた。
 少なくとも、私の不遜な態度は組織の和を乱すもの。そう考えたからである。


 自分だけが悪いという方向に持って行くのは正しくないかもしれない。
 だが、私が罰し、律する事ができるのは自分だけ。
 だから自分がまず土俵の上に上がらなければならない。
 組織の和を乱すものとして、退場する事を選ぶというのは、ある意味、この和の中に自分が溶け込んでいくことができない、という事の表れでもある。

 少なくとも、私は今の会社でこのような状態になった事は今まで3回ある。
 1回目は入社間もない頃。
 何も教えられないのに仕事ができないという烙印を押された時には、真剣にこの会社で働く事はできないと思った。事実、私が入社する前は定着する人が極端に少なかったという事実がある。教えられずに仕事ができる人というのは、この世に一体どれだけいるのだろう?
 新しく入ってきた人というのは、わからない事すらわからない事がある。わからなければ尋ねてくれ、とはよくいう言葉だが、まず何がわからないのかすらわらないのである。
 だから私は自分が感じた事を他の人が感じないように、私の後から入ってくる人には自分から話しかけ、曖昧な言葉からわからない事を導き出し、説明するようにした。
 自分で言うのも何だが、私以降の中途採用者の離職率は激減した。統計は取っていないが、間違いのない話である。

 2回目は「いてもいなくても同じだよね」という言葉を聞いたときである。
 これも入社して3~4ヶ月の時の話である。
 だから私の感情爆発した理由も1回目とあまり変わらない。説明もせずに仕事が出来るわけがない。それでいてこの台詞を真っ向から私に言い放つ事ができる人がいる、という事が感情爆発に拍車をかけた。
 納得がいかない、とかそういうレベルの話ではない。
 人として、の問題である。

 そして今回が3回目だ。
 実は2回目から3回目の間に、数回退職願に進んだ事はある。
 ただ、その時は今ほどの感情爆発にはならなかったし、納得できる部分とできない部分の棲み分けを行ったりして、まだ自分の理性が保てた。
 だが、感情が一度爆発してしまえば、そんな理性は吹っ飛ぶ。
 自分の落ち度を判断するだけの理性があるじゃないかと思うかもしれないが、それは自分を振り返っているだけの話であり、自分に絶対の自信がない表れでもある。
 ただ、この感情爆発の主たる部分に、どうしても自分以外の要素で納得できない部分があれば、話は変わってくる。もう制御がきかない。

 今回の一件で、おそらく私の直接の上長は私の感情爆発がなぜこんなに大きいのかを理解できていないかもしれない。他愛もない言い合いの中の事だからだ。
 だが、感情が爆発するキッカケは問題の大きさには無関係だ。
 特に人を受け入れる受け入れないという部分において、相手の言っている意味をまるで理解しようとせず、自分との違いを見いださないにもかかわらず威圧的に圧倒し、相手が自分に準じる…いや、ある意味屈服しなければ態度を一変する、というのは、私の中では絶対に納得がいかない話である。

 まずは書いた退職願伺いが、どのような結末を向かえるのかを見定めなければならない。
 相手は私より長いキャリアの持ち主だ。
 私はといえば、勤続5年程度のぺーぺーである。
 普通であれば、私の言い分は却下されるかもしれない。却下された後の事すら、私には考える余裕もないまま、今回は退職願伺いを書いたのだから、如何に私の感情が制御できないものだったかが窺える。
 今回、私は自分の株を大幅に落とす事になるかもしれない。
 あとは経営者がどういった視点で今回の件を見定めるのかを見守るしかない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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3 Responses

  1. 関西の人 より:

    今の世の中、キャリアで仕事ができるできないが決まるのはおかしい。
    普通は、上司や先輩とトラブルになった場合(または、意見として聞いてもらえない場合)は、その一つ上に話を持っていき、それでもダメならもうひとつ上にとするべき。
    というか、もう武上さんはやっていて、上の方が動いてくれないのかも知れないのかもしれないけど。
    もう今の会社は、状況が許すなら、さっさと退職すべきだと思います。
    今までの経緯を見ていても、責任だけ渡され、その権限や報酬が全く付随していない。
    外部の私が言うのは簡単なんですが、(文面)見てるだけでも辛いです。
    そろそろ動いても良いのではないでしょうか、

  2. より:

    お久しぶりです。
     相変わらず不遇な状況ですね。
     でも一つだけ言わせてもらうと、武上さんは真面目すぎるんですよ。だから、上の人がターゲットにしやすいんだと思います。
     私と同じ職場にいた時もそうでしたが、武上さんは勤続年数に比例しない仕事をするケースが多かったです。それだけ、武上さんは見る人が見れば優秀なんだと思います。
     思い出してください。武上さんの同期の人で、社長直属で自由行動が許されていた人間が当時何人いましたか?
     おそらく今の職場でも似たような事が起きている可能性があります。
     だからこそ、ちょっとキャリアのある人からすると、真面目な武上さんをターゲットにとりあえず威厳を示しておくか…となるのかもしれません。
     まぁ、そんなに悪いキャリア組ばかりではないのかもしれませんが、武上さんが目立つ存在である事は間違いないのだと思いますし、それ故に一言も二言も言いたい古株がいるのだと思います。
     それと、今の会社でも武上さんの味方はいると思います。武上さんは、私の知る限り部下の面倒見はとても良いので、武上さんを頼ってくる後輩はたくさんいるはずです。今でも武上さんから教わった事だと言って、教訓を口にする人が私の周囲にいますよ?
     そういう人が、今の武上さんの状況を目の当たりにした時、どう考えるかをもうちょっと考えてあげてください。そう考えれば、武上さんを支持する人の為にも、感情のコントロールをちゃんとできる人になってあげなくてはならないでしょ?
     厳しい事を言いますが、私たちの業界ではその感情制御を間違えただけで破滅に向かう人もいます。
     武上さんはそういう人にはならないと思いますが、人一倍感受性が高い武上さんは、時折火の付いたダイナマイトみたいな事をするので、当時私もハラハラした思い出があります。
     あれからもう数年経過しているのですから、そういう所は成長しましょうよ?
     なんて偉そうな事、私にも言えないんですけどね。
     でも、私がこういう考え方をするようになったのは、他でもない、武上さんの教えですよ?
     師匠がそんなでどうしますか(笑)
     なので、辛い所もあると思いますが、よくよく考えてください。武上さんなら考えられる事ですよ、きっと。
     がんばってください。
     えーと…いつも見ているだけで、こんなトラブル系の話の時ばかりに出てくる嫌な女だな…とか思わないでくださいね(笑)

  3. 武上 より:

    >関西の人 さん
     今回の件は問題となる部分があまりにも単純すぎて、バカバカしくなるぐらいの問題だけに、感情爆発しやすい問題でもありました。
     一応、経営層に直接話をする場が得られたので、その場で状況の説明と今後の対策、そして私の退職願伺いについて話をします。
     ま、退職願は聞き届けてくれないとは思いますけどね。ただ、話す内容があまりにも単純かつバカバカしいので、些かどうしたものかと…。
     結局、私の前職はいわゆる新しい考えを持った企業であったわけで、そこの常識が旧来の企業では受け入れられないという事だと思います。
     但し、旧来の考え方しかできない企業が今後生き残っていけるのか? という問題はあるでしょうし、そうした企業でも経営層の中には現代に合わせなければならないと考える人もいます。
     なので、まずすべてをフラットにして考えていく必要があると思います。
     とりあえずは審問官との話し合いで次の展開に繋げていきます。
    >遙 さん
     お久しぶりですね。
     随分と私を高く買ってくれていますが、私はここ数年で以前よりずっとダメな人間になってしまったと思っています。
     周囲に慣らされた…と言えば実に自分に問題がないような言い方になりますが、実際、前職で関わっていた人たちの方が先進的だし、業務に対する情熱とかやる気はずっと上です。
     そういう中にいると、私自身も今の環境に慣れてきてしまっていて、自堕落へと変質してしまった感じです。
     そこに来て、会社組織を大きく変えるプロジェクトの中核メンバーに任命されたので、私のモチベーションが異様に上がったのかもしれません。しかし、周囲はそれほどでもなく、また一部の旧勢力の中には私をよく思わない人がいるのかもしれません(もちろんそうでない可能性もあります)。
     そうした人たちとの衝突を今後どう考えていくのか? また、私自身の人間力の向上をもっと促進しなければならない、など問題は山積みです。
     ま、ほとんどは私がいかなる状況下にあっても堪え忍ぶ事が出来、すべてを受け入れるだけの度量を身につければ良いだけの事かもしれません。
     しかし、どうしても事象をスルーする、という事ができないのです。何をするにも全て真面目に受け止めてしまう…これが恐らく問題にならない事でも問題にしてしまう事の最大の原因なのかもしれません。
     スルー能力をどうすれば身につけられるのか?
     今後の課題ですね。
     でも私にこうしろ、なんて事を言ってくれるのは貴女だけですよ。
     言われて感じたのは、結構私は自己中心的なんだな、という事。たしかに私の後にいる人達の事を考えたら、もっと堪え忍ばなきゃならないですね。
     肝に銘じて次に活かします、ハイ。

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