USB3.0接続といっても…

 昨日に続き、PCのリプレースをずっと続けている。
 出てくる問題は解決したり、しなかったり、意味もなく解決してしまったり、解決方法が謎だったり…と、実に多彩な問題が出たり消えたりしている。
 その中で、一つ重大な問題が解決できない事が判明した。
 というか、解決方法が多分提供されないだろう、という事である。
 それがUSB3.0接続のCentury製増設HDDユニット“裸族の集合住宅”である。

 5つのHDDを接続できると言うところが最大の魅力ではあるのだが、それ故に問題もあるようで、eSATA接続の場合はポートマルチプライヤー対応のポートでないと複数のHDDを認識しないし、USB3.0接続であってもHDDを認識できない場合があったりと、実に不安定な部分が多い。
 しかもeSATA接続の場合はおそらくは問題ないかもしれないが、USB3.0接続の場合、せっかくPCの電源と連動しているにもかかわらず、PC起動時(最初のBIOSの読み込み時)に電源が入っていると、PCが起動しないという問題が出る。
 つまり、PC起動時にはこのユニットの電源を切っておいて、OSのロードが始まったぐらいに電源を入れてやらないと使えない、という事である。
 結構便利な使い勝手のような事がパッケージには書かれているが、実に前途多難なユニットである。


 この起動問題は露呈するのは速かったが、解決方法を導くのにも時間はかからなかった。
 電源落とせばPCが起動できるから当たり前といえば当たり前なのだが、この問題解決のさなかに別問題が発生したからトラブルが長引いてしまった。
 OSのロードがある一定まで進んだタイミングで電源を入れた場合に、HDDを全く認識しないという問題が発生したのである。
 USB3.0のコントローラーがデバイスを見つけてはいるのだろうが、そのデバイスを認識しきれていないようで、HDDをマウントしないのである。
 結局、この問題の解決は確実にコレをやると無問題、という解決方法を見つけるに至らなかった。ただ、起動時のタイミングの問題が大きいという事だけが分かったため、現在ではその方法で対処している。
 ま、使えないワケではないから、使える方法で使っていくしかないのだが、不便と言えば不便である。
 特に、今回はマザーボードでSATA接続のHDDがいくつか認識されないという問題が出ている事もあって、このUSB3.0接続のHDDユニットは重要性が高い。
 それだけに…問題があっても使わざるを得ないのが実情なだけに、こちらにもトラブルがあるのが残念でならない。

 あと、この起動時の問題がある事でもう一つ問題がある。
 それはPCがスリープ状態になった場合、その復帰も影響がある、という事である。
 だから復帰させる時は一度ユニットの電源を切ってからPCを復帰し、その後でユニットの電源を入れてやらねばならない。
 最初これが分からなくて“PCがスリープする=フリーズする”という勘違いをしてしまっていた。

 いやはや、今回の自作PCは実に前途多難なPCになってしまった。
 性能は申し分ないが、安定性がココまで犠牲になると次のPCはメーカー製でもいいかな? とか思ってしまう。
 ただ、SSDの速さには脱帽ものである事はよくわかったし、メモリを32GBも搭載したおかげで今現在8GBをRAMディスク化し、そこにダウンロードデータを一度仮置きする方法を採っている。これも爆速で処理出来る為、こういう部分の性能は実に申し分ない。

 一度マザーボードのBIOSがアップデートできるようならやってみて、もう一度SATA問題が直っていないかを確認すべきと思っている。
 これで直っていたらもう少し使い勝手が良くなるのだが…それとも初期不良でメーカーに戻すか…。
 まだまだ考える事は尽きないという事である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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