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いよいよ発売された新型iPhone

 iPhone5sおよびiPhone5cがいよいよ発売になった。
 銀座のアップルストア前には700人が行列を成したと言うが、日本人はホントにApple製品が好きな人が多いようで、Appleが業績を落とした近年の中でも日本の売上はその逆を言っていたと言うから、Appleからしてみれば日本市場は有望な市場の一つという事になるのかもしれない。
 今回のiPhoneで日本の3キャリア全てがiPhoneを扱う事になったのは周知の事。私自身、いよいよdocomo参入か、長かったな…と思うだけの事であり、docomo優位という気持ちは今更全くといっていいほどない。
 docomoは確かに日本最大のキャリアと言ってもいいが、他2社がそのサービス内容では既に射程圏内に収めていて、SoftBankでは繋がりやすさは日本一とか言い放っている。これも統一された調査結果から出た内容かは一概に怪しいから、SoftBank優位とは言えない状況と思っているし、実際、銀座のアップルストアで3キャリアの接続率を計ってみたらauが他2社を圧倒的に引き離して通信速度が出ていた、という調査結果もある。
 結局の所、無線通信はその場所によって3キャリアの得手不得手が出たり、場合によっては同じ場所でもタイミングによって異なったりもする。それをつながりやすさという指標だけで全てを語る事そのものが無意味であり、使う人が自己責任で3キャリアから自分が使用するキャリアを選ぶという結果だけがそこに残ると言える。

 料金設定で言えば、若干auとSoftBankが有利か? とも思えるが、それも微々たる問題であり、結局は使う人が納得するしか道がない。だから今回の新型iPhone2機種は、消費者が「これ」と選んだキャリアで購入するのが一番という事になる。3キャリアの利点欠点を挙げていけば、この論争に終わりは見える事はないだろう。

 私自身が注目したいのは、今回のiPhone5sは結局3キャリアともSIMフリー版ではなかった、という事実と今やiPhoneに押されて撤退まで表明している日本の電機メーカーの今後の動向、そしてスマートフォンの在り方が今後どうなるか? というところに集約される。

 今回、3キャリアもSIMフリー版での提供をしなかったのは、ユーザーに対して優しくないな、と思わざるを得ない。おそらく端末の購入金額に差があるための措置なのかもしれないが、日本がスマホ(ケータイも含めて)=キャリアのものという認識が未だ抜けきっていない事をそのまま意味しているように思える。
 そもそも通信キャリアはその通信がサービスであって、ハードウェアは付随するものに他ならない。だからハードウェアはそれだけで存在し、あとは通信キャリアのサービスを享受できるSIMカードをユーザーが選べるような形がもっとも望ましい。というか、欧米ではその動きのある所もある。
 今までは通信キャリアが電機メーカーにハードを作らせていた…という文化があり、その流れで日本のケータイ市場が作られてきたが、今やその動きも過去のものになったハズで、日本市場に縛られている古い体質があたらしい動きを拒否しているようにしか見えない。
 私などは、SIMロックなどすぐにでもフリーにしてしまい、純粋に通信サービスだけで勝負する姿を見せる方が、ユーザーの支持を得られるのではないかとすら思える。
 実際、GoogleのNexusシリーズなど、SIMロックがかけられていないものもあり、好きな通信キャリアのSIMカードを入れて使うことができる。これは通話はできないからかもしれないが、それが受け入れられているという事実は、市場がそろそろ認めないといけない時代になったと思うワケである。


 今回のiPhone5s、iPhone5cはSIMロックフリー化はできなかったが、私はiPad mini2(仮)はそろそろそうしたキャリアとは別の視点で販売して欲しいと思えてならない。
 MVNOサービスを提供しているメーカーのテコ入れというわけではないが、通話ではない通信トラフィックをメインにビジネスをしているMVNOキャリアは、確実に低価格サービスでユーザーの幅を広げてきている。これらMVNOサービスを活性化させる可能性が、タブレット端末であり、通信キャリアはこのMVNOサービスで商売する事を視野に入れた方が良いように思える。今の所、こうしたMVNOによるサービスを展開しているのがdocomoだけであり、今のMVNOキャリアは全てdocomoの回線を間借りしている。私は他2社もこうしたサービスへと足を踏み入れる時期に来ているのではないかと思うワケである。特にSoftBankは。
 つながりやすさNo.1を公言していて、そのサービスも拮抗できると自負するなら、SoftBankはぜひともMVNOへ参加し、そこでもdocomoと争って欲しいものである。
 もし、MVNOの中にSoftBank回線を使用したものが出てきて「docomoのMVNOより安いです!」と言ったなら、私は今MVNOサービスを受けている人の半分くらいは揺れ動くのではないかと思う。
 auは…通信方式がちょっと特殊であるため、docomoとSoftBankとは違う端末を使わなければならない問題があるため、MVNOへの参加は難しいかもしれないが、auも何時までもその特殊性に縛られていて良い理由はないわけで、これも時代の流れと共に何かしら変化を見せるかも知れない。

 いろいろココで長々と書いたが、要するに使う側がどう使っていくか、そしてそれに必要な通信というメソッドがどの程度のものが必要なのか、そういうのをそろそろユーザー自身が知る必要があり、その各個人の判断が大きくなってくれば通信キャリアも考えねばならなくなり、より多彩なサービスへと変化していく、という事である。
 今は通信キャリアにユーザーが踊らされている所が見受けられる。それでは今あるサービスを受けるだけで、自らが望むサービスを通信キャリアから引き出せていないことになる。
 例えばスマホの月額料金が、毎月ほとんど変わらない人がいたとする。
 多分それ…ほとんど通話してないだろ?
 だとしたら、ホントにスマホが必要なのか? SIMロックフリータブレットにして、MVNOサービスで格安SIMを契約した方が月額利用料金が少なくなるんじゃないのか?
 それでも通話するデバイスが必要だ、というのなら、ガラケーでも契約すればいい。元々通話をあまりしないのだから月額3,000円もしないプランで十分なハズだ。
 2端末に分かれるかもしれないが、これで総額にして月額3,500円くらいの通信費で、今やってる事とほぼ同じ事が出来るハズだ。
 スマホに固執している理由は何だ?
 ユーザーはまずそれを意識すべきだ。そしてその意識が個人から集団へと増えていったとき、通信キャリアは今のサービスの状況ではやっていけない事を悟ることになる。そうすると、新しいサービスがそこで創出されるワケである。
 需要と供給。
 本来なら、需要を満たすために供給があるのであり、供給されるから需要となるわけではないと知った方がいい。今のままだと、企業に良いように踊らされるのが関の山。まずはそれを知るべきである。

 と言うわけで、前から言っているように、私はiPhone5sは購入せず、iPad mini2(仮)の登場を期待しつつ、そのSIMロックフリー版を狙って行こうと思っている。来年の夏前になれば、iPhone5は解約する事になるだろう。
 自分らしい使い方を今一度考える。
 これができれば、通信費以外に消費するお金を増やす事ができる。そして通信以外の業種が多少でも潤うことができる。急激に増えた通信業の売上拡大に歯止めをかけ、全業態の売上向上を狙って行くには、こうした正しい需要と供給の姿に戻してやらねばならない。
 小さな事かもしれないが、こうした見直しは個人の生活のほとんど全てでやるべきだ。
 有効なお金の使い方ができないと、企業に踊らされるだけである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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