サービス開始から20日以上経過したが…

Final Fantasy XIV(以下FF14)がサービスを開始して22日が経過した。
要するに3週間が経過したわけだが、相変わらず凄まじい人気である。改善されはじめたログイン状況ではあるものの、未だにすんなりログインできない状況の時もあるぐらいで、32万人のユーザーをいきなり抱える巨大コンテンツになった事を実感する。
今でこそ30分間操作がなければ自動ログアウトする機能が付いたためにログインしやすい状況になったが、この施策が行われる前はログインゲームと呼ばれるほど酷い状況だった。今はそれほどでもないが。
私は比較的毎日ログインに挑戦し、ログインできる日は1時間程度はプレイしている。
初期職業8クラスは、本日すべてLv15以上になり、Lv15で開始できるクエストまで全てクリア済みとなった。
あとはメインクラスLv30&サブクラスLv15で開始できるジョブを取得できるように動くだけだが、竜騎士は先日転職できるようになり、今後残りをどうするか検討中である。

結構進んでるな、と思われるかもしれないが、実はそうでもない
進んでいる人はサービス開始2週間程度(もっと早い人もいたかもしれない)で、今実装されているメインクエストを既にクリアしたようで、街中で“魔導アーマー”を見かける事も多くなった。大きなメカがガシャガシャ動く様は、壮観かつ邪魔で(爆)、人混みの多い所で乗り回すなよ…と言いたくなる状況だが、それがメインクエスト終了の証しである。
私はメインクエストを先に進めるか、それとも二つ目のジョブ取得に動くか、或いはクラフター職を何かしら選んで内製アイテムで資金を作るかで今悩んでいる。
こうした悩みを抱えつつ、仮想空間でキャラクターの人生を悩み考えるのもMMORPGの醍醐味である。

5年10年を遊び続けるコンテンツが、こうしたMMORPGの通常の流れだが、このMMORPGの本当の難しさは、プレイするユーザーのゲーム進行速度がそれぞれ違うという事と、スタートする時期がそれぞれ違うという部分である。
一斉によーいドンでスタートしたとしても、1週間後には進行速度が異なっていてキャラクターレベルに差が生まれているのがMMORPGであり、こうしたズレがサービスの提供で内容が滞ってしまったりする原因になる。
また、スタートする時期が早い人はサービス開始時から、遅い人だと一年後だったりする。このことで、後から始めた人が現在のトレンドに付いていけず、サービスのオイシイ所を享受できずに消えていく、なんて事も良く聞く話である。
長寿のMMORPGは、これら問題を運営側が真摯に受け止め、細かなサポートを行っているのが特徴的である。
少なくともFinal Fantasy XI(以下FF11)でいろいろ学んできたスクウェアエニックスであれば、この辺りは上手く吸収できるだろうと思うが、実の所FF11は後発組がなかなか馴染めない作品だったという事を私は実感した事がある。FF14で私のように感じる人が出てこないような措置を、今のウチから考えておくことは重要かもしれない。
特に、FF14にはレベリングダンジョンという、一定のレベル制限のあるダンジョンがあり、しかもそれらダンジョンはパーティでないと参加できないという仕組みがある。コンテンツファインダーで、知らない人ともパーティを組みやすくしているとはいうものの、後発組が参加した時に、それらダンジョンに参加しようという先発組がいなかったり、同時進行組がいなければ、システムとしては優秀なコンテンツファインダーが実装されていてもパーティを組む事ができない。ここらへんは既に運営側も気づいているとは思うが、問題になる事を想定した上で、1年先を見つめていなければならない問題だ。

そうした問題を暗部に持っているとは言え、現時点でのFF14の動きは大成功を収めていると言える。
何故最初からこの動きをしなかったのかが気になる所だが、それは今更の話。これからを語る上で、過去の轍を踏まない運営の仕方をしてくれる事を祈りたい。

純粋に昔ながらのRPGをプレイしたいという人には、私はドラクエXよりもFF14の方がその流れを組みつつMMORPGにすんなり入っていけるコンテンツではないかと思う。
今はより多くのユーザーを欲していないかもしれないが、そういう「ちょっとやってみたいな…」的な人をより導入する為に、今後お試し期間(もしくはお試しプレイレベルキャップ)を導入すべきではないかと思う。折角良く出来たゲームなのに、間口を広げずにいるのはもったいない話である。
ま、その話も当分先の話になるだろうと思うが。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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