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カメラを深く知るという事

私の周辺がデジカメで騒がしくなった、という話をちょっと前にしたが、それに触発されて私自身も目がソチラに向かっている。

焦点距離と画角による違い

焦点距離や画角というものをキットレンズを使っている場合は、あまり気にしないことかもしれない。というのは、キットレンズはズームレンズだから、自分で撮りたい画角や焦点距離を変化させられるため、自分の立ち位置を変えなくても望んだ構図を得られる事が多い。
しかし、単焦点レンズではそういうワケにはいかないわけで、しかも特有の癖、というか、特徴があるため、最終的な絵の見え方が全然変わる。
だから、単焦点レンズを使うという事は、そうした特性を知っておいた方が良いわけで、より良い絵を撮る為には、そうした知識が必要という事になる。

例えば、50mmと90mmの場合、自分の立ち位置を変えれば論理的にはほぼ同じ絵が撮れるハズなのだが、画角が違ったりするため、同じ絵にはならない。
具体的に言うと、50mmで撮影したときと90mmで撮影した時では、被写体とその背景の距離が50mm撮影時より90mm撮影時の方が短く見える。これは圧縮効果と呼ばれるもので、広角撮影の方が背景に対して被写体が大きく写るという特性の為、そうした違いが生まれるわけである。
この原理の為、人物を撮影する際、広角レンズの場合ではそのカメラポジションが悪いと、人物の足が短く見えてしまう。人物撮りの場合85mm~90mmレンズが理想と言われているのは、コレが原因…なのかどうかは分からないが、先人の知恵で焦点距離と画角の関係を予め知っておけば、そうしたミスのない写真が撮れるのである。

ボケとは?

ボケ味のある写真を日本人は好むが、そもそもこの「ボケ」とは一体何の意味なのか?
知っているようで知らない人は多いと思う。
かくいう私もその一人。なので調べて見た。

ボケとは、早い話がピントが合っていない、という事である。
但し、これは写真全体がピンボケになる、という事とは意味が違う。ボケ味のある写真でも、ちゃんと撮影していればどこか一ヶ所はピントが合っているわけで、ここで言うボケとは、まさにそのボケの事を言う。
ボケの大きさを錯乱円径と言うのだが、この錯乱円径が小さいと被写体の全部にピントが合っている(結像している)ように見える。ピントが合っているように見えるボケの大きさを許容錯乱円と言い、またピントが合っているように見える被写体までの距離範囲を被写界深度と言う。
つまり「被写界深度が深い」とは「錯乱円径が小さい=ピントが合う距離が長い」ワケで、「被写界深度が浅い」とは「錯乱円径が大きい=ピントが合う距離が短い」という事になる。
錯乱円径が小さければボケも小さくなり、錯乱円径が大きければボケも大きいというわけだ。
さらに言うなら、ピントが合う距離が短ければ、奥行きのある絵の僅かな部分しかピントが合わず、結果としてその背景がボケる事になり、ピントの合う距離が長ければ、全体的にピントが合い、パンフォーカスのような写真に仕上がるわけである。

単純な話ではあるのだが、よりシビアなピント幅にする事でボケ味を出す事ができ、ラフにピントを合わせる事でパンフォーカスになる、という風に考えてもいいのかもしれない。

言葉だけでは難しい

正直、言葉だけで説明しようとすると、かなり難解な内容だという事はよく分かる。
書いている自分が一番説明できていないな、という事を実感しているのだが、参考までに私が読ませてもらっているサイトを2つ紹介する。

DPHOTO
http://www.dphoto.jp/

フォト爺のホームページ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~photojii/index.html

DPHOTOは、撮影テクニックなどが主に解説されていて、フォト爺のホームページでは、理論的(数学的)に構造から解説されている。
写真は感性的な部分と理論的な部分が融合しないと狙った絵が撮れないため、どちらも重要な情報だと言える。
両サイトとも、作者に感謝しつつ、読ませてもらっているのだが、詳しく知る、という事はこういう事なのか、という事を考えさせられるサイトである。

知識ばかりで頭でっかちになる事が良い事とは思わないが、知識を得ることで実際の撮影シーンをよりアクティブにできる事は間違いない。
原理を知り、テクニックを知る事で、より良い写真の撮影が量産できれば、それは即ち、その人の撮影技術が向上した、と言えるだろう。
早く私もそのようになりたいものである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    紹介されているWebサイト、私も見に行ってきました。
    なるほど、これはためになりますね。
    何より、素晴らしい写真が沢山載っているので良い刺激になります。
    投稿写真サイトで、よく「面白い写真」と評価されている作品を見かけるのですが、真似しようとしてもなかなかうまく行きません。
    その域に踏み込むのは、こういったサイトで知識を蓄えて、経験を積んで基本を押さえた後なんでしょうね。
    何事も基礎が無ければ応用も出来ないと言う事なんでしょう。
    根が理系なんで、こう言った知識を押さえておきたいって欲求もありますし。
    まだデジカメ初心者の私は、兎に角色々なものを撮ることにしています。そうすることで、ようやくカメラの操作に慣れてきました。
    いやー、何枚撮ってもタダってのは素晴らしいですね!w

    あとは…センスを磨かないと…orz

    • アバター画像 武上 より:

      カメラは理論的側面と感覚的側面を併せ持つ、実に希有なアイテムではないかと思います。

      なのでメカニズムは頭で考え、構図はセンスで身につける…そんな必要性のあるデバイスなんだと思います。
      …むずかしいな(爆)

      私も何か投降…じゃなくて投稿した方がいいのかもなぁ。

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