こういうのにも行ってみたい

まぁ…最近妙にデジカメ関係の話が多いのだが、それだけ周辺含めて今デジカメが旬だという事で。

広島でカメラの大中古市

6月8日、広島県で初というカメラ大中古市と写真用品のアウトレットフェアーが開催される。
主催は広島県写真材料商組合で会場は広島マリーナホップマーメイドスペースで行われる。
その名の通り、中古カメラやアウトレット用品の販売、カメラ用品の無料の下取り・買い取り査定、カメラやレンズの点検などが行われ、他にもレンズ交換式デジタルカメラのセンサークリーニングをも実施される。クリーニングの費用は1,000円となっている。
掘り出し物があるんだろうなぁこういう中古市は、意外なまでに掘り出し物が出てくるわけで、興味がある人が行けば何かしらそういうものが見つかる。特に今回は協賛として富士フィルムイメージングシステムズが名を連ねている為、富士フィルム製のカメラなどを持っている人からすると、思わぬシロモノが手に入るかも。

レンズ資産を増やすためにも

こうした中古市では、カメラ本体の掘り出し物もそうだが、やはりレンズの掘り出し物をぜひとも見つけたいところ。
レンズ交換式カメラになると、カメラ本体よりもレンズの方がメインになりがち。何しろ、レンズさえ持っていれば、アダプター等でそのレンズを活かせるワケで、カメラライフの幅を広げる事ができる。
もっとも、レンズのパフォーマンスを最大限に活かそうと思えば、アダプター経由というのは避けたいところだが、それでもレンズは手段でしかなく、撮影画像(昔はフィルムだったが…)として面白いモノを得られれば良いという視点で見れば、そうしたアダプター経由であっても、良い絵が撮れるならレンズは立派な資産である。
ま、それがレンズ交換式カメラの利点でもあり、醍醐味である。
こうした中古市では、今では手に入らなくなったようなカメラやレンズが出てくるため、そういうのを探すだけでも面白いというものである。

レンズが欲しい

E-M1を持っている私としては、今はレンズが欲しいところである。
手持ちのレンズがM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROのレンズ1本のみだからだ。
本当の事を言えば、この標準ズームレンズ以外に、望遠ズームレンズを1本、手頃な単焦点レンズ1本とあと2本は欲しいところなのだが、レンズはマイクロフォーサーズといえども1本数万円はするので、中々購入するに至らない。
先日知人はE-M10のWズームレンズキットを購入し、最初から2本のレンズを手中にしていたにも関わらず、その後即座に45mmの単焦点レンズを購入した。マイクロフォーサーズで45mmだから、35mm判換算で90mmと、中望遠に属する単焦点レンズだが、実に羨ましい。
私も単焦点レンズは1本欲しいところだが、25mm(35mm判換算で50mm)と45mm(同90mm)で揺れ動いている。
というのは、今手持ちにある12-40mmというレンズの性能を考えると、25mmという焦点距離はそのど真ん中に位置するワケで、PROレンズで代用できてしまう可能性があるからだ。
もっとも、単焦点レンズはF1.8ととても明るく、それに対してPROレンズはF2.8(全域)と、絞り値で単焦点レンズに分がある。
25mmが良いのか、それても45mmで中望遠で狙うか、実に悩みどころでもある。ま、悩んでるだけで買えないワケだが(爆)

その前にズームレンズを買えば良い…という話もある。
40mm以降の望遠で40-150mm F4.0-5.6というズームレンズがオークションなどで格安で売られている。これは、OlympusのPENシリーズなどのWズームレンズキットに付属しているレンズで、そのレンズを単体で売っているから、格安の15,000円~22,000円で出回っているのである。定価で買えば4万円くらいするものである。
この望遠ズームレンズを1本持てば、35mm判換算で300mmはカバーできるワケで、子持ちの人なら、子供の運動会などで大活躍するレンズになる。
ただ、テーブルフォトやスナップで使用するにはこの望遠レンズはあまりにも望遠過ぎて使いにくい。ブツ撮りなどを多用する人は、こうした望遠ズームレンズよりも、手頃な単焦点レンズの方が使い勝手がいい為、私としても悩みどころである。
私の場合、実際には、手持ちの12-40mmレンズがあまりにも優秀すぎて、25mmの単焦点レンズが必要なのか? という所を一度考えないといけないわけだが、こういうのを悩むのも楽しみとなっている時点で、随分と深みにハマってるな、と思うワケである。

カメラは一瞬を切り取る記憶装置

カメラはアート的に使う人もいれば、純粋に記録として使用する人もいる。
但し、どちらにも共通して言えるのは、その一瞬を切り取っているという事だ。
戦場などでは史実のリアルな記憶の一瞬を記録として残し、大自然を撮影している人はその中にある壮大さが魅せる一瞬を写実に捉えたり、或いは美術的に捉えたりする。
使う人によってその方向性がまるで異なるという、そうした変わった一面があるのがカメラであり、そのカメラを活かすのがレンズである。
フィルムというアナログから、データというデジタルへと今は切り替わったが、デジタルになった事で色あせない記憶を記録とできる時代に突入した。
いつも何気なく見ているものが、カメラのファインダーを覗いた瞬間に違うものに見えた。
恐らく、カメラを使うようになった人でそう感じる人は意外と多いように思う。
それは、その一瞬を捉えて撮るという事の意味を、頭ではなく感覚で理解しはじめたからだと思う。
時間は誰も止められない。だからこそ、その止まらない時間の中にある一瞬を記憶する。
カメラとはそういう装置であり、唯一、時間を閉じ込める事のできるシロモノである。
ぜひ、他の人にも興味を持ってもらいたいデバイスである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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4 Responses

  1. ruser より:

    はい、初っ端からトップギアで散財した知人でございますw
    14-42mmのパンケーキレンズ(キットレンズ)は新しいレンズなだけにやたら薄いにも関わらず綺麗に撮れるのが気に入ってます。
    でも、F3.6-5.6とやや暗めなのが不満に感じまして。特に使用頻度の高いテレ端が暗いのが…。
    それで、値段がこなれてて画質と画角が好みの45mm単焦点を買いに走った訳です。
    ミラーレス初心者で贅沢な悩みだけど、買ったことに全く後悔してません。むしろ、買って良かったとニヤニヤしてますw
    (最近は単焦点付けっぱなしです)
    Wズームキットの40-50mmは…月を撮る以外に使ったことありません。まだ、いつ使うべきかが分からないのです…(´д`)

    ところで、単焦点レンズですが…
    私はワイド側より一部分を撮るのが好きなので全く不満は無いんですが、腕を磨くなら標準レンズの方が良かったかも、とは思いました。
    武上さんの場合は高価なPROレンズ。
    性能は折り紙付きなわけで、そう考えると25mmは悩みますね…。
    しかも、25mmはプレミアムレンズだからまだ高いし。
    こう言うので悩んで選んでと言うのもレンズ交換式の楽しみなんでしょうけれど。
    そうなると、中古市というのは掘り出し物有りそうで気になりますね。
    E-M1はフォーサーズレンズも選択肢に入るし。

    レンズはホント、奥が深い。ハマると二度と浮いてこれなさそうです。(^_^;)

    • アバター画像 武上 より:

      45mmの単焦点、モノは良いと思っているのですが、実は撮影最短距離が50cmとちょっと距離があるなぁ…と思っていたりします。
      ヘンな話ですが、ウチの12-40mmレンズは、全域で最短撮影距離が20cmを下回るのです…。
      つまり、F2.8という明るさではあるものの、35mm判換算で80mmまでは、撮影最短距離が20cm未満で撮影が出来てしまうというのが、今の私の状況です。
      ま、ボケ味は単焦点の方が確実に出るので、写真として面白い絵が撮れるのも事実。
      おそらく、満足感はそこから出ているのだろうと思います。

      どっちにしても、レンズは沢山持ってる方が良いと思います。
      そういう意味で、私は最初に何を買うべきかを悩んでいる、という感じです。
      最終的には、基本的な17mm(35mm)、25mm(50mm)、45mm(90mm)は押さえておきたいレンズになるでしょう。
      まぁ、85mmが買えればベストだとは思いますが。

  2. ruser より:

    懸念点については、その通りの感想です。
    もう少し寄りたいのに近過ぎてAFが迷う事が何度もありました。
    私が使い慣れてないせいだとは思いますが、もどかしいですね。
    ポジティブに考えると、画角と寄れる距離の制限の中でどう撮るか試行錯誤するので鍛えられそうな気がします(これは単焦点全般かもしれませんが)。
    キットレンズと比べると被写界深度が物凄い浅いのも、ファインダーを覗いてると楽しいです。
    花をよく撮るんですが、AFで大雑把にフォーカスしてMFで狙った場所にフォーカスするときに、気付くと息を止めて集中してる時があります。ファインダーで切り取られた世界は夢中になりますね。

    そんな私が次に欲しいと思ってるのは25mmF1.4の単焦点レンズ。
    M.ZUIKO DIGITALのプレミアムレンズも凄く良い感じだったんですが、買うならもう少し明るいレンズがあると楽しそうだなぁと。
    …が、45mm買うのに無理した手前、値段が高くて当分の間は検討すらできませぬw
    今のレンズでも十分過ぎるんで、レンズ増やすより経験積むことにします。
    梅雨の時期はカメラ持ち出しにくいですが、菖蒲や紫陽花は撮りたいなっと。

    • アバター画像 武上 より:

      25mm F1.4になると、パナライカですね。定価で70,000円くらいするヤツかと。
      確かにものすごい解像感だという話らしいので、素晴らしいレンズだとは思いますが、それと比較されているのがM.ZUIKOの25mm F1.8のようで、画質そのものはほぼ同じレベルのようです。但し、F値は0.4分パナライカの方が明るいので、その分のボケ味はパナライカが上のようですが。

      私がレンズを選ぶ基準は、F値のみに寄らないです。
      もちろん、画角、F値も要素の一つはありますが、最短撮影距離であるとか、重量なんかも合わせて、バランスを撮ったところで考えたいところです。
      それと、F1.4にしても、何故F1.4を狙うのか? といった所も考えた方がいいかもしれません。
      F1.8より確かにボケ味はでますが、問題はボケは強すぎると被写体のみを浮き上がらせますが、背景が全く分からなくなるため、被写体が背負っている状況や背景が見えにくくなります。
      ま、ここらへんはシーンによって変わってくるところなので、何とも言えないと言えばそれまでですが。

      まぁ、何はともあれ、よくよく考えた結果で選ぶのが良いでしょう。

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